塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

Weekendの麺処巡り ほん田で塩

2009-04-18 14:07:16 | 拉麺_09
 いつもホット情報で重宝している“とら会”に出ていたネタを元
に、東十条の「麺処 ほん田」に伺った。こちらでは塩拉麺が通常メ
ニューで提供されているという。昨年から限定で塩が提供されていた
が、伺うことが出来ず未食のままだった。定番メニューに加えられた
ということは、本田店主の自信の現れとみた。
 開店前の店頭の並びは4名ほど。昨年の2月に開業されて瞬く間
に人気店となり、退店する頃には30名ほどの並びが出来ていた。
 さっそく、味玉塩拉麺800円の食券を購入しカウンターへ。
 登場した器の中からは、香味鶏の出汁スープが豊潤な香りとして
立ち上ってくる。干し蝦や貝の魚介系のシャープな味も伝わってく
る。このスープは旨い。
 硬めに茹で上げられたストレートの細麺は噛みごたえもあり、ス
ープが絡みつくようで持ち上げも良い。途中でスープを啜らなくて
もいいほどだ。それぞれの具もしっかりと仕事をされた味だ。
 創業されて1年と数ヶ月というのに、この一杯はパーフェクトな
仕上がりで恐れ入った。聞くところによると、16歳から麺処で修
行されているそうで、この味なら頷ける。

麺処 ほん田
北区東十条1-22-6  03-3912-3965
11:30~15:00、18:00~21:00 水曜定休日
メニュー

Weekendの麺処巡り べんてんでとろろつけ麺

2009-04-18 13:58:43 | 拉麺_09
 週末の朝の「べんてん」は久しぶり。いつもの如く皆さまとのご
挨拶を済ませ、ひたすら暖簾が出るのを待つ。
 さて、開店となり店内に入ると「とろろつけ」900円の札が出て
いた。迷わずとろろをオーダーする。
 注目の一杯が手渡しで登場。つけ汁の器の中には、大和芋の白い
とろろに、その上に青海苔が振り掛けられて鎮座している。
 麺だけをそのまま数口啜り、そして麺をつけ汁に浸けてとろろを
絡ませながら口に運ぶ。トロリとした感触で喉に流れるように滑り
込んでいく。食べ始めると箸が止まらない。開店直後のスープと麺、
爽やかさいっぱいで実に旨いもんだ。ごちそうさま。


街を巡る 再び馬車道辺り 横浜アイランドタワー

2009-04-18 03:32:46 | 街巡り_09
 本町通りの顔として「横浜アイランドタワー」が道を挟んだ三角
地に悠然とそびえ立っている。その先端部分に威風堂々としたバル
コニータイプの古風な建物が目に入った。
 「旧第一銀行横浜支店&横浜銀行本店別館」は、1929年に西村
好時の設計により竣工。元は北側に面する現在の横浜第二合同庁舎
の左隣り(本町5-46)にあったものを、曳き家工法により170m
程移築され、現在の地でアイランドタワー(2003年竣工)の低層
部を飾っている。
 トスカナ式オーダーの列柱が並び、半円形のバルコニーは重層感
があり、半円型のアーチ窓も頼もしく、屋根を飾るデンティルも見
事。いつまでも残しておきたい景観だ。
 横浜・中区の港街を歩いていてつくづく感じたことは、今後どの
都市でも再開発を行うならば、このように昔の建物の外観を保って
新しい建築物をドッキングさせる施工を見習うべきであると思う。
ますます横浜が好きになった。
(横浜市中区本町6-50-1)
アイランドタワー正面  玄関灯

街を巡る 再び馬車道辺り 帝蚕倉庫事務所&倉庫

2009-04-17 06:34:56 | 街巡り_09
 続いて横浜第二合同庁舎の北隣りにポツンと取り残されたビルが
ある。これが「帝蚕倉庫事務所」で1926年に旧横浜生糸検査所倉
庫事務所として竣工。当時はここに横浜に集まる全ての蚕糸物を一
括管理される倉庫があった。現在は当事務所ビルと倉庫棟が残って
いるだけだ。
 ビルの壁面をよく見ると凸部に煉瓦風のタイルが貼られており、
凹部にはコンクリートの地肌がそのまま。このスタイルは設計者の
遠藤於菟(おと)の意匠。
 少し離れたところに同倉庫があったが、周りは工事中で近くまで
行けなかったので、遠目からの撮影となった。
(横浜市中区北仲通5-57)
事務所玄関  帝蚕倉庫

街を巡る 再び馬車道辺り 万国橋ビル

2009-04-16 06:25:55 | 街巡り_09

 みなとみらい21新港地区へ続く通りを進むと、よく映画やTV
ロケで登場するビルがある。
 万国橋のたもとにある「万国橋ビル」だ。1928年に竣工された
オフィスビルで、玄関周りのテコラッタが当時の面影や姿をとどめ
ている。玄関灯も当時のまま渋い雰囲気を漂わせている。
 ビルの向こう側には、最新建築技術の粋を集結した高層ビルが整
然と並んでいた。負けるな万国橋ビル。
(横浜市中区海岸通5-26)
玄関灯

