☆♪☆ 鉄のみゅーじしゃん ☆♪☆

作編曲家・ギタリスト塩塚博のブログ。
近年は駅メロディの作曲で知られています。

その後の「Twilight Zone」 (邦題/ミステリーゾーン)

2014年11月11日 22時11分31秒 | 日記
「トワイライト・ゾーン」はアメリカで1959年~1964年に放送され人気を博した、1話完結型のSFミステリードラマ。
第1シーズンから第5シーズンまで全部で156本のエピソードが作られました。



日本でもリアルタイムで放送されて人気となり、のちの「ウルトラQ」や「世にも奇妙な物語」に強い影響を与えたことでも知られます。
1980年代にはリメイク映画もヒット。
「チャラリラ、チャラリラ」というオープニングテーマ曲はあまりにもお馴染みです。

去年からこのトワイライトゾーンのDVDマガジンが出てまして、去年のちょうど今日11/11に
「Twilight Zone (邦題/ミステリーゾーン)がおもしろすぎる件」というタイトルで、ブログ・SNSに記事をupしました。

今ちょうど30号、第3シリーズの通算100話まできましたので、一度総括して「その後のTwilight Zone」について書きたいと思います。

第1シリーズは、全部で36話あって、ひとつひとつが丁寧に作りこまれたドラマです。
わりとシリアスな内容が多くて、味わい深いですが、
のちのウルトラQにつながっていく、キテレツなキャラ、怪物・怪人・漫画みたいな宇宙人のたぐいはまだ出てきません。
ただし第1シリーズ最終話「マネキン」は面白怖い、傑作。第2シリーズへの架け橋となりました。

第2シリーズは、オープニングテーマ曲が皆さんがおなじみのチャラリラチャラリラに替わって、ドラマの内容もかなり娯楽色が強くなります。
絶世の美人なのに、この顔では異常だからといって抹殺されそうになる「みにくい顔」。
頭がふたつある宇宙人がパッとしない男を操って次々と事件を起こすドタバタ「強いぞディングル君」。
アメリカの田舎の酒場で、人間の格好に化けた火星人と金星人が会議する「火星人は誰だ」、とか。
すごくワクワクする楽しい傑作が満載。
怪物・怪人のメイクが、現代と違ってすごくアナログに作りこまれてて興味深いです。



第3シリーズは、第2シリーズで少し悪ふざけしたと反省したのか、当初はシリアスなドラマが多かったんですが、
いまいちウケが悪かったようで、途中からだんだんキテレツ、ハチャメチャなドラマが多くなります。
頭のデカい宇宙人が出てくる「人類に供す」や、
人のいい一人暮らしのじいさんが実はある星の王様だった「星のシンデレラ」、
腹話術の人形が実は生きていて、腹話術師に復讐??「生きている人形」など、傑作が目白押し。
親子の愛や、亡くなった人とのつながりといった人情ドラマなんかもあって、かなり面白いです。
今書店で売っている、通算100話前後の話は、ほとんどハズレがないので、皆さんも購入されて楽しんでみるのもいいと思いますよ。

で、最新号の31号から第4シリーズです。
第3シリーズまでは1話30分でしたが、第4シリーズからは1時間。ますます彫り込みが増えて面白くなると思います。
僕がトワイライトゾーンに最初に惹かれた「人形の家で」(第110話)とももうすぐ会えます。楽しみ(^O^)

ところで、「世にも奇妙な物語」でタモリさんが出てきてストーリーテラー・ナビゲーターをしますが、
このTwilight Zoneに原型があり、ロッド・サーリングというプロデューサー・脚本・演出家が画面に登場。
オープニングとエンディングのナレーションも彼がするんですが、
第2シリーズの日本語吹き替えで、このロッド役を担当するのが、久米大作さんのお父さんの久米明さん。
当時まだ36歳!!
まだあの重厚な味わいの「久米節」を確立する前の久米明さんの、若くてシャープな声も楽しめる、というオマケつきです。

いやー、ついつい熱が入って長くなってしまいました、ゴメンなさい。
また、キリのいい所でレポしたいと思います。
コメント
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