だらだらと毎日がすぎてゆく。夕食後はしばらくテレビを楽しむ習慣も、コロナ、コロナでうんざりというよりも、身近に迫りつつある恐怖にこころが塞ぐ。
こんなときには音楽が癒してくれる。やはりオーケストラによるうつくしい旋律がいい。今までそんなに感じたことはなかったが、というより心に余裕がなかったのかも。今、この時期嫌なことを忘れさせてくれる音楽に強く魅かれた。これもkazahanaさんのシークレット・ガーデンが発端だと思える。
たまたまBSでスコットランドのグラスゴー駅に置かれた一台のピアノ。様々な人がこのピアノを見つけて、自分の好きな曲を弾いてゆく。医者、学者、ニート、旅行者、学生プロのピアニスト、主婦たちが楽しそうに鍵盤をたたく。黒い手袋をはめたままの老いた数学者が弾く姿は印象的だった。
そして一言の言葉を残して立ち去るのだが、一様に音楽の素晴らしさをたたえる。美しい音を奏でることはしあわせだと。幼いころ,おばあちゃんに習ったという人の多く、年配の男性の多いのにもお国柄が思われる。才能のない私には奏者は崇拝の的だ。
このほか、空港、書店、展望台とかに設置されているらしいが、日本でもあるのかな?
そうだ!今日はしまいこんだ名曲のCDを探して楽しむことにしよう。