マンホールのデザインにも使われた「タヌキ」。ここ小松島市には江戸時代末期に阿波国で起きたというタヌキたちの大合戦の伝説が残されています。「阿波の狸合戦」とも、また「金長(きんちょう)狸合戦」とも呼ばれ、四国に数あるタヌキ伝説の中でも特によく知られ、徳島のタヌキ伝説の中では、最も名高いものといわれています。
小松島ステーションパークの前には「金長だぬき郵便局」管内の郵便ポストがあるのですが、その上にとても恰幅の良いタヌキ様が、郵便配達のバッグを首に提げて立っています。
さて、それでは金長タヌキ一家が勢ぞろいしているという「たぬき広場」の探検。私たちを出迎えてくれるのは、阿波踊りの連を組んだ狸の一団。
阿波踊りと言えば徳島県の代表的な祭り、決して徳島市だけの専売特許では有りません😄 小松島のタヌキだって陽気な阿波踊りは大好きなのです。 鳴り物鳴らし、高張り提灯掲げて「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ~♪」
「踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々~~~♪」
「ヤットサー~ヤットサー~」「ヤットサー~ヤットサー~」
狸囃子に乗って賑やかに踊っていても、さすがに狸のまんまじゃ「連(れん)」に入れない・・かくなる上はと、可愛く化けた「こまぽん君」。
映画にもなった「阿波狸合戦」。もちろんリアルタイムで見た事はありません😅。伝説の詳細は「阿波狸合戦/小松島」で検索していただくと、詳しく出てきます。それではいよいよ、狸合戦で活躍した狸たちとご対面!屏風の前、床机に座って指揮を取るのは「小松島の金長親分」
続いては、金長の一番の子分で、親分の命を助ける為に合戦で討ち死にした「藤ノ木寺の鷹」。
幼さが残る「藤ノ木寺の小鷹と熊鷹」は、先の藤ノ木寺の鷹の子供たちかな?
こちらはくノ一「一本松のおたけ」、化けるのが得意の狸さんが、更に忍術を会得して忍者になると、どんな事になるのやら・・
戦上手と噂に高い「田浦太左衛門」、今度の戦の相手は中々に手ごわいですよ。
少々お年を召していますが金長親分の片腕として頑張る家老の「衛門三郎」・・と、おやおや、飛び入り参加は・・狸に見えなくも・・いやいや、どうひいき目に見ても、青い目が綺麗な猫ちゃんです😄
ばれてしまっては仕方がないと木陰に隠れてこっちを伺う姿の可愛らしいこと。思わず顔中がとろけてしまいそうですよ😍
たぬき広場には、手をたたくと水が流れる「高さ5m・胴まわり5m・重さ5トン」の世界一大きなたぬき像があります。市内にも沢山のタヌキさんたちがいますが、これほど巨大なタヌキさん、何所を探したっていやしません。
沢山の狸さんに出会ってすっかり楽しんでしまった二人。おやおや~?広場にあるこの水飲み場・・・はてさて、どの狸が化けたものやら😲
訪問日:2013年3月17日
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます