鳥取市青谷町青谷に鎮座される「潮津(うしおづ)神社」。御祭神は『大国主神・八上姫神・保食神・菅原道真公』。
創建は不詳。もと「王子権現」と呼ばれ、潮津村の氏神として崇敬された。寛文7年(1667)、鳥取藩主池田氏より1石3斗5升の社領の寄進を受けた事が記録される。明治元年に、空町の「稲生大明神」と境内末社「天満宮」を合祀し、潮津神社に改称しました。
この地域では珍しい唐破風屋根の拝殿、目貫には筋肉隆々の「力神(りきじん)」彫刻。
石段上、境内入り口左右より神域を守護されるのは「『石工・ 川六』安政四年(1857)八月建立」の構え狛犬さん一対。
海石を台座にした迫力ある姿に思わず目がハ~~~ト💗 もっと違った角度から写したかったのですが・・・生け垣が邪・・・あ、いや、足場が悪くて(((((^_^;)
吽形さん両の手の下にある四角い台座、何かしらの文字が刻まれているようですが・・ええ~と「夏泊 若連中」。先に参拝した夏泊神社と何か関連があるのでしょうか?
そして〆はしっかりと足を踏ん張るキュートな後ろ姿~💗
更に拝殿前左右には天保6年(1835)、慶応2年(1866)建立の燈籠があり、笠の上にも狛犬さんが一対。かなりの強面ですが、ピンと上げた尾が妙に可愛らしくて !(^^)! 川六の吽形さんの尾の上に取り付いていた顔の正体は・・実はこの子(笑)
古い時代の鳥居の名残でしょうか?まるでこの場所の為に誂えたかのように、すっぽりと収まっています。
海石で作られた手水鉢。不思議な生き物のように見える・・
宿場町として栄えた潮津村。「潮津神社」の向かいに建つ「山名屋」は屋号を亀屋とし、元廻船問屋で建物は江戸後期の建築と言われています。
この潮津神社の後方に「専念寺」があり、その参道の途中にも、川六の作品があったと、これは後に知った事。潮津神社の狛犬より三年早い嘉永6年に作られた「地蔵菩薩座像」。知った時の落胆は、とても言葉に出来ません。
参拝日:2012年4月18日
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