街を巡る 再び馬車道辺り 旧富士銀行横浜支店

2009-04-15 06:27:27 | 街巡り_09
 続いて本町通りを馬車道商店街方向へ進むと、通りの反対側
に造りは新しいが、モダンな三角屋根で時計のあるビルが目に
止まった。
 そして、馬車道に入る角に「旧富士銀行横浜支店」ビルが白
を基調に優雅な姿を見せていた。現在は「東京芸術大学」のプ
レートがはめ込まれている。
 1929年に建造された同ビルは、当初は安田銀行横浜支店と
して営業。安田銀行はこの頃、各地に同じようなスタイルの支
店を建てており、現存するのは3棟だけといわれている希少ビ
ルだ。写真・旧富士銀行横浜支店_2の右側、馬車道モール先に
見える、少し出っ張ったビルが1929年に建造されたビル。
 ルスティカ積みの外壁や大オーダーの円柱、フリーズやコー
ニスは精巧な造りを見せ、古典主義建築の意匠を表している。
1954年にはビルの南側(写真では左側)に、当時と同じデザ
インで別棟が増築されている。2005年より東京芸大大学院の
管理に入り、映像研究科馬車道校舎として開設されている。
(横浜市中区本町4-45)
白扉  モダーンなビル  旧富士銀行横浜支店_2

Weekdayの麺処巡り べんてんでつけ麺

2009-04-14 20:50:38 | 拉麺_09
 ここ数日は日中の気温も上昇し、夕闇が迫る頃の風も爽やか。そ
んな風に吹かれてみようと思うが、本日は帷が降りる前から雨が降
ってくる。こんな日こそベストとなる麺処を目指す。
 ここのところなかなか伺えなかった高田馬場の「べんてん」だ。
今夜の店頭での並びはない。早速、入店すると中待ち2人。そして
「つけ麺」800円を注文。
 硬めに茹でられた光り輝く麺を、そのまま口に運ぶ。小麦の香り
とほのかな玉子麺の甘味が伝わり、つけ汁につけなくても旨い旨い。
口の中で麺を転がし風味を確かめる、なんとも乙な頂き方だろう。
五感を優しく刺激させ、爽やかに鐘の音が響き渡るような麺、旨い
なあ。


街を巡る 再び馬車道辺り 旧川崎第百銀行横浜支店

2009-04-14 06:23:12 | 街巡り_09
 本町通りと関内大通りが交わる北角に、大オーダー円柱や黒い扉
の威風堂々としたイオニア式デザインの建物が目に入った。
 「旧川崎第百銀行横浜支店」は、1934年に当時の銀行建築の名
手・矢部又吉の設計によって建築されたRC2階建て。2004年に
高層マンションが建築された時、当時のデザインを復元して現在に
至っている。矢部の設計した建物では、馬車道にある「旧川崎銀行
横浜支店」も残っている。
 銀行業務の最後は、東京三菱銀行横浜中央支店であった。
(横浜市中区本町4-41)
黒扉

街を巡る 再び馬車道辺り 郵便ポスト

2009-04-13 06:13:28 | 街巡り_09
 本町通りと日本大通りの面する西側の角に、古めかしい郵便ポス
トが設置されていた。よく見るとここは横浜郵便局(現在の横浜港
郵便局)で、外国郵便を扱った創業局として1875年に始められて
いる。
 外国郵便開始80年を記念して1955年1月5日に、このポスト
が設けられたという。ブロンズ製エンゼル像が乗っかっており、
「郵便は世界を結ぶ」の文字が刻まれていた。
(横浜市中区日本大通5-3)
海外郵便開始80年プレート

Weekendの麺処巡り 旅人の木で塩そば

2009-04-12 13:44:37 | Weblog
 “旅”という文字を思考すると、開放感やその逆の惜別感などい
ろんな言葉や思い出が、またそのシーンが走馬燈のように浮かび上
がってくる。私の人生の旅はもう少し続く・・・。
 朝、新聞に目を通していて、ふと旅のことを思った。私のテリト
リー内の麺処で、旅の店名がつくのは高円寺の「旅の途中」と吉祥
寺の「旅人の木」だ。“多摩組”のスタンプラリーはまだ続いてい
るので、スタンプカードを手にして次の麺処を目指す。
 こちらのお店も久しぶりに訪れる、4~5年ぶりだろうか。以前
訪れた時は塩拉麺はメニューになかったが、限定で出ていた時もあ
り、こちらのお店の塩は未食。
 早速、「塩そば」750円に本日の玉子(あきる野市の浅野養鶏場)
100円をトッピング。スープからは干し蝦や胡麻油の風味が立ち上
っている。コクのあるスープだ。「一二三」譲りの蕎麦粉の混ざっ
た細縮れ麺がスープに泳ぎ、ピタリと相性も良い。旨い塩だった。
 店を後にしてから思い出した。スタンプを押してもらうのを忘れ
ていた。

旅人の木
武蔵野市吉祥寺本町3-23-9
11:30~15:00、17:00~19:30
土・日・祝 12:00~15:00、17:00~20:30  水曜定休日
旅人の木