秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

穀雨

2010-04-20 08:30:20 | こよみ
4月20日(旧暦3月7日 七赤 先負 庚子 一粒万倍日)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

今朝もいい天気です。昨日一日のうち、曇りがちにある時間もありましたが、予報に反して雨は降らず、気温も高めでした。

今日は昼からのABSラジオで「たらいこぎ」の紹介があります。私もお手伝いで少しの時間行ってまいります。放送はだいたい1時20分前後だそうですので、ぜひとも聴いていただきたいと思います。



今日から二十四節気の「穀雨」となります。

農事も盛んとなる時期で、田畑の土起こしが進み、種を蒔いたところに春の雨が降る頃となっています。


今年はこの不安定な気温変動で、農作物の価格が高騰しています。都市部のスーパーでは、形の悪い規格外野菜が出ていたりと、直接生活に影響が出ています。

また、寒さの続くため暖房がしまえず、この時期にしては灯油の需要が落ちず、値段も上がっています。と、記事を書いている途中で、事務所のファンヒーターの灯油が切れてしまいました。


それ以外にガソリンも値上げしていて、大型連休にかけての不安要素ともなっています。

ただ、穀雨の次はいよいよ「立夏」となり、その日は「端午の節句」にあたります。

例年5月は暖かい日が続くため、行楽などにも最適な時期となります。いつまでもこの不安定な天候のままではないと思い、日々を楽しみたいと思います。


補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp

地図と権利

2010-04-19 09:36:01 | 建築日記
4月19日(旧暦3月6日 六白 友引 己亥)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

今朝は晴れの朝です。しかし今週の天候は曇りがちで、ぐずついた日となるものが多いようです。

そう思うと、週初めの晴れの天気に恵まれることはとても気分がよく、良いスタートが切れそうです。



今日は「地図の日」だそうです。1800年(寛政12年)の今日、56歳の伊能忠敬が蝦夷地の測量調査に出た日にあたるそうです。

伊能忠敬は下総国佐原(現千葉県)の豪商に婿養子となり、商人としても才覚のある方でした。50歳で隠居後、江戸で天文学を学び、74歳で逝去するまで10度の測量の旅へと出ていました。


実測と天体の動きを連動させて作成した伊能忠敬の地図は、当時の世界でもトップレベルの精度を誇り、幕府の最高機密となるほどでした。

1828年(文政11年)、ドイツ人の医師シーボルトがこの地図の複製を日本国外に持ち出そうとし、発覚して関連した蘭学者が処罰される「シーボルト事件」が起こりましたが、正確な地図は戦略上で大変重要な情報のため、こういった処置がなされました。

幾多の戦争や商用ルートの開拓により、地図は大きく変わってきました。とはいっても地形はそうそう変わるものではないため、地形の存在という「事実」に人間の意識が近づいてきた、ということになります。

20世紀に人が空に出て、宇宙にまで進出した時代となると、その事実はより客観的なものとなりました。

時代は現代となると、グーグルなどのインターネット地図で世界各地の地理を詳細に知ることもでき、またはGPS衛星によって移動もより容易になりましたが、インターネットを含めそれらは全て軍事用の民生利用によるものです。



さて、建築における地図となれば、その土地に建物を建てるための重要な資料となります。

住宅地図はもちろんとして、各地にある法務局(登記所)には、「公図」といった周辺の土地の位置を表した地図と、土地家屋調査士による実測により境界とその土地の面積を明確にした「地積測量図」が置かれています。

自分の土地と、隣地との境が明確なことは、土地に関する自らの権利の範囲を表すことであります。しかし多くの場合は、境界やその標示があいまいな場合が多く、公図のみしか置かれていないケースがほとんどです。


土地に関しては、建築基準法や都市計画法、民法、農地法などをはじめとしてさまざまな制限が関わります。それらをきちんと事前調査しないと、後々重大なトラブルともなりかねません(法によっては、建築が認められなかったり、原状回復や罰則がある場合もあります)。

地球に人が存在する限り、土地に所有権がある場合がほとんどです。私有地でなくても、国有地や公有地が定められています。陸地には隣国との国境があるだけでなく、海や空にも権利の範囲が決められています。それらは国家間のトラブル回避の意味も有しています。


