4月7日(旧暦2月23日 三碧 赤口 丁亥)
こんにちは。横手市増田町の工務店、千葉建築です。
今日は昨日よりもぐっと気温が下がり、上着が手放せない一日となっています。昨日の記事の冒頭で、「寒の戻りの特異日」をご紹介しましたが、どうやら一日ずれたようです。
何度か記事でもご紹介いたしましたが、今年は特にリフォーム工事などを考える上で、とても有利な時期であるといえます。今日はそれらについて整理したいと思います。
第一に、「住宅版エコポイント」があります。新築工事には一戸当たり300,000ポイント(P)、改修・リフォーム工事については、合計ポイントが300,000Pを上限に与えられます。
改修・リフォーム工事のポイントは、申請期間内(平成23年3月31日まで)であれば、上限の300,000Pまで何度でも重ねることができます。
エコポイントの適用工事の対象期間は、新築は平成21年12月8日~平成22年12月31日までに着工したもの、リフォームは平成22年1月1日~平成22年12月31日までに着手したもので、この制度が成立した1月28日以降に工事完了したものが対象となります。
工事対象期間に関してはこちら
断熱工事は、壁が100,000P、屋根・天井が30,000P、床が50,000Pとなっており、断熱材の性能(※)によって最低限使用するべき量(断熱材の厚み×使用面積)が決まっており、それを満たすとポイントの適用になります。
▲屋根断熱の一例。地域によって厚さにも基準値があります
床断熱ではなく、基礎に断熱材を使用した工法を取った場合も適用となります。
※A1・A2・B・C・D・E・Fの7等級で、右に行くほど性能が高くなります。
窓については、①サッシ全体の交換、②ガラスの交換、③内窓を取り付ける3つの方法があります。
①サッシ全体の交換
サッシは、建物の壁の内外にわたって取り付いていますので、それを枠ごと取り外して新たにサッシを設置する方法です。
(例:単層ガラスのアルミサッシを枠ごと取り外し、LOW-Eペアガラスのオール樹脂サッシを取り付ける)
仕上がりや、断熱・気密性能は3通りの中で最も良いですが、枠の取外しのためにその部分の外壁と内装を取り払い、補修する必要があるため、費用(手間)と時間が最もかかります。
また、既存のサッシ枠寸法と新設枠の規格寸法が合わない場合が多く、サッシの切詰め加工を行わなければならない場合もあります。
この方法は、増築部分がある場合や、先ほどの断熱工事と合わせて行うのがベストです。
②ガラスの交換
サッシの枠と、ガラスがはまっている枠はそのままで、ガラスのみを交換する方法です。
ただし、ガラス性能はLOW-Eペアガラス以上で(空気層12㎜以上)が適用対象で、今使用しているペアガラスをLOW-Eペアガラスに換えるといった工事が対象となります。
③内窓の取り付け
今付いているサッシはそのままに、内側(室内側)の木枠に樹脂枠を取り付けて、ペアガラス以上の性能のサッシを取り付ける方法です。つまり、既存のサッシと新設の内窓と2つのサッシが付くようになります。
施工時間が早く、費用も比較的安価となりますが、木枠が変形していたり、幅が狭かったりすると、木枠の交換や補強部材の取り付けが必要となります。また、木枠の部分にサッシがつくため、小物を窓枠に置けなくなるということもあります。
面積で大中小と分けられ、①と③に関しては、テラス窓や4枚引き違いなど(2.8㎡以上)は「大」で18,000P、洋室などの腰窓(1.6㎡以上2.8㎡未満)は「中」で12,000P、水周りなどの小窓(0.2㎡以上1.6㎡未満)は「小」で7,000Pとなり、工事箇所分それぞれにポイントが加算されます。
▲内窓に付いてくる「性能証明書」です。再発行できませんので、保管は大切にお願いいたします
②のガラスについては、ガラスの面積ごとに大中小があり、7,000P、4,000P、2,000Pが、交換枚数ごとに与えられます。
断熱改修と、窓の改修に関してご説明いたしました。
この2種類の改修工事のどちらかと同時に、バリアフリー改修を行った場合に限り(単独では×)、バリアフリー工事に関してもポイントが発行されます。
手すりの取付けや段差解消工事には箇所ごとに5,000P、出入口や通路の幅を広げた工事には25,000Pが与えられます。
工事が終わり、写真や申請書を添えてエコポイントの申請をするわけですが、エコポイントの使い道には2つの方法があります。
一つは、ポイントを使用して商品券やカタログギフトなどど交換する事です。これに関しての交換期限は平成25年3月31日までです。
もう一つは、「即時交換」というものです。これは、エコポイントが与えられた工事のほかに、ポイント対象外の追加工事(棚工事や洗面台の交換など)に対して、1P=1円で工事費用にポイントを使用できるということです。
ただしあくまで追加工事が対象であり、エコポイント適用工事の割引にはなりませんのでご注意ください。
この申請は工務店などの施工業者が行い、申請と同時にエコポイントが使われることとなります。
交換についての解説はこちら
ポイントの申請期限は、新築一戸建ては平成23年6月1日まで、リフォームは平成23年3月31日までとなっています。
期限がいろいろとありますので、ご検討の際はお問い合せをお願いいたします。
補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先
有限会社 千葉建築
〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4
電話 0182-45-2325 FAX 0182-45-2304
携帯 080-1837-5342
