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ウィークエンド シャッフル  を読んだ。

2010年10月15日 22時20分50秒 | 読書評
ウィークエンド シャッフル (講談社文庫)
筒井 康隆
講談社

ウィークエンド シャッフル を読みました。
これもブックオフでの中古本。

筒井康隆は、映画とかテレビで耳にする程度で、作家そのものに興味は
なかったのでこれまで作品を読んだことがありませんでした。
この作品は、昭和49年の作品ということをあとがきで読んでしった。
短編集であるが、子気味良く読めるストーリーでした。

ストーリーの展開がダイナミックというか、自分がこれまで読んできた
小説には、無い物語の展開のものが多い。

スナックで飲んでいた硫黄島の戦友が、当時の話をしてて、その戦闘の
状況を激論していると、スナックが硫黄島の戦場になり、話が終わったり、
外犬を公園で可愛がる話かと思えば、犬柱といって犬を植物化して土に埋
めた状態にしてたり、死の直前に残った家族を見守るため脳だけ生かす
装置に組み込み、気がついたときの激痛の描写などSFなのか、なんか
不思議な世界が展開された。

このようなストーリーは、初めてなので新鮮でした。
これが筒井康隆の世界なのかなぁと感じた。
短編小説の裏側には、それぞれひとつの主張がある。
本能や苦悩、自分本位の心理変化、わがまま身勝手な心理描写など
が斬新で予想しずらく、驚きのようなインパクトがある。

長い時間触れることのなかった作家ですが、個人的には、小さな衝撃
でした。
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