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スマイルズの世界的名著 自助論 を読んだ。 ストレートな論調が現代にも生きる

2011年06月16日 06時06分46秒 | 読書評
スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫
クリエーター情報なし
三笠書房

スマイルズの世界的名著 自助論 を読んだ。

1858年に出版され、日本でも西国立志編というタイトルで世に出ていたようで
明治時代にも広く読まれた本のようだ。

現代の自己啓発本などは、小手先の対処療法的な論が多かったたりするが
この本は、抜本的な人としての取り組みがストレートにかかれていて
響くものがある。

昔、両親に言われてきたようなことで、物事への取組む際の情熱、努力、
謙虚な姿勢、時を無駄にしない、一度やろうと決めたら最後もやりぬく
など、人して根本的に不可欠なことを古人の実例などを上げて切々と
書いている。

現代向きのノウハウなどはないが、物事を実現するための基本的な要素、
ひたむきな努力の継続こそが生涯を豊かにし、未来を創造するという
ところなどは、多くのノウハウ本を読んでいると逆に新鮮で足元をすく
われたような気がする。

本のサブタイトルを見るだけでも、日々の心がけとして良いのではないか
と思う。

人間の優劣を決める精一杯の努力
人生に暇な時間はない
人生の奥義の九割は快活な精神と勤勉にある
自らを方向づける「意思の力」
ビジネスを成功させる6つの原則
金は人格なり
鉄は熱くなるまで打て
よき師、よき友は人生最大の宝
人格こそ一生通用する唯一の宝
理想に現実をかね合わせる努力

この辺のサブタイトルを日々意識するだけでも変化がおきそうな気になる。

真摯に謙虚な姿勢で日々持続的な努力を積み重ねることが事を実現させる
そんなことを切々と主張している名著だと思う。

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