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うまくは言えないけど

日々思う事をとりとめもなく書いています

不服

2007年10月17日 | スポーツ
憔悴の大毅、一言も話せず=亀田父子らJBCに謝罪-ボクシング
(時事通信) - goo ニュース


ついに公の場の亀田家が出てきました。

大毅選手のあまりの憔悴ぶりには驚きました。大毅選手は興毅選手と同様かそれ以上に気が弱かったのかもしれません。でもそれよりも大毅選手は幼い頃から全面的に信頼していた父親の言う通りにやったはずなのにこんな事になっている現実を受け入れられないのかもしれません。

ほんとに息子の事を思っているのならあんな状態の息子を会見に出さずに父親だけが矢面に立つのではないかと思います。あれはジムの会長が無理矢理出席させたかもしれませんけど。その父親は不服そうな態度で半分マスコミを威嚇気味に謝罪しました。きっと謝る事に納得していないのでしょう。終止うつむいていましたが、顔を上げれば威嚇しまうから下を向いているように言われたのでしょう。

それが証拠に結局最後まで内藤選手に対する暴言や反則に対する謝罪というのはありませんでした。反則も指示していないと言い張り(ボクは言って謝ってしまえばいいのにと思っていますが)、マスコミが勝手に指示したととらえているだけ」と言いました。

これまでの発言を今後も続けるのかという質問に「わからない」と答えました。別にえらそうな態度やパフォーマンスは構いませんが、節度のなさに反感を買っているというのがまだ理解できないのかもしれません(悪いと思ってなさそうですから当然かもしれませんが)。

それよりもその時ジムの会長が「結果が全て。勝てばよし、負ければ何も語らない。結果負けたのだからどんな批判をされても仕方ない」と言いました。

でもそれはおかしいと思います。結果が全てというのはルール通りに戦って初めて言える事でしょう。それに負ければ何を言われても仕方ないというのもおかしいです。じゃあ勝っていれば相手に対しての侮辱も威嚇も反則も許されるのでしょうか。

そういう考えだから今まで亀田家に好き勝手させておいておいしいとこだけ取っていたのでしょう。そして分が悪くなったら切り捨ても辞さないという姿勢はひどいなと思いました。父親の不服そうな態度の理由もそこにあるような気がします。

今後の事があるから泣く泣く言う事を聞いて会見したのでしょう。やはり亀田家は処分されましたが、これで終わらせてはいけないと思います。ジムやJCB、マスコミ(特にTBS)の責任こそもっと追及して今後に役立てなくてはいけないと思います。

内藤選手は会見で大毅選手が謝ろうが無言であろうが関係なく自分は謝罪と受け止めると言いました。ボクも大毅選手の話はもういいと思っています。とりあえずあの父親と切り離されるはずですから、兄弟は今後自立できるかどうかの岐路にたっているのではないでしょうか。

難しいかもしれませんが、できれば完全に父親から離れ一からボクシングを見つめ直して兄弟とも辰吉選手のようにやんちゃだけど愛されるようなボクサーになってほしいと思います。

追放?

2007年10月16日 | スポーツ
亀田父追放!子離れ宣告&指導一切禁止(日刊スポーツ) - goo ニュース

亀田家の処分が決まり1日経ちました。テレビもネットもマスコミは厳罰が下されたかのように報道していますが、一般的には甘いかよくて妥当という意見が大半のようです。ここまできてもまだ亀田家にうまみが残っているかもしれないとの計算でしょうか。

大毅選手の1年間の出場(ライセンス)停止や興毅選手の厳重戒告は妥当なのかもしれませんが、ファイトマネーの没収がないのは不思議です。ただ父親のセコンドライセンス無期限停止はどうなんでしょうか。死刑(剥奪)じゃなくて無期だという意味を言っていましたが、復帰はあるという事では納得しない人は多いように思います。ほとぼりが冷めるまで身を隠しとけという事みたいにも見えます。

唯一救いは父親が兄弟にジムでも家でも指導できなくなることだと思います。ただ、実効性があるのかは分かりませんし、仮に実行できたとしてもあの兄弟が果たしてそれを受け入れられるのかも疑問です。でもあの兄弟がボクシングを続けるにはそれしかないだろうと思います。前にも書きましたが、それができないのであれば家族で他のショー的な格闘技に移ればいいと思います。

