秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

2010-04-08 12:38:46 | 歴史と文化
4月8日(旧暦2月24日 四緑 先勝 戊子 一粒万倍日)


こんにちは。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

今日は時折雨の降りそうな天気ですが、寒さをさほど感じさせない一日となっています。

明日から気温もぐっと上がりそうです。秋田県内では桜の便りも聞こえ、花見を待ちわびている時期となりました。


4月4日に、キリスト教圏の「復活祭」についての記事をご紹介いたしましたが、今日は仏教の祖である、お釈迦様の誕生日となっています。

「花まつり」や「潅仏会(かんぶつえ)」というお祭りが各宗派によって行われる日となっています。


釈迦は本名をガウタマ・シッダールタといい、紀元前5世紀の古代インドに生まれました。

当時のインドは「バラモン」という祭祀階級の地位が最も高く、その下に王族や武士、その下に農商工民、そのまた下に奴隷という身分制度があり、その身分にすら入らない「不可触民」という人もいた社会でした。


釈迦の出自はシャカ族という王家でありましたが、その地位を捨てて修行僧(サマナ)となり、35歳の頃に悟りを開いて「ブッダ(目覚めた人)」となり、それから80歳で入滅される間際まで、各地を廻り人々に教えを広めました。

釈迦は生けとし生ける者は平等であることや、現在の苦しみは前世の因縁の結果であり、「真理」を正しく理解することで救われるといったことを、誰でもわかりやすく説きました。

釈迦の入滅後、弟子たちによってインド全土へと広がった仏教ですが、やがて上座部仏教と大乗仏教へと大きく分かれ、前者はタイやビルマなど東南アジアに広まりました。

後者のうちインドではヒンズー教と融合し、中国に伝わった仏教はやがて古墳(大和)時代の日本へと伝わり、最新の文化とともに日本の国家体制や思想に多大な影響を与えました。

今では、日本人と仏教とは、ほぼ神道と同じぐらいに生活に溶け込んでいるものと感じています。さまざまな言葉や価値観など、例を挙げればきりがありません。

釈迦の開いた仏教は、宗派や儀礼などは多少異なっていても、今では世界三大宗教の一つとして、キリスト教・イスラム教とともに世界各地の人々に信仰されています。


建築においても、世界遺産の法隆寺、大仏で有名な東大寺をはじめ、さまざまな寺院の建築物が建てられ、その後も日本の建築技術を大きく進歩させたと思います。

慈照寺(銀閣寺)で有名な書院造りから数寄屋造りが派生し、武家屋敷からやがて民家へも取り入れられるようになりました。

そういった仏教と日本のつながりを思いながら、今日のこの日を過ごしたいと思います。

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