寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
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(第2886話) 配偶者の呼び方

2019年12月18日 | 知識

  “配偶者についてどのように呼んでいますか。最近、テレビを見ていて女性が自分の配偶者を「私の旦那さん」と言ったり、男性が「うちの嫁が・・・」と話していたりする場面によく出くわします。知人も「うちの旦那さんが」と何のためらいもなく話していて、そんな言い方に私は日頃違和感を覚えてきただけに、何だかモヤモヤしてきました。
 少なくとも私の中では「旦那さん」という表現は、その場にはいない他人の夫への敬意を示した言い方です。それを自分の配偶者に使うのはふさわしくないと思ってきました。そして「嫁」は親がわが息子の妻を指して言うものではないでしょうか。  言葉は確かに時代によってその意味や使い方が変わるものです。家の中では何と呼んでも構わないと思いますが、やはり外で他人と話すときは「夫」や「妻」と言えば周りから反感を買わない気がしています。”(11月28日付け中日新聞)

 愛知県江南市の主婦・市原さん(57)の投稿文です。たわいもないこととも言えるが、配偶者の呼び方に戸惑っている人は多いのではなかろうか。ボクもいつも迷っている。「内の」をつけながら妻、女房、嫁、やつ、ママ、名前・・・等々であろうか。ボクは女房が多い気がするが、これはどうなのだろうか。おかしいと言えばおかしいものばかりだが、日本人はそれだけ、配偶者をおもんぱかっていなかったかも知れない。特に男ではあろう。こだわる人の前では、妻以外は愚かに見えるだろう。やはり妻が一番いいと思うが、使い慣れないとなかなか口から出てこない。
 では夫婦二人の間での呼び方はどうだろうか。パパ、ママと呼んでいるのをよく聞く。これなどは考えてみれば全くおかしい。ボクの家では、パパ、ママと呼んだ時代はない。数年前に名前で呼び合おうと決めたことがある。妻はすぐになじんで、呼びかけるときはいつも名前か「あなた」と呼んでくる。ボクは名前で呼び時もあるが、どうもまだ戸惑うことがある。呼び方について日本の夫婦はどうも素直でない気がする。


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