活字中毒症

本というもののが与えるくれるものの一つに活字に目を通すことだけで得る
満足感みたいなものがある。

本と言うものに記述されている内容に知性とか魅力を感じ、それを読み通す
ことによって知識、情報、思考の時間を得ることに満足感を覚える。

知識と情報は自分の記憶のなかにある時間だけ留まるが、それは常に永遠
でもない。ある時間とともに忘却という行程をたどる。しかし本があれば
再度、その中から必要な情報、知識を拾い上げることもできる。
思い出したようにまた一節を読んでもいい。

活字というものを有効利用する意義はこういったところにもあるのかも知れない。

最近では、即物的な情報を得るだけでなく、心情的な意識の高揚をもたらすもの
もいいなと思っている。これもまた、別の意味で活字の良さなのかもしれない。