秋田県と青森県の十和田湖をはさんだ県境すら、先年にやっと確定するくらいに大きな問題です。国や県などと規模は違うにせよ、個人同士にもそれは当てはまります。

建築をご検討される際には、土地の実測などの現地調査、近隣との権利関係などをじっくり行い、慎重に慎重を重ねるくらいの意識が大事なことだと思います。

補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp

発明

2010-04-18 05:35:07 | 自然と科学
4月18日(旧暦3月5日 五黄 先勝 戊戌)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

昨日の雪には驚くばかりでした。日本を襲った低気圧とは別に、中国の地震、アイスランドの噴火など、世界的な天災が重なっています。

自然の前では、人間ができる対策は限られています。いかに被害を少なくするかが必要となります。


今から125年前の1885年(明治18年)の今日、「専売特許条例」という条例が公布されました。現在では「特許法」という法律に変わっています。

それを記念して、今日は「発明の日」となっています。

「発明」とは、今までに無かったような物を新たに作ったり、あるいは方法・アイデアを考え出すということであり、それによって社会的な利益や、産業の発展を進める意味でも重要なものです。


発明家といえば、アメリカのトマス・エジソンが有名です。彼は、白熱電球を発明したことが広く知られています。

しかし、白熱電球自体はイギリスのジョセフ・スワンがエジソンより前に発明しており、エジソンの発明は厳密には「白熱電球の改良による実用化」ということになります。

具体的には、1878年にスワンが発明した白熱電球の寿命は10時間ほどでしたが、1年後、エジソンはフィラメントの部分に「京都の竹の扇」を使用し、寿命を1700時間へと延ばすことに成功しました。

その後ゼネラル・エレクトリック社(GE)が電灯部門を作り、今日まで続く電化社会を実現させました。

時代は流れ、白熱電球は生産中止が決定し、蛍光球やLEDへと切り替えをしなければならなくなりました。


LED自体の考え方は20世紀初頭にすでにあり、発明も1924年に行われていました。

1993年、中村修二さんによって「青色発光ダイオード」の発明が大きく取り上げられましたが、勤務中の開発ということでその権利が裁判で争われたニュースもあり、特許や発明に関する問題提起もなされました。


中国を始めとして、経済発展のめざましい国による特許の出願が増えています。
日本もまだまだ色々な分野で、発明力の充実が望まれています。

また、「失敗は発明の父」というように、発想や視点を変えてみて試行錯誤することが、新たなものを生み出すという結果につながることがあります。

柔らかい発想で、楽しい世の中が実現できるような方向を目指してもらいたいと思います。


補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp

恐竜

2010-04-17 08:56:49 | 自然と科学
4月17日(旧暦3月4日 四緑 赤口 丁酉 土用の入り 土用間日)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

日本列島を寒波が襲い、東京などでも積雪が観測されています。横手でも雪模様となっており、屋根や道路を白く染める朝となっています。

タイヤ交換をすでにされた方も多いと思います。車での移動には十分に注意が必要です。


今日から「春土用」に入ります。

土用についての記事は以前にご紹介いたしましたので、詳しくは述べませんが、簡単に言うと二十四節気の「立夏(5月5日)」に向けて土の気が盛んになり、土を動かすことをなるべく避けるという時期となります。

土木の基礎工事や、造園の土起こしなどの着工は、間日を選んでされる方もいらっしゃいます。

春土用の間日は4月の17日、25日、26日、29日となります。


毎朝の日課となっている、こよみのページを見ていると、今日は「恐竜の日」だそうです。

1923年(大正12年)に、アメリカの動物学者のロイ・チャップマン・アンドリュースが、中国の北京からモンゴルのゴビ砂漠へ向けて、探検旅行に出発した日となっているそうです。

そして、5年間で多くの恐竜の卵の化石を見つけることに成功し、彼は後にアメリカ自然史博物館の館長も務めることとなりました。これが恐竜研究のさきがけとなり、それを記念した日となっています。


化石は、まさに歴史を映し出す物証と言えます。

その生物が「生きていた」という痕跡であり、さまざまな仮説を立証するもの、あるいはそこから新たな検証・反証が始まるきっかけとなります。

その中でも、巨大な生物が地上の支配者として存在し、約6500万年前に絶滅したとされる「恐竜」に関しては、人々の想像力を大いに刺激するものであると思います。

小説や映画、漫画といったフィクションではなじみがありますが、やはりその大きな化石を目の当たりにすると、驚きとともに恐怖すら感じるものであります。

大陸に多くの恐竜が存在していた中国などでは、その化石を漢方薬として用いたという文化もあり、時代をはさんで恐竜と人類が関わっているとも言えます。



恐竜は、現在の定義では地表に存在していたものを差し、分類上、空を飛ぶ翼竜や水中の首長竜・魚竜を含まないものとしています。

現在の生物の中でも、鳥類は恐竜の系統に最も近く、次いでワニ類が続き、カメ類、トカゲ・ヘビ類の順で遠くなるそうです。

姿についても、私が幼い頃に見た恐竜図鑑と最近のものでは、大きく変わったものもあります。

「暴君竜」と別名が付き、肉食恐竜の代名詞が付いている「ティラノサウルス(T・レックス)」は、以前はゴジラのように尾をつけてノシノシと歩くイメージでしたが、骨格の研究から体が前傾していて、素早く走って獲物を狩るという姿が最近の定説となっています。

なお、DNAからは現在のニワトリと遺伝子的に近いそうです。


日本国内においても、1978年に岩手で初の恐竜の化石が発見され、その後各地で研究・発掘が進み、実は多彩な恐竜が存在していたことが判ってきました。

参考 福井県立恐竜博物館

恐竜研究はまだまだ歴史が浅く、新たな発見がされるごとに新説が生まれるという、発展途上にある学問です。今の説がこれからも有効というものではなく、驚くべき転換もあるのかもしれません。

未来の技術とされる宇宙開発とともに、古代の研究を行う考古学・古生物学についても、日本の若い世代が興味を持ち、学問の発展が進んでいけば、将来に向かっての楽しみが一つ増えると思います。

大恐竜帝国 1 動くティラノサウルス


補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp

春のたらいこぎ~準備編

2010-04-16 08:11:30 | 横手市 増田町
4月16日(旧暦3月3日 三碧 大安 丙申)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

昨日も強風が吹き荒れ、今朝にかけて気温がぐっと下がりました。日本全国でも真冬に戻ったような天候となり、春の花の上に雪がかぶるという不思議な現象を見せています。

この天候不順で野菜の価格も高騰したり、秋田ではハウスが強風で被害を受けたりと、大変な春先となっています。



その寒い中、4月29日(木)に行われる「真人公園観桜会」の準備のため、旧増田十文字商工会青年部の一員として、昨日の朝の1時間ほどお手伝いに行ってまいりました。

観桜会では「たらいこぎ競争」も行われるため、主にそのたらいの準備や、ボート出しなどを行いました。


▲観光協会の方々とともに、真人公園に集まって準備開始です

昨日の時点では、真人公園の桜の梢に花を確認することはできませんでした。しかしよく見ると、つぼみが膨らみ始めたものもありました。


▲冬の雪、春の強風を乗り越えて、今年も花を咲かそうとしています


先にボートを6艘出して、たらいを運び出しました。


▲春・夏と、競技者を乗せるたらいです

冬の乾燥した時期を過ごしたこともあり、竹で編んだタガが少し緩んでいました。

沼にたらいを浮かべ、水分を含ませてたらいの状態を万全にしなければなりません。12艘のたらいを運び出し、競技会場となる沼へと浮かべました。

なお、4月20日の午後1時20分ごろから、ABSラジオでたらいこぎが紹介されるそうですので、ぜひ聴いてみてください。


▲たらいを浮かべ、何日かこのままにします

桟橋には苔や泥が付いていて、大変滑りやすくなっていました。デッキブラシでこれらを落としました。


▲長い増田の冬が終わったばかりで、まだまだ水温はしびれるような冷たさでした


例年では、そろそろ桜が咲き始め、観桜会のあたりには満開が過ぎるときもあります。

この天候不順さはもしかすると、ちょうど良い時期に花を咲かせるために調整しているのかも知れません。

増田の真人公園は、桜の名所として各地から観光客が訪れます。その方々に存分に増田の桜を堪能していただければ、地元の私たちにとっても嬉しいことと思います。


開花状況は 全国お花見900景 2010年版



▲真人公園へのアクセス
 
 観桜会は「祝日・昭和の日」4月29日(木)
 
 たらいこぎ以外にもイベントがあります。

補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp