発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

海上自衛隊佐世保音楽隊 コンサート

2012年06月09日 | 物見遊山
 天神は涼しい風が吹き、気分良くアクロス福岡に向かう。 
 席を決めてから少し天神を散歩し、会場に戻る。

 自衛隊福岡地方本部ゆるキャラの巨大ウグイス、ピコットさんに、女子高校生が群がっている。モテモテである。
 砕氷艦と護衛艦のペーパークラフト設計図を貰う。もう少し厚い紙にカラーコピーしてカッターナイフ駆使して作る器用さと根性が自分にあるのか。
 喫茶は、今日は主催者の要望によりアルコールは出しませんとの張り紙。

 そういえば 福岡市役所では、飲酒不祥事のあまりの多さに、5月25日から一ヵ月の間、外で酒を飲むことを自粛しろということになってるらしい。家飲みの後に車で外出して飲酒事故を起こす人がいたら、家での飲酒も自粛ということになるのかな。
 まあ、いい大人の集団を中学や高校の校則並みの扱いにしているわけだけど、賛否両論というか、支持する人たちが結構多いということは、迷惑を被っている人たちが多いのだろうか。職域としてアルコール関連疾患が統計的に多いのかどうかというのも気になる。
 でも、飲酒は、表面に現われたひとつのわかりやすい事象にすぎない。
 前にも書いたかもしれないが、お酒を飲んで運転する人や、ヘベレケになって他人に迷惑をかける人は、仕事をやめたいか、家庭崩壊させたいか、死にたいか、だと思うので、そちらの対策を考えないといけない。
 交通事故ひとつ考えてみても、現場検証、拘留、罰金、免停、免許取消、調停、裁判、示談、入院、通院、治療、リハビリ、修理、買い換え、弁償、懲戒処分その他もろもろが組み合わされて、生活に上乗せされるわけで、ちょっと想像するだけで面倒臭いことこの上ない。事故は事故というだけに確率でやってくるものだが、その確率をひどく上げてどうするというのだ。酒を飲んで運転することじたい、頭がヘンな状態といえる。
 安定し守られてる労働環境にいるにもかかわらず、本当はやめたい、死にたいことこそが問題なのだ。
 外飲みはストレス解消に使われていたのだろうか。
 そうなると、外飲みをやめることで何か影響が出るのだろうか。外食産業への影響を除外して考えてみる。
 ヘベレケで外で迷惑をかける人や、飲酒運転は確かに減るだろうけど。
 家飲みにシフトしたところで、家庭内にヘベレケを持ち込むだけのことで、あらたな家族不和が生じるのか。ストレスが爆発し、アルコールとは無関係の不祥事が頻発するようになるのか。それとも、アルコール摂取量が減ることで、脳細胞の破壊がやみ、効率よい仕事が展開されるようになるのか。
 福岡市長の踏み切った「実験」は、どう結果を出すのか。
 あしたはどっちだ。

 ともあれ、佐世保音楽隊のコンサート。相変わらず、踊る指揮者。
 リンゴの唄からAKBまで。吹奏楽曲からスタンダードナンバーまで。ジャンルさまざま。やっぱ、ビッグバンドですわね。いい音は脳の栄養になります。梅雨時の憂鬱を洗い落とすようなパキっとしたトランペットなど。
 ZARDの「負けないで」のコード進行は、パッヘルベルのカノンっぽいね、などと思いながら。

 どちらも60代半ば~70代とおぼしき男性(前の席)と女性(横の席)が、演奏中に携帯メールを打っていた。かんたん携帯で。演奏中は暗くなるので明るい液晶画面は視界に入ってよろしくない。連れて来た孫を、行儀が悪いと注意していたが、説得力がないこと甚だしい。漫才だと、ハリセンで思いっきり叩かれ「お前が言うな!!」と突っ込まれるべき場面である。しっかりしてほしい。
 というか、こちらも、あしたはどっちだ、という気分になる。

 アンコールは聖者の行進と、行進曲「軍艦」。
 「行進曲『軍艦』」というのは、いわゆるひとつの軍艦マーチの正式な呼び名だからトリビアとして記憶。


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