笛吹き朗人のブログ

器楽は苦手でしたがサラリーマンを終えた65歳から篠笛を習っています。篠笛を中心に日々のリタイア生活を紹介します。

「世界を魅了した浮世絵」展を見ました。

2022-01-16 18:00:49 | 日記
昨日、午前中は、今年初めての篠笛教室でした。

課題曲「千灯路」は、年末年始の4日間休んだだけで、毎日練習を続けて暗譜に努め、一昨日確かめて、暗譜出来ていたのですが、何と、終始、しどろもどろでした。

今年も、「教室では家の練習の半分しか力が出ない」のは、変わらないようです。
(若さかな?)

帰りがけ、カルチャーセンターの掲示板に、千葉市美術館の「世界を魅了した浮世絵」展のパンフレットがあったので、笛の仲間で美術の先生でもあるSさんと見に行きました。

以前は、半分が区役所の事務室になっていた美術館ですが、全館が美術館に改装されてから初めてです。

今回の特別展は、「ジャポニズム」と題して、浮世絵研究の専門家の館長さんが、千葉市美術館所蔵の浮世絵ばかりで無く、国内外の様々な方々の尽力を得て、223点を展示した、豪華なものでした。
(幾つかは、前期・後期に入れ替えであると共に、番外の本物でない参考図版もある)

展示は、浮世絵そのものと浮世絵に影響を受けた欧米絵画とで構成されています。

第一章では、明治期に大量の浮世絵が欧米に渡って、「ジャポニズム」を生んだ流れを、ゴッホの「少女の肖像」などの絵や書籍で紹介する。

第ニ章では、「大浪のインパクト」と題して、北斎の「神奈川沖浪裏」などと、影響を受けたビリーピンなどの絵を見せる。

第三章では、「江戸っ子の誇りー水の都・橋と船のある風景」と題して、広重の「京橋竹がし」などと、影響を受けたホイッスラーなどの絵を見せる。

第四章では、「鳥の眼ー空飛ぶ浮世絵絵師」と題して、貞秀の「東都両国橋夏景色」、広重の「深川洲崎十万坪」などと、影響を受けた俯瞰的西洋画を見せる。

第五章では、「色彩としての黒」と題して、春信の「夜の梅」などと、影響を受けたロートレックなどの絵を見せる。

第六章では、「驟雨ー自然・瞬間・風情」と題して、歌麿の「大木の雨宿り」などと、影響を受けたヴァロットンなどの絵を見せる!

美術館の8階と7階のフロアをすべて使い、通常の美術展と違い、懇切丁寧な説明パネルがあるので、たっぷり2時間はかかる。

是非、腹ごしらえをしてから行かれることをお勧めします。


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私は、千葉県東金市出身の落語家、柳家吉綠さんを応援しています。

http://ja.Wikipedia.org/wiki/柳家吉綠
コメント
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