結局処分内容はこれくらいならギリギリ世間も納得するだろうというところで、周りへの波及を最小限に押さえようとしているように見えました。今回の件をきっかけにこれまでの例えば興毅選手の世界戦など亀田家に対する検証をしてほしいと思いましたが、もちろん全くするはずもありませんでした。

前例があるからと言って身内がセコンドに付く事や自宅ジムでの練習などを放置してきたJBC自身にも問題があるでしょうし、ジムの責任はほんとはかなり重いものがあるでしょう。それにTBSには行政指導くらいするべきだと思いますが、黒幕的なポジションの人たちは表に出る事もほとんど罰せられる事もありませんでした。

父親は公の場には相変わらず姿を現さずに裏で「3カ月活動自粛」で全てを済ませようとしていたようです。そしてJBCに直接直談判するのでなくファックスでマスコミに息子の処分の重さに対する不満を発しています。

でもそれは全くお門違いで12Rで投げ飛ばしたのは本人の自暴自棄かもしれませんが、それ以外は父親があまりにも悪質な反則行為をさせたからです。さらには自身が反則を指示するところをテレビで放映されごまかせなくなったからです。しかも大毅選手も深く反省していると言ってもコメントですら反省の言葉は出ていません。

あれだけ人を威嚇し口汚く罵り反則までさせておいて、負けて都合が悪くなると全てを息子のせいにしたり、こそこそと隠れて裏で処分を軽くしてもらおうとしたりとやる事が姑息に見えてしかたありません。父親はスポーツに関わるべき人間ではないと思います。

ボクはボクシングは全ての格闘技の中で一番ストイックで命がかかっていると思っています。だからこそ反則があったりお金で左右される事がなくなってほしいと思っています。今回の件はそれらを問題提起するいい機会だったと思いますが、やはり亀田家だけの話で終わりそうで残念です。

内藤選手が「本当は『チャンピオン、強かったですね』って声を掛けられたかった」と発言したそうです。確かに内藤選手はあんなに強かったのにみんなの興味が亀田家の反則に流れてしまってほんと気の毒です。これをきっかけにみんながもっと純粋にほんとのボクシングを楽しめるような環境になってほしいと思います。

処分

2007年10月15日 | スポーツ
亀田大毅選手、1年間のライセンス停止(読売新聞) - goo ニュース

今日亀田家にたいする処分がでました。ボクは特に父親の処分は甘いと思っていますが、実際にこれが重いのか軽いのかわかりません。ほんとはもっと大きな事のはずなのに最小限の処分のように感じました。しかし今回の世界戦で亀田家にたいするいろいろな事が明るみになった事は良かったと思います。

レフリーは大毅選手の反則に気づかなかったのでしょうか。ジャッジはほんとに公平だったのでしょうか。興毅選手の世界戦もそうですが、ジャッジやレフリー、リングのコンディションなど(まだ他にもあるのかもしれませんが)亀田家だけがどうにかできる話ではないでしょう。こういう一般の人が不思議に思う事をプロスポーツなのですからジム側は処分を甘んじて受けるだけでなく潔白を証明(例えば第三者機関に調べてもらい公表するなど)する義務があると思います。

そしてTBSには全体としてあまりの偏った解説に苦情が殺到したそうですが、当然だと思います。改めて今回の世界戦を解説者や実況したアナウンサーにコメントしてほしいと思います。TBSにはどういう番組構成をしようとしていたかなど事実を明らかにしてほしいと思います。

大毅選手はよく不器用な選手だと言われます。内藤選手が上手な事ももちろんあるでしょうが、試合を見てもただ前に出るだけでパンチも出ないよける事もできないとかなり不器用に見えました。あんな不器用な選手が最後の方はバレバレでしたが、7R以降あれほど巧みに反則ができるものなんでしょうか。

多分指示されるがままにやっていたのでしょうが、反則する事に気がいっているからますますパンチは当たらないし、内藤選手のパンチは面白いように当たる。そして最後は傷口を広げる事もできず、急所を叩く事もできず、もう全く手の打ちようがなくなって自暴自棄になったのではないかと思います。

