発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

牡蠣食えば町内有線放送が鳴るなり福吉漁港

2011年12月10日 | グルメ
 牡蠣を食べに、福吉へ。
 いわゆるひとつのカキ小屋である。
 福岡の西の方の漁港では、この季節、「カキ小屋」と呼ばれる農業ビニールハウスのような臨時建造物が建てられている。漁港によって1棟のみのこともあるし、数棟のカキ小屋がある港もある。
 牡蠣のほかには、店によるが、サザエやヒオウギなどの貝類やイカの一夜干しなどを売っていて、各々それを買って、ビニールハウスの中にあるコンロで焼いて食べるというシステムである。あと、牡蠣のたきこみご飯を売っている店もある。
 殻付き牡蠣が1.3キロ入ったカゴが1000円。同一漁協なので、どの小屋も牡蠣の価格は統一されているのだそうだ。
 
 シーフード代のほかに、炭なりガスなりのコンロのついたテーブルひとつを借りるのに300円を払う。
 牡蠣の殻を空けるナイフや紙皿、紙コップ、ポン酢醤油、割り箸などは用意されていたが、店によって細かいところは違うらしい。
 
 ともかく、おにぎりや飲み物を持って行けば、簡単にシーフードバーべキューが楽しめるシステムである。ただし、魚や肉の持ち込みは不可とのこと。黙ってると焼き肉大会を始める人がいるのだろうか。

 で、今回私たちのチームが持ち込んだものは、
 バターとライム。そしてゆでたジャガイモ。

 牡蠣を焼く焼き網の端にジャガイモを載せて、いい調子に暖まったところでじゃがバター。
 牡蠣には、バターをちぎったり、ライムを絞ったり、あるいは両方をのせて。
 とまあ、実にシンプルな食べ方ですが、まことにおいしい。レアに近いものもおいしいし、ほどよく煮えたのもおいしい。なぜか焼きすぎて汁が蒸発して少し焦げたようなものも(ちょっと硬いけど)軽くスモークされた感じの味で格別。グリコーゲン、タウリン、ファイト一発な栄養補給である。
「みんなちがって、みんなおいしい(金子みすゞ風)」

 今年の玄界灘の牡蠣は、ぷくぷくと大粒で。牡蠣そのものの塩味があるので、無塩バターで良かったかもね。

 外のスピーカーで町内のお知らせを放送していた。そうか、明日は資源リサイクルの日なのね。


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