YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

旧車バイクにガソリン添加剤 LOOP パワーショット

2023年08月26日 | パーツなど
XS250を手にしてから早30年以上。
この間、実に様々な燃料添加剤を試してきた。
ここにきて、燃料添加剤の「第3世代」ともいうべき時期が来ているように思われる。

「第1世代」は、ガソリンタンクの水抜き剤とかいう触れ込みで売られていたアルコール系の効果があやしいものや、それなりに効果はあるかもしれないが、燃料ホース等のゴム製品に攻撃性があると思われるものが出てきた時期とすると、「第2世代」はPEAを主成分とするものが出てきた時期と言える。

ここ何年間かで使った燃料添加剤は、エーゼットのFCR-062が最も多く、あとはA.S.H.のEngine Detergent、ZOILフューエルチューナー、(メーカー名忘れたが)アクアスパーク、elfのフォーミュラーチューン、ナプロGX、TAKUMIのF.S.R.(フューエル・スラッジ・リアクター)、YAMALUBEのPEAカーボンクリーナーと、ざっと思い出しただけでもこんなにある。大して体感もできないのに、よく次から次へと試せるよな、と自分でも思う。

そして最近、洗浄効果に加えて、バルブ周りを潤滑したり、ピストンリングに入り込んでシリンダーの密封効果を高めたりする機能を兼ね備えたものが出回りつつあるようだ。

添加剤好きの私としては気になる。
調べていくと、シュアラスターの添加剤ブランドLOOPのパワーショットがけっこう評判になっている様だ。割と信用できそうな人が検証しているのを見ても、効果が数値で出ているし。

今回他に比較したのは、
・elfのコンプリートエンジンクリーナー
・LIQUI MOLYのSpeed Additive
・D1ケミカルのSOD-1
の3種類だが、今回はLOOPパワーショットにした。

比較的長期に渡って検証したいと思ったので、80mlタイプではなく、240mlのものを購入。

仕様諸元によるとXS250のガソリンタンク容量は14ℓで添加率は0.4〜0.6%。最低添加率でいくと、満タン一回あたり約60ml。ボトル1本240mlで、満タン4回分使えることになる。


8月10日、手持ちの空き容器に60mlずつ小分けした。

8月19日、キャンプツーリングへ出発の際、ガソリン満タン補給時に60mlを添加(添加率は0.4~0.6%)。

8月20日、リザーブになってから7kmほど走り、香芝インター近くのエネオスでガソリン補給時に2回目60ml添加。ガソリンはちょうど10ℓ入った。つまり、今回は最大添加率ということになる。燃費は292.7km走って10ℓ=29.27km/ℓ。
ガソリン補給後34km走り帰着。
仕様諸元ではガソリンタンク容量14ℓとなっていたけど、10ℓでリザーブに切り替えたところから、実際は12ℓかもしれないな。

ということで、総走行距離326.7kmを走っての感想。
感覚的なものでしかなく、オイル交換直後でもあるため、多分にプラシーボが含まれているのを前提としても、これは良いと思う。

走行中に顕著に感じたのは、中間加速のリニアさ。添加前に比べて、アクセル開度に加速感がダイレクトに反応している。登坂時のパワー感アップも顕著だ。
ということは、トルクが上がっているということだろうか?
とにかく、発進時は違いを感じないが、3rd〜5thギアでの加速時が毎回楽しい。
また、6速で緩い坂道を駆け上がる時の頼もしさも良い。

これらは、LOOPパワーショットの洗浄効果よりは、特殊潤滑成分(?)によるバルブシャフトの潤滑効果のおかげだろうと推測する。

8月26日、洗浄効果の確認のため、プラグを外してチェック。

やはり相変わらず左の焼けはあまり良くない。ガソリン添加剤の洗浄効果で変わるものではないことは予測していたが。点火系は問題ないはず。とすれば、根本的な原因は、燃料系(キャブ)か、バルブ・ピストン周りか。
中途半端に手をつけて悪化すると元も子もないので、躊躇している。


左プラグのアップ。かなり黒い。付着しているカーボンは柔らかく、こするとある程度は簡単に除去できる。

走っている時のフィーリングはかなり良くなっているが、完調ではないんだろうな。
もう少し涼しくなったら、少々大掛かりな整備に掛かろうとは思っている。


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