今回の件で大毅選手はもちろん興毅選手も厳しく罰せられなければいけないと思います。しかし、最大の問題は父親だと思います。反則行為を指示した事がテレビでも流れたにもかかわらず、反則行為は故意ではなく、大毅選手の若さや精神的な未熟さが出た結果だとコメントしました。

しかも自分は反則行為を「止められなかった事」を反省しているとか、これは闘志の現れで「結果として」反則行為となってしまったと信じられないコメントを出しています。相手選手を恫喝し罵倒し勝てないとなると我が子に反則を指示しておいてあまりにもひどいコメントだと思います。

興毅選手が疑惑のタイトルマッチで自分でも負けを確信して青ざめた顔していたのに勝ちを聞くと無邪気にはしゃいで父親と抱き合いました。大毅選手はあれだけ不器用にも関わらず必死で反則をしてでも勝とうとしました。

おそらく父親が兄弟が幼い頃から父親が絶対というように刷り込んできたのでしょう。兄弟にとってはボクシングで勝つ事よりも勝つ事で父親に認められたいという気持ちの方がはるかに強いように見えます。だから大毅選手は父親の言う通りやって間違ったと思っていないからコメントでも反則にたいする謝罪がないのではないでしょうか。

今回のタイトルマッチでも明らかになったように、兄弟ともにまだ世界レベルではないと思いますが(興毅選手はベルトを取りましたがあれも再度調べるべきでしょう)、それでもこれから可能性のあるボクサーだとは思います。

今回の処分は内容よりも兄弟を父親から離れなければいけないと思います。父親のライセンス停止だけでは実効性があるかは疑問です。ライセンス剥奪はもちろんジムの出入り禁止や兄弟と別に暮らすくらいにしないといけないと思っています。

今後もしボクシングを続けるなら、兄弟はボクシングと父親のどっちをとるかぐらいの選択をしなくてはいけないと思います。ただほんとにそんな事になって兄弟がボクシングを取るかは疑問ではあります。父親と決別できないのであればそれこそ家族で他のショー的な格闘技に移った方がいいのかもしれません。

今回の処分に対してどういう態度を示すのか見てみたいと思います。

見苦しい

2007年10月13日 | スポーツ
亀田家に総厳罰を…歴代王者「なめるな」と怒り心頭(夕刊フジ) - goo ニュース

改めてビデオを試合を見ました。当日は4Rくらいから見たので初めをしらなかったのですが、確かにいきなり父親がめちゃくちゃ威嚇していますね。あまりにひどくてレフリーや内藤選手側のセコンドが制さなければいけないほどでした。当日は興奮しながら見ていたので気づきませんでしたが、少し落ちつて見てみると報道されている事がほんとだと分かりました。

7Rが始まる前に父親が、普通のときは大声ですが突然テレビがあるからか耳元で何かささやきました。はっきりとは聞こえませんでしたが、このラウンドから今まで上から押さえられていた亀田選手が急に上から押さえる回数が増えてパンチを大して受けてないのに内藤選手の傷口が開きました。

そして8Rからは覆いかぶさればまぶたを、下に入れば足(急所?)を狙っているように見えます。それが9Rで内藤選手の怒りが爆発したのでしょう。このときもパンチではなくなぜかもみ合った後に内藤選手の出血が始まっています。12Rでは一回目倒した後思いっきり拳をこすりつけているのが分かります。

それにちょっと気分が悪くなるくらい亀田選手よりの解説(アナウンサーも解説者もみんな)もひどいです。中盤からは亀田選手をほめようがなくなってきたからか、亀田選手がキャリアが少なくて若いかのに立派というような話をしていました。

あげくに亀田選手の反則をアピールするのはよくないというような発言まで出ていました。どれだけテレビ局から言われているのかしりませんが、赤井さんや鬼塚さんはそれで良かったのでしょか。あたかも内藤選手が時間稼ぎをしているかのような発言です。

9Rの内藤選手の反則でも抗議しなかったのは確かに指示していたからでしょう。それに言われているように11Rが始まる前に確かに何か言っています。内藤選手が逃げ切りを狙っているように言っていましたが、全く逃げていません。逃げるどころか反則ばかりの亀田選手と最後まで打ち合ったのですから実力差がどれほどあったかよくわかります。


しかもリングが普通より狭くてマットが柔らかったという話もあるようです。リングが狭いのは、前に出る選手にとっては、相手を追い詰めやすく、マットが柔らかいと足を使う選手は、ステップを踏みにくいという事だそうです。

