☆♪☆ 鉄のみゅーじしゃん ☆♪☆

作編曲家・ギタリスト塩塚博のブログ。
近年は駅メロディの作曲で知られています。

「夢」は、叶っているのか。

2013年06月10日 13時41分20秒 | インポート
キリンビールのテレビCMで、「夢」を公募して、それを叶えてしまう、という、とても楽しいシリーズ企画があります。



これまで放送されている内容は、
◇学生時代バンドをやっていた女性がもう一度バンドを結成し「アルフィー」と共演
◇プロレス大好きな男性が後楽園ホールで長州力と対決、セコンドには藤波・武藤
◇大相撲大好きな女性が相撲部屋で力士たちとちゃんこをいただく
◇頭髪のサビシくなった男性がカツラを被って写真集を作る
◇カンフースターを夢見る男性が、J.チェン・しょこたんと共演してカンフーアクション映画を作る。

といったもので、どれをとっても、綿密に作りこまれた、見ごたえがあってとても楽しいものばかりです。
特に「プロレス篇」はオールスターキャストで、長州小力まで出てきて大いに笑えて、感動すらします。

このCMシリーズ、きっとCMの賞も獲るでしょうし、よくできた作品であることは間違いありません。

しかし!!それはそれとして、僕個人の「夢をかなえる」ことに対する考え方と、このCMにおけるそれが
どうしても相容れない部分があるので、今日は書かせていただきます。
もしかすると何か問題があり後日削除するかも知れません。

僕が何を言いたいかというと、特に「バンド」「プロレス」「カンフー」の三つについては、厳密に言えば夢は叶っていないのです。
僕にとっては、夢が叶うとは次のようなことが達成された場合です。

◇主婦をやっていた女性が一念発起してバンド活動を始め、曲がヒットして、オフィシャルな形でコンサートで「アルフィー」と共演する。あるいは「アルフィー」から自分のライブのゲストに呼ばれる。
◇会社員をやりながら地道にプロレスのジムでトレーニングし、試合で勝利して人気をつかみ、オフィシャルな形で長州と対決する。
◇カンフーアクションの実力が認められて映画に出演して人気をつかみ、ついにはオフィシャルな形でジャッキー・チェンと共演する。

僕の言いたいことをお分かりいただけますでしょうか。
夢というのはそんなに簡単にかなうものではなく、限られた人にしか達成できない厳しいものだと僕は考えます。
僕も、僕の知る沢山のプロの音楽家や芸能人やアーティストたちも、日々努力を重ね、少ないチャンスをものにして勝ち上がり、今日の地位を得たのです。
屁理屈かも知れませんが、そこだけ、言いたかったのです。
偉そうなことを言って、すいません。

でも、キリンビールのCMは、よくできているし、楽しいです。正直、好きです!!

コメント (2)
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