発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

日本列島いきものたちの物語

2012年01月22日 | 映画
「日本列島いきものたちの物語」 試写会、都久志会館。

 どうぶつだいすき、というわけでもないけれど、ネイチャー系の映画は、機会があれば見る。ひたすらペンギンを追いかける「皇帝ペンギン」とか、北極から地球の緯線を下っていく「アース」とか、海洋特集「オーシャンズ」とか。
 今回はタイトルの通り、日本列島に特化したどうぶつ映画である。

 野生である。
野生という言葉を聞くと、つい「おとうさん、こわいよ」と、昔の薬師丸ひろ子の物真似を始めてしまう私は古い。

 北海道の熊がサーモンをつかまえるところとか、六甲のかわいいイノシシなどを鑑賞。
 屋久島では、母ザルに抱かれていても、大雨のあと、子ザルがよく死んだりするのだ。
(その子ザルの血縁のサルたちが順番に死んだ子ザルの毛づくろいなどをしている様子が、まるで「喪の仕事」をしているかのようにみえた。)
 もっとも高温多湿の屋久島では、小さな動物は、一週間程度で骨になってしまうそうである。

 気圧などが急変すると、天候が悪くなる前でも、交通事故を複数見たりする。事故や犯罪、そして気分障害などのこころの病気は気候に左右されるという研究もある。
 たぶん、ちょっとした天候の変化が生死に直結していた遠い祖先たちのDNAが残っていたりするんじゃないかと思う。


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