笛吹き朗人のブログ

器楽は苦手でしたがサラリーマンを終えた65歳から篠笛を習っています。篠笛を中心に日々のリタイア生活を紹介します。

昨日は、趣味のトリプルプレイ

2020-11-15 15:11:46 | 日記
昨日は、趣味のトリプルプレイでした。

午前中は、千葉のカルチャーセンターの俳句教室に行きました。
俳句は、「座の文学」と言われるように、通常は円座に座りますが、感染予防対策のため、教室形式に、しかも互い違いに座り、先生・生徒ともに、マスク着用のままです。

月1回の教室で、兼題句、折り込み句(与えられた漢字一語を入れて詠む)、自由句合わせて一人5句を簡易な短冊で投句します。
昨日の兼題は「冬木の芽」、一語は「寄」でした。

最初に、全員の短冊をバラバラにして、生徒が手分けして清記し、一覧表をコピーして配ります。

欠席投句を含め、計65句から、30分以内に5句選句します。

最初に、1人ずつ順番に自分の選句を発表します。選ばれた人は、大きな声で名乗ります。
私の句は、4句が選ばれました。

次に先生が選んだ佳句を発表します。今回は、ほぼ半分が佳句に選ばれました。
生徒の票が一票も入らなかった句が佳句に選ばれ、改めて読んで見ると素晴らしい句だったことは、良くあります。
生徒の皆さんに選ばれることにもまして、先生の佳句に選ばれることを目指します。
私の句は、3句が佳句に選ばれました。

自分の選句した句が、先生の佳句になるかどうかは、自分の選句力の評価になります。今回は、私の選句は5句とも、先生の佳句と合致しました。(たまたま、全て、Fさんの句とKさんの句でした)

最後に、全ての句について、選んだ生徒が選句した理由(感想)を述べ、先生からは講評があります。
「良き読み手は、良き詠み手の第一歩」と言われますので、これが俳句の作り方のとても良い勉強になります。


千葉駅で、海鮮丼を食べて都賀駅に移動し、駅前のコーヒーショップで、「結社」の句会の投句を三句準備して、投函しました。
カルチャーセンターの教室で選ばれた句を外し、手元の句の中から推敲して、簡易な短冊に書きます。(春先から、新型コロナの関係で、郵送して先生方にのみ選んでもらう、変形の句会です)


それから、コミュニティセンターの篠笛教室に参加しました。

メンバーは、先生を含め10人で、久しぶりにSさんも参加されました。

感染予防のため、大広間にスペースを取って座卓を並べて、互いに間隔をとり座ります。

まず、六の音のロングトーン(一息で伸ばして吹くのを繰り返す)を、20分やります。

季節の歌では、今回までは「秋の歌」と言うことで、「赤とんぼ」「ふるさと」「もみじ」など、12曲を合奏しました。

次に、井出聖子さんの新曲「碧(あお)」をおさらいしました。
井出さんの曲にしては、易しいメロディで、私の印象は、映画「慕情」のイメージです。

続いて、今、大ブームの映画「鬼滅の刃」の主人公の登場曲「竃門炭次郎のうた」を練習しました。

全部で10パートからなり、それぞれリズムが違います。
それぞれのパートは、休止符が多く、リズミカルな曲です。
パートにより、難しいところもあります。
(「鬼滅の刃」は、自分の好みの絵柄ではないので、見たいと思いませんが-ー)

最後に、井出聖子さんの「里の夕暮」を復習しました。
後半の「秋田の子守唄」の部分と最後の谺の部分を、二人ずつ組んで吹きました。


夕方は、柳家吉綠さんの独演会に行きました。

今回から、本所から両国駅前の江戸東京博物館に会場が変わりました。
定員150名の小ホールですが、感染予防で、第一列を空けるとともに、同伴者同士以外は席を一つ空けて座ったので、ほぼ満席の状態です。

前座は、柳亭佐ん坊さんの「浮世根問」で、知ったかぶりのご隠居さんを八公が質問攻めにして困らせると言うものだが、ご隠居の語り口が早口で高音でした。

吉綠さんの「寝床」は、義太夫好きの旦那の発表会から逃げようとする町内のお偉方や長屋の店子、店の従業員のいろいろな口実(言い訳)も面白いが、旦那の義太夫をうなる表情や喜怒哀楽の百面相が見ものでした。
もう一つの出し物は「藪入り」で、この時期に相応しい人情物です。
息子の成長を自慢しつつ、さらなり社会的成長を願う男親と真っ正直な大人になることを願う女親の、子を思う態度の違いを見事に演じ分けていました。

中入りの後は、
吉綠さんも出演しての、朗読劇「うまれる」でした。
吉綠さんと4人は、かつて俳優座養成所で、演劇を学んだ仲だそうだ。

妊娠・悪阻・安定期・出産(帝王切開)・育児・一歳の誕生日までの女性・母親
の姿を通して、子に対する愛情、生命の尊さを訴えました。

「藪入り」と「うまれる」の取り合わせが素晴らしい演出だと思った。

朝から、モノレールや電車の中は、あまり混んでなくて、マスク無しの人もいなくて、安心して乗れた。


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私は、千葉県東金市出身の落語家、柳家吉綠さんを応援しています。

吉綠さんは、今年12月23日に杜のホールはしもとで開催される、「第19回さがみはら若手落語家選手権〈本選会〉」に出場します。

http://ja.Wikipedia.org/wiki/柳家吉綠
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