秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

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メートル法~尺とヤードと、時々フィート

2010-04-11 09:11:05 | 建築日記
4月11日(旧暦2月27日 七赤 仏滅 辛卯)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

今朝は雨が収まりましたが、肌寒い曇りの朝となりました。週明けも天気が悪く、水曜日には雪マークも出ています。

不安定な天候が続くため、運転などは十分に注意したいと思います。


さて、今日は1921年(大正10年)に「メートル法」が採用された日となっています。

現在では、寸法の基準はセンチやメートル、キロ、重さはグラム、トン、体積はリットルなどが定着し、われわれの生活にも深くかかわっています。

歴史は意外と浅く、18世紀末のフランスが発祥となっています。


フランス革命直後の1790年、タレーランという議員により提唱され、「北極点と赤道の距離の1000万分の1」を1メートルとすることが翌年決定されました。同時に、水1立方デシメートルを1キログラムという重さも設定されました。

それを国際基準として条約化し、日本も採用前の明治期に批准していました。

もちろんフランス国内でも、ずっと使われてきた単位があるため、切り替えには反発がありました。そこで以前の単位を禁止し、メートル法以外を使用した場合は罰金を取られるという強行策で次第に普及していきました。


日本では今でも、特に建築においては「尺貫法」が用いられています。

1尺=約30.3センチ、1寸=約3.03センチ、1間=6尺=約1.818メートルなど、普段メートル法でが基準となっていると、非常に戸惑う点だと思います。

元々は中国から導入された単位であり、同じ尺でも日本と中国では数値が違います。日本国内でも、建具や畳は地方によって関東間、京間、九州間といった寸法があり、微妙に数値が異なるため、注意が必要です。


▲大工さんが用いる「曲尺」

土地や床面積などで使われる坪は、1坪=1間×1間=約3.3㎡となります。

田んぼなどの面積で1畝=30坪、1反=10畝=300坪、1町=10反=3000坪といったように、農業王国の秋田ではややなじみがあると思います。


さらに話を進めると、イギリスではヤードとポンド、アメリカではインチ、フィート、マイル、ガロンといったような単位もあります。

これらは「ヤード・ポンド法」という、大英帝国圏で使用された単位であり、その影響を受けた産業や文化、競技では今でも使われています。


代表的な例を挙げると、
・ゴルフ 1ヤード=0.914メートル
・競馬  1ハロン=201.168メートル
・ボクシング 1ポンド=0.453キログラム
・原油  1バレル=163.65リットル

といったもので、1/3ヤードが1フィート=30.48センチ、1/12フィートが1インチ=2.54センチとなります。

テレビの画面の対角線距離が何インチかで、「何型」というものも例の一つです。


今日の記事は、ちょっとわかり辛い内容になったかもしれません。

やはり普段使い慣れている単位に直してみることが一番だと思います。


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