☆♪☆ 鉄のみゅーじしゃん ☆♪☆

作編曲家・ギタリスト塩塚博のブログ。
近年は駅メロディの作曲で知られています。

アンナ・ネトレプコの「マノン」

2010年09月15日 00時19分27秒 | クラシック音楽
行ってきましたー。

オペラ「マノン」(マスネ作曲)。



僕が女性オペラ歌手の中で一番好きな、アンナ・ネトレプコがマノンに扮するこのオペラ。
第二子を妊娠したと伝えられたネトレプコが、果たして本当に日本に来て歌ってくれるのか、
直前までファンをやきもきさせましたが、ついにアンナは予定通りステージに立ってくれました。
11日に初日が開き、僕も緊急にチケットを入手して14日の公演に駆けつけました。
会場は上野の東京文化会館。

54000円。
これは、僕がこれまでオペラ公演にはたいた金額の中で最高。
ということはこれまでのすべてのコンサート、ライブの中での最高金額です。

今回の「英国ロイヤルオペラ」は、このチケット代金に恥じない
最高のキャスティング、素晴らしいオーケストラ(指揮はアントニオ・パッパーノ)、
そして充分にお金をかけた優れた舞台装置・セットを日本に持ってきてくれました。
4時開演、2度の休憩を挟んで8時までの約4時間。
重厚にしてゴージャスなエンターテインメント。
たーっっっぷりと堪能しました。

何と言ってもやはりネトレプコ。
美しく、ふくよかな歌声。
しかもオペラグラスで見ると、歌っている時に実にイキイキと表情が変わり、とても惹きつけられる。
と、ここまではほぼ期待どおり。

しかし、妊娠中とは言え、ちょーっっっと、体格もふくよかなのでは?
僕が所有している何本かのオペラDVDで見たネトレプコは、
とても可愛くてセクシー、しかも歌も文句なく上手い、
オペラ界のスーパーアイドル。
でも昨日目の前で見た彼女は、残念ながら丸々とした貫禄あるお顔で、
「オバさん」への道をダダーッとローリングしている実感が。

うーん、ちょっとイタい・・。

そりゃあ人間ですから、歳はとります、しょうがないことですが。
できれば、美しいままキャリアを重ねてくれるとありがたいですね。
出産を終えたら、少しダイエットして、また正しいオペラ界のアイドルへと戻ってくれるといいな。

来年もネトレプコはプッチーニの「ラ・ボエーム」と、オペラアリアのコンサートで
来日する予定なので、その時にはぜひお願いしたいですね。

ネトレプコの「マノン」はまだあと2回公演が残っていますが、チケットは完売のようです。
ちなみに公演のホームページは
http://www.nbs.or.jp/stages/roh2010/opera/manon.html


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする