週刊新潮8月5日号(7月28日発売)にて「谷川浩司」をバクったか?「羽生善治」本という鮮烈な記事があった。羽生先生の本をほとんど持っている管理人は当然ながらこの「決断力 oneテーマ21(角川文庫)」を購入して読破している。
まずこの本の感想から。上からモノを言う口調は、いつも相手の立場を考えられる羽生先生にそぐわない。また、羽生先生のコアなファンの方なら個々の内容はそれぞれの講演会などで話されてきたことで、イキナリの展開で引用されているのはとってつけた内容という感が否めない。つまり羽生語録総集編的という感じである。(羽生先生のファンでない方なら、これ1冊でいいと言われる方がいるかもしれない)そして、これだけタイトル戦続いているのにoneテーマを語るという内容についての推敲時間はとてもとれないと推測、将棋の戦略本と違ってこの手の本(というか■■文庫は確実っぽい)はゴーストライターが執筆するらしいことなどから、羽生先生自らが執筆していないとある程度の確証をもって断言できる。
正直、羽生先生と少々接したことがある方ならば、この本全体の細部にかなりの違和感を感じたことだろう。実は、この際お話すると、とある雑誌の記事も使い回しのものがある。ジャーナリストとして、踏むべきプロセス(原稿の本人確認など)を踏めないとは、本当に憤りを感じる。
羽生先生は先だっての”さんまのからくりTV”でも将棋の普及につながるのならと2つ返事でOKされている。多くのジャンルの著名人の方と対談するなど露出度は高い。筆者は羽生先生は2つ返事でOKをされているかと推測したが1993~1994年の将棋マガジンを読み返して面白い文を見つけた。「専属のライターをもたない羽生は、対局の忙しい最近では一様に依頼を断っている」いかにも責任感の強い羽生先生のエピソードだ。後日談でこの角川oneテーマの依頼もずっと断り続けた経緯があったことを知った。しかし、最終的にどのようないきさつがあったか不明であるが、ゴーストライターに落ち着いたと思われる。
そのゴーストライターは、先に発売された谷川先生の「集中力(角川文庫)」の方と同一人物だと思われる節が多い。盗作と言われても実際問題、同一人物が書いているならば盗作になるのだろうか?それよりも、将棋界のことに身を粉にしてご尽力されておられる谷川先生、羽生先生が攻められる道理がない。批判されるべきは、2つの本を比較すればほとんどの人が盗作疑惑を持つような適当な仕事しかできない2流~3流のライターを使用して、両先生の名を借りて売り上げを伸ばそうとした出版社の体質だろう。
まずこの本の感想から。上からモノを言う口調は、いつも相手の立場を考えられる羽生先生にそぐわない。また、羽生先生のコアなファンの方なら個々の内容はそれぞれの講演会などで話されてきたことで、イキナリの展開で引用されているのはとってつけた内容という感が否めない。つまり羽生語録総集編的という感じである。(羽生先生のファンでない方なら、これ1冊でいいと言われる方がいるかもしれない)そして、これだけタイトル戦続いているのにoneテーマを語るという内容についての推敲時間はとてもとれないと推測、将棋の戦略本と違ってこの手の本(というか■■文庫は確実っぽい)はゴーストライターが執筆するらしいことなどから、羽生先生自らが執筆していないとある程度の確証をもって断言できる。
正直、羽生先生と少々接したことがある方ならば、この本全体の細部にかなりの違和感を感じたことだろう。実は、この際お話すると、とある雑誌の記事も使い回しのものがある。ジャーナリストとして、踏むべきプロセス(原稿の本人確認など)を踏めないとは、本当に憤りを感じる。
羽生先生は先だっての”さんまのからくりTV”でも将棋の普及につながるのならと2つ返事でOKされている。多くのジャンルの著名人の方と対談するなど露出度は高い。筆者は羽生先生は2つ返事でOKをされているかと推測したが1993~1994年の将棋マガジンを読み返して面白い文を見つけた。「専属のライターをもたない羽生は、対局の忙しい最近では一様に依頼を断っている」いかにも責任感の強い羽生先生のエピソードだ。後日談でこの角川oneテーマの依頼もずっと断り続けた経緯があったことを知った。しかし、最終的にどのようないきさつがあったか不明であるが、ゴーストライターに落ち着いたと思われる。
そのゴーストライターは、先に発売された谷川先生の「集中力(角川文庫)」の方と同一人物だと思われる節が多い。盗作と言われても実際問題、同一人物が書いているならば盗作になるのだろうか?それよりも、将棋界のことに身を粉にしてご尽力されておられる谷川先生、羽生先生が攻められる道理がない。批判されるべきは、2つの本を比較すればほとんどの人が盗作疑惑を持つような適当な仕事しかできない2流~3流のライターを使用して、両先生の名を借りて売り上げを伸ばそうとした出版社の体質だろう。