富士宮市宝町に店を構える「駿州中屋・富士高砂酒造」。建物は富士宮市景観重要建造物に指定。
【富士山麓の美酒、創業天保弐年、仕込み水の富士山伏流水(軟水)の素質により口当りの優しく少し甘味のある酒質、代々「能登杜氏」による「山廃仕込」「再仕込」等の味口造りです。】富士高砂酒造HPより
この日は酒蔵見学を予定していたのですが、先に団体の見学予約があり残念ながら諦めるしか無く・・ 前もっての予約ではないので、こればっかりは仕方ありません。気を取り直し、店内に展示されている歴史ありげな看板等を拝見させて頂くことに。右から左に「中屋」と書かれた古い看板は、今でも充分に現役が勤まる重厚さ。
同じく右から左に「七重櫻」の看板。添えられた美しい桜の花は、浅間のご祭神「木花咲耶姫」をイメージしているのでしょうか?。
「不二」は富士山の数多くある古名の一つで、「二つとない」という意味を持ちます。清酒「不二」も、きっと二つと無い美酒。
「吉野櫻」は精製味醂の銘柄で、あでやかな櫻と富士の湧き水が描かれています。
「宮内庁御用達」の看板も右から左に書かれた古いもの、昔も今も栄誉な事だったんでしょう。 昭和の時代の皇室は、ただそこにおわすだけで有難い存在と思えたのですが・・・
そうこうしている内に団体さんの酒蔵見学が終わりました。入り口で最後の説明があるので、良かったら一緒にとお声をかけていただき、早速仲間入り。 昔のお酒の台帳とか、普段目にすることの無い興味深い品々、思わずうなずく秘話の数々。 短い時間でしたが、見知らぬ団体さんの中に混ぜてもらえて、本当にラッキーでした(*^^*)
でお味見の一舐めの口当たりの良さに・・・買ってしまった「高砂 梅酒:お茶入り」。味見のできないご亭主殿には「高砂 山廃仕込 大吟醸」。 実はお酒は一滴も飲めない私・・日本酒仕込みの梅酒なんて買って、どうするんだろう??
まぁ、駄目なら義姉へのお土産にしても良いじゃない♪と言い訳して、中屋さんを後に。結局、食前酒として5倍に薄め、超お気に入りのシェリーグラスで、三か月間楽しみましたとさ・・(^^;)
訪問日:2011年11月12日
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