車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

八幡神社 in 千葉県鴨川市(旧天津小湊町)

2019年05月30日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・千葉県

鴨川市東町に鎮座される「八幡神社」。御祭神は『譽田別命(ほむだわけのみこと)』
境内由緒に「祭神は誉田別命(応神天皇・子供が仁徳天皇)なり。其創立年月日は不詳なれども院政の頃、当時の土豪、「京都男山八幡神社」の御分身を勧請せるを創まると伝う。」

長い参道の先はJR外房線を跨ぐ横断用の橋。ついつい期待して待ちましたが、そう都合よくは運びません。

拝殿の向かって左に並ぶ七福神さん、最近は○○七福神巡りが流行っていますが、こちらもそのお仲間でしょうか?

拝殿前より神域を守護されるのは、明治16年(1883)8月望日建立の江戸流れの狛犬さん一対。 阿形さんは美しい装飾(だったと思われる)の鞠を、吽形さんは仔狛を手の下に遊ばせています。

首に巻かれているのは「〆の子」の一種なんでしょうか?それにしては拠り目が少々粗いかな。

吽形さんの足の下の仔狛さん、もっと大きく写したかったのですが、傷みが酷くて諦めました。 もともとの石の脆さなのか、それともこの辺りの気候の所為なのか、何か切ないね。

徳川幕府の初期から行われた流鏑馬(やぶさめ)絵馬は、文政十年(1827)正月十五日の寄贈。「田原村大宮八幡神社」、「吉尾村吉保八幡神社」と並び称された行事でしたが、今は行われていないそうです。

拝殿向背の彫刻は、逆巻く波の中を飛び立つ鳳凰、波の上には菊花がありますが今一つ不鮮明。(安いコンデジ&写真の撮り方が下手だからと言うご指摘、この際甘んじてお受けします😓)

木鼻の「獅子」と、下からなので確信は持てませんがおそらく「像」、共に良いお顔。

こちらの獅子彫刻は、拝殿を守護される狛犬さんの顔に似てますが、もしかしたらモデルかな? 特に重そうなまぶたとか、少々厚めの下くちびるとか、何よりも前髪の下の鋭い目がそっくり。

貫を支える玄武の彫刻は、細かい部分がとても丁寧に仕上げられているし、貫柱の菊水も見事。 たとえ後世に名は残っていない方であっても、宮彫師の技の凄さに素直に感動しました。

と、大好きな彫刻に夢中になりすぎて、肝心の拝殿の写真を残すのをすっかり忘れていました。 自宅に帰って写真の整理をした際、初めてご亭主殿メインの一枚しか無いと気がついた次第。「ねぇ、お兄さん。そこどいてくれないと拝殿が見ないよ!😅 」

最後の一枚は「神聖樹」と名づけられた御神木。様々な木々が一塊になって枝を伸ばしています。 時代は不明ですが、院政の頃からここに存在したと伝えられており、大切に守られてきました。 互いに支え・支えられて共存し、今も境内の一角でその不思議な姿を私たちに見せています。

参拝日:2014年5月23日


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