負けたら切腹と言っていました。誰もほんとに切腹するなんて思っていません。反則ばかりで最終ラウンドもボクシングよりもいかに傷を開くかしか考えていない戦い方で、それも通用しないと分かると自暴自棄では、その思いは口だけだったという事でしょう。

父親は「反則行為は、故意ではなく、若さ、精神的な未熟さが出た結果だと」「セコンドとして反則行為を止められなかった事は反省している」とのコメント、兄貴は発言は誤解とほんとに見苦しい発言を自分の口からではなくジムを通して出しました。

処分を少しでも軽くしてもらうとしてるようですが、本当に反省しているなら(とても思いつきでやったとは思えないほど上手な反則でしたが)まず家族そろってきちんと会見して内藤選手に数々の非礼と反則を謝罪するべきでしょう。

大毅選手のコメントが少し削りましたが、「今回は完敗やった。それは素直に認める。これからは精神面も鍛えていきたい。応援してくれたファンのみんなにはぶさいくな試合をしてもうてほんまに悪いと思ってる。これからも応援よろしく頼んます」だったようです。

もしほんとにそう思っているならやはりきちんと謝罪するべきですし、父親から離れた方がいいのではないでしょうか。勝てないからといって捨て身ではなく反則を指示するような(しかも父親が)トレーナーではなくほんとのボクシングを教えてもらった方がいいと思います。

ただ世界戦であそこまでやって次があるのかはわかりませんが。

比較

2007年10月12日 | スポーツ
反則技連発!大毅が世界戦汚した(スポーツニッポン) - goo ニュース

注目の内藤ー亀田戦は内藤選手の大差の判定勝ちになりました。

ボクシングの試合を見るのは亀田兄の疑惑の世界戦以来でした。それまではボクシングが好きでテレビの放映は結構見ていました。今はあんまりボクシング放送自体がありませんが、あの試合で興味が失せてしまいました。しかし、今回の試合はいろいろと取り上げられていた事もあり見る事にしました。

内藤選手がかなりの変則で見ていて面白かったです。亀田選手の反則もいろいろと言われていますが、最終ラウンドは別にしてそれも作戦と言えば作戦だと思います。ただ、不器用に見える亀田選手がうまい反則(レフリーから見えない)ができるのはよほどそういう練習をさせられているからでしょう。

ボクは以前から亀田家を見る度に辰吉選手と比べてしまいます。辰吉選手も若くして頂点に登り詰めやんちゃなキャラクターで人気でした。でも以前から辰吉選手には好感を持てて、亀田選手には不快な思いをていました。

亀田兄が初めての世界戦で終止引きつった顔をして多分自分でも負けただろうと思っていたはずなのに勝ちを聞いて無邪気によろこんでいた事と、辰吉選手が判定勝ちでなんとか勝ったときにファンに向かって「申し訳ない」と頭を下げた事を比べてしまいます。

弟の最終ラウンドの自分のパンチがあたらない苛立や判定では絶対勝てない状況に自暴自棄になったのでしょうが、あんな反則をしたり試合後に相手に挨拶もせずにリングを降りて行く態度は残念です。辰吉選手ならきっと最後のゴングがなるまであきらめなかったでしょうし、勝っても負けても試合後は相手を気遣っていました。

辰吉選手も相手を挑発したりしますが、試合後の態度を見ても馬鹿にはしていません。それにファンの事を大事に思っている気持ちが伝わってきます。ボクサーが大口を叩くのは構いませんが、試合後にきちんと会見するべきです。言いたい事だけ言って都合が悪くなったらだんまりでは亀田選手のファンも納得できないように思います。

マスコミや解説者は亀田選手を持ち上げていましたが、力があってもチャンスが巡ってこないボクサーはたくさんいるでしょう。もし勝てば最年少記録でさらに話題になるというマスコミやジムのお金の計算があったのでしょうがせっかくのチャンスをあんな形で終わらせてはほめられないでしょう。

朝青龍と同様強ければいいのかという問題で、相撲と違って品格をとやかくは言いませんが、現時点では少なくとも頂点に立つ資格がないのではないかと思います。今回の試合は対戦者やファンだけでなくボクシングに対しても失礼な試合だったと思います。