”玲瓏”管理人のつぶやき

"玲瓏:羽生善治(棋士)データベース"管理人たいがーの独り言(HP更新情報含む)

新潮盗作報道にて

2005年07月29日 | 羽生善治
 週刊新潮8月5日号(7月28日発売)にて「谷川浩司」をバクったか?「羽生善治」本という鮮烈な記事があった。羽生先生の本をほとんど持っている管理人は当然ながらこの「決断力 oneテーマ21(角川文庫)」を購入して読破している。

 まずこの本の感想から。上からモノを言う口調は、いつも相手の立場を考えられる羽生先生にそぐわない。また、羽生先生のコアなファンの方なら個々の内容はそれぞれの講演会などで話されてきたことで、イキナリの展開で引用されているのはとってつけた内容という感が否めない。つまり羽生語録総集編的という感じである。(羽生先生のファンでない方なら、これ1冊でいいと言われる方がいるかもしれない)そして、これだけタイトル戦続いているのにoneテーマを語るという内容についての推敲時間はとてもとれないと推測、将棋の戦略本と違ってこの手の本(というか■■文庫は確実っぽい)はゴーストライターが執筆するらしいことなどから、羽生先生自らが執筆していないとある程度の確証をもって断言できる。

 正直、羽生先生と少々接したことがある方ならば、この本全体の細部にかなりの違和感を感じたことだろう。実は、この際お話すると、とある雑誌の記事も使い回しのものがある。ジャーナリストとして、踏むべきプロセス(原稿の本人確認など)を踏めないとは、本当に憤りを感じる。

 羽生先生は先だっての”さんまのからくりTV”でも将棋の普及につながるのならと2つ返事でOKされている。多くのジャンルの著名人の方と対談するなど露出度は高い。筆者は羽生先生は2つ返事でOKをされているかと推測したが1993~1994年の将棋マガジンを読み返して面白い文を見つけた。「専属のライターをもたない羽生は、対局の忙しい最近では一様に依頼を断っている」いかにも責任感の強い羽生先生のエピソードだ。後日談でこの角川oneテーマの依頼もずっと断り続けた経緯があったことを知った。しかし、最終的にどのようないきさつがあったか不明であるが、ゴーストライターに落ち着いたと思われる。

 そのゴーストライターは、先に発売された谷川先生の「集中力(角川文庫)」の方と同一人物だと思われる節が多い。盗作と言われても実際問題、同一人物が書いているならば盗作になるのだろうか?それよりも、将棋界のことに身を粉にしてご尽力されておられる谷川先生、羽生先生が攻められる道理がない。批判されるべきは、2つの本を比較すればほとんどの人が盗作疑惑を持つような適当な仕事しかできない2流~3流のライターを使用して、両先生の名を借りて売り上げを伸ばそうとした出版社の体質だろう。

さんまのスーパーからくりTV

2005年07月24日 | 羽生善治
 みなさん、TV見ましたか?先週に引き続き羽生さんがお茶の間に登場。しかもバラエティです。

 羽生さんにあこがれる大阪の少年は、羽生さんと対局が決まり「そんなことあらへん」と応えるのも面白かったですね。実現してしまうのはTVの凄いところと、少年が言っていたように羽生さんの器量の大きさでしょう。少年との対局打診に「いいですよ」と2つ返事。ディレクターの「羽生さんと”試合”したい?」という言葉、”試合”には違和感ありましたけどね。

 対局場は東京将棋会館、対局日は6月某日・・・っていつでしょう?悔しいかな特定できませんが、おそらく、放映日が本日とスタジオ収録が3日前ということから、6月23、24日名人戦第7局~7月5日棋聖戦第3局の間かと推測されます。

 この小学校一年少年棋士は口調が大人びているところがアンマッチングで面白い。番組ディレクターに対して「羽生さんに対して失礼な口聞いたらアカンで!」には笑ってしまいました。最初は、一手詰めの詰め将棋で実力を見る羽生四冠。出された瞬間に駒を置く少年棋士。実力を見た羽生四冠は、平手合いで対局開始。しかしあっと言う間、10手で少年投了。そのとき少年は「とうちゃんも話にならんくらい強いわ」にはまたまだ笑かしてもらいました。

 しかし、王将・金将・歩のみとして駒落ち戦を行い、途中羽生四冠の助言もあって、少年が見事勝利を収めました。羽生四冠の揮毫の入った扇子ももらったようです。妙に大人びた口調の少年が、ヒーローを見る顔には思わず笑顔になりましたよね。

 システム更新を水面下で進めています。お披露目までもうしばらく時間ください


勝利です!

2005年07月19日 | 更新情報
 タイトル戦では実に1ヶ月ぶりの勝利です!いやあ、梅雨にも入るし長くじめじめ辛い日々でした。今日は、瀬川さんの佐藤天彦戦を途中一緒に見ながらの応援でしたが、中盤の▲1七桂をうまくとがめましたね。桂捕獲には王将自らで取りに行ったところはスリル満天、桂得してすぐ△3五桂→飛角頭を攻める△2七桂成の一連の動きは「よしっ!」と拳を握り締めてしまいました。

 システム更新情報です。

■雑誌コーナー:レイアウト変更しました。内容も何気に増えたよ。時間を見てもっと充実させないとね

■履歴書コーナー:基本情報レイアウト少し変更、項目少し増やしました。

■戦型別コーナー:今修正中です。そもそも、将棋連盟の出している棋譜Dataに倣って戦型を入れているのですが、将棋年鑑の戦型別統計資料と合いません

どういう風に修正しようかは大体決まりました。まず戦型は”矢倉・振り飛車・対振り飛車・横歩取り・角換わり・相掛かり・その他”だけにすることにします。そして戦型詳細という項目を新たに増やします。そこで”後手一手損角換わり”なーんて入れようと思います。

また棋譜を管理人がもっているかの有無、もっていた場合の取得経路(新聞、雑誌、棋譜Dataなど)、あと観戦記(新聞・雑誌の場合)情報も掲載予定なので乞うご期待!