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夕庵にて

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ときどき写真と短歌を

『その扉をたたく音』

2024年10月20日 | 
『その扉をたたく音』  瀬尾まいこ著  集英社文庫

この物語は、29歳の主人公宮地がギターと出会い、
音楽を愛し続けてきた人生を描いている。
就職せず、親からの仕送りで生活してきた彼は、
ある日サックス奏者(そよかぜ荘の職員)の青年と出会う。
老人ホーム「そよかぜ荘」を訪れた際、
サックスとギターの演奏を通じて、宮地は少しずつ変わっていく。



施設では宮地が「ぼんくら」と呼ばれながらも、
老女の使いやウクレレの先生を通じて自分自身と向き合い、
成長していく様子が描かれている。
小さな変化が新たな世界を広げるというテーマは、
多くの人にとって共感できる。
何かを見いだすことで人は成長していくというメッセージが心に響く。

今夜は大粒の栗ご飯

 
日の出前の空
人それぞれの今日のドラマが始まる
 
夕暮れの西空