mail kchiba@poem.ocn.ne.jp
こんにちは。横手市増田町の工務店、千葉建築です。
今日は昨日よりもぐっと気温が下がり、上着が手放せない一日となっています。昨日の記事の冒頭で、「寒の戻りの特異日」をご紹介しましたが、どうやら一日ずれたようです。
何度か記事でもご紹介いたしましたが、今年は特にリフォーム工事などを考える上で、とても有利な時期であるといえます。今日はそれらについて整理したいと思います。
第一に、「住宅版エコポイント」があります。新築工事には一戸当たり300,000ポイント(P)、改修・リフォーム工事については、合計ポイントが300,000Pを上限に与えられます。
改修・リフォーム工事のポイントは、申請期間内(平成23年3月31日まで)であれば、上限の300,000Pまで何度でも重ねることができます。
エコポイントの適用工事の対象期間は、新築は平成21年12月8日~平成22年12月31日までに着工したもの、リフォームは平成22年1月1日~平成22年12月31日までに着手したもので、この制度が成立した1月28日以降に工事完了したものが対象となります。
工事対象期間に関してはこちら
断熱工事は、壁が100,000P、屋根・天井が30,000P、床が50,000Pとなっており、断熱材の性能(※)によって最低限使用するべき量(断熱材の厚み×使用面積)が決まっており、それを満たすとポイントの適用になります。
▲屋根断熱の一例。地域によって厚さにも基準値があります
床断熱ではなく、基礎に断熱材を使用した工法を取った場合も適用となります。
※A1・A2・B・C・D・E・Fの7等級で、右に行くほど性能が高くなります。
窓については、①サッシ全体の交換、②ガラスの交換、③内窓を取り付ける3つの方法があります。
①サッシ全体の交換
サッシは、建物の壁の内外にわたって取り付いていますので、それを枠ごと取り外して新たにサッシを設置する方法です。
(例:単層ガラスのアルミサッシを枠ごと取り外し、LOW-Eペアガラスのオール樹脂サッシを取り付ける)
仕上がりや、断熱・気密性能は3通りの中で最も良いですが、枠の取外しのためにその部分の外壁と内装を取り払い、補修する必要があるため、費用(手間)と時間が最もかかります。
また、既存のサッシ枠寸法と新設枠の規格寸法が合わない場合が多く、サッシの切詰め加工を行わなければならない場合もあります。
この方法は、増築部分がある場合や、先ほどの断熱工事と合わせて行うのがベストです。
②ガラスの交換
サッシの枠と、ガラスがはまっている枠はそのままで、ガラスのみを交換する方法です。
ただし、ガラス性能はLOW-Eペアガラス以上で(空気層12㎜以上)が適用対象で、今使用しているペアガラスをLOW-Eペアガラスに換えるといった工事が対象となります。
③内窓の取り付け
今付いているサッシはそのままに、内側(室内側)の木枠に樹脂枠を取り付けて、ペアガラス以上の性能のサッシを取り付ける方法です。つまり、既存のサッシと新設の内窓と2つのサッシが付くようになります。
施工時間が早く、費用も比較的安価となりますが、木枠が変形していたり、幅が狭かったりすると、木枠の交換や補強部材の取り付けが必要となります。また、木枠の部分にサッシがつくため、小物を窓枠に置けなくなるということもあります。
面積で大中小と分けられ、①と③に関しては、テラス窓や4枚引き違いなど(2.8㎡以上)は「大」で18,000P、洋室などの腰窓(1.6㎡以上2.8㎡未満)は「中」で12,000P、水周りなどの小窓(0.2㎡以上1.6㎡未満)は「小」で7,000Pとなり、工事箇所分それぞれにポイントが加算されます。
▲内窓に付いてくる「性能証明書」です。再発行できませんので、保管は大切にお願いいたします
②のガラスについては、ガラスの面積ごとに大中小があり、7,000P、4,000P、2,000Pが、交換枚数ごとに与えられます。
断熱改修と、窓の改修に関してご説明いたしました。
この2種類の改修工事のどちらかと同時に、バリアフリー改修を行った場合に限り(単独では×)、バリアフリー工事に関してもポイントが発行されます。
手すりの取付けや段差解消工事には箇所ごとに5,000P、出入口や通路の幅を広げた工事には25,000Pが与えられます。
工事が終わり、写真や申請書を添えてエコポイントの申請をするわけですが、エコポイントの使い道には2つの方法があります。
一つは、ポイントを使用して商品券やカタログギフトなどど交換する事です。これに関しての交換期限は平成25年3月31日までです。
もう一つは、「即時交換」というものです。これは、エコポイントが与えられた工事のほかに、ポイント対象外の追加工事(棚工事や洗面台の交換など)に対して、1P=1円で工事費用にポイントを使用できるということです。
ただしあくまで追加工事が対象であり、エコポイント適用工事の割引にはなりませんのでご注意ください。
この申請は工務店などの施工業者が行い、申請と同時にエコポイントが使われることとなります。
交換についての解説はこちら
ポイントの申請期限は、新築一戸建ては平成23年6月1日まで、リフォームは平成23年3月31日までとなっています。
期限がいろいろとありますので、ご検討の際はお問い合せをお願いいたします。
お問い合わせ先
有限会社 千葉建築
〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4
電話 0182-45-2325 FAX 0182-45-2304
携帯 080-1837-5342
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