2回戦13局、石川陽生六段vs森下卓九段のテレビ解説を羽生さんが勤められた。素人にもわかりやすい口調で軽快に解説されていく。
羽生さんが視聴者にもわかりやすい解説をしながら”この手はないです”と語った7四歩。理由は明快、飛車が捕獲されるからだ。その解説の矢先、その手を指す森下九段。
「え~っ!どうするんでしょ?」
それは棋理からして”形勢が不利になる”と現戦況を分析しながらも、”森下九段なら何か自分の考えていない手を見つけているのか”と読み筋のおさらいをし、”いやいや、きっと森下さんは読みぬけしていたんだろう。3筋からの警戒をしつつ、4筋、6筋の攻めを見て、5筋は・・・”と森下九段をよく知る羽生先生は最終結論を出されたようだった。
この一局はこの一手で形勢を損ねた森下九段だったが、石川六段を終盤追いつき逆転もありえた感じがした。なので、終盤はとても見ごたえがあった。しかし、結末は石川六段はその差を維持、勝利した。
局後の感想戦、森下九段は少々顔を紅潮させ、羽生さんの推理とおりの心中を吐露していた。さすがは羽生さん、その心理状況まで読みをつけるとは御見逸れいりました。
羽生さんが視聴者にもわかりやすい解説をしながら”この手はないです”と語った7四歩。理由は明快、飛車が捕獲されるからだ。その解説の矢先、その手を指す森下九段。
「え~っ!どうするんでしょ?」
それは棋理からして”形勢が不利になる”と現戦況を分析しながらも、”森下九段なら何か自分の考えていない手を見つけているのか”と読み筋のおさらいをし、”いやいや、きっと森下さんは読みぬけしていたんだろう。3筋からの警戒をしつつ、4筋、6筋の攻めを見て、5筋は・・・”と森下九段をよく知る羽生先生は最終結論を出されたようだった。
この一局はこの一手で形勢を損ねた森下九段だったが、石川六段を終盤追いつき逆転もありえた感じがした。なので、終盤はとても見ごたえがあった。しかし、結末は石川六段はその差を維持、勝利した。
局後の感想戦、森下九段は少々顔を紅潮させ、羽生さんの推理とおりの心中を吐露していた。さすがは羽生さん、その心理状況まで読みをつけるとは御見逸れいりました。