笛吹き朗人のブログ

器楽は苦手でしたがサラリーマンを終えた65歳から篠笛を習っています。篠笛を中心に日々のリタイア生活を紹介します。

久々に吉緑の語りを堪能しました。

2022-08-24 12:03:10 | 日記
昨日は、夕方、会社の同期のE君と池袋で待ち合わせて、池袋演芸場に行きました。

目指すは、久々の柳家吉緑の独演会です。

我々は、6時の開場一番乗りでした。

写真が無いので、まずは、本人の感想から。

https://mobile.twitter.com/osaku9121/status/1562230184773726208?s=20&t=n0EEDSAj4Y1c_cgDjMvEgg

コロナ過の中で、どのくらいの人が来てくれるか?と心配しておりましたが、定員120席のところ、60人くらいと、感染予防にはちょうど良い人数でした。金髪の外国人の方も見えてました。

前座の三遊亭二の吉の「天失気」は、笑顔でテンポ良く話してましたが、登場人物の語り分けが無くて、平板になってました。

吉緑の「あくび指南」は、枕に、習いたての将棋の話から入り、登場人物の語り分け、歯切れ良い語り口、
様々な所作も素晴らしいものでした。

続く、「水屋の富」は、初めて聞く話でしたが、枕に江戸時代の貨幣の構造(一朱ー歩ー両の間は、それぞれ四進法であり、1両は今なら10万円くらい)を説明し、話に出て来る富くじの一等賞の巨額さへの伏線をはる。

水屋の売り声、富くじ屋の読み上げ声もリアル感があった。

一等賞に当たってからの清兵衛の動作・表情の演技・様々な夢の様子も豊かな力量を見せた。

前日に、柳家さん喬師匠に稽古をつけてもらったばかりだて言っていたが、堂々たる出来だった。

最後の「紺屋高尾」を聞くのは3回目だが、口調・表情・語り分けのどれをとっても快調で、客席は聞き惚れて、シーンとなった。

少しだけ早口に感じて、余韻が少なかった。


相模原若手落語家選手権の優勝で、全体的に、一回り成長したように思えた。

普段あまり落語に縁の無いE君も、たっぷり楽しんだと言うことで、誘って良かったと思いました。

来月11日には、北とぴあでの若手落語家選手権に出る。
またまた楽しみだ。
コメント
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