吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

やっと、なんとなく。

2015-10-22 15:46:14 | 日記
私は映画が好きで、邦画も洋画もわりと見る方ですが
おフランスの映画は、どうも私とは合わない。
食わず嫌いなのではなく、名画といわれる映画や、わりと最近の映画も観ていますが
やはり、どれもこれも、観終わった後に「う~ん…?」という喉ごしの悪さが残ります。
唯一好きなのが、私が大好きなアヌーク・エーメが出ている『男と女』のみ。

先日、エマニュエル・ベアールが出ているというだけの理由で
『かげろう』という、おフランスの映画のDVDを借りてきました。

『天使とデート』で可憐な天使ちゃんを演じたエマニュエル・ベアール。
『エレベーターを下りて左』などの、しょーもない映画にも出たりしていましたが
いまや、フランスを代表する美人女優の1人でもあります。

『かげろう』の彼女も、やはり美しい。

ところが、この映画の中で、どうも見覚えのある青年が出てくるので
よくよく見たら、『ハンニバル ライジング』で、若き日のハンニバル・レクターを演じた
ギャスパー・ウリエルくんでした。

『ハンニバル ライジング』は、映画の内容自体は、「へー」という感じでしたが
ハンニバル青年と深く関わる、若き未亡人役の。コン・リーがとても美しくて
しかも、昭和を代表するアイドル、山口百恵ちゃんと似ていたのが気になって
主人公役のハンニバル青年は、さほど気にしていなかったのです(主人公なのに)
でも、ハンサムではないけれど、妙に目に引っ掛かる子だったので、覚えていたんですね。

で、『かげろう』
やっぱり、「う~ん…?」な内容だったのですが
最近になって、ようやくぼんやりと気が付きました。

「ラストはこうです」
そんな風にはっきりさせず、曖昧な感じに終らせることが多いおフランス映画は
もしかしたら、「あなたなら、この先をどうしますか?」と
観る側それぞれに問いかけるような作り方をしているのではないかと。
ハッピーエンドもあり、それ以外もあり。

観る人によって、どれが納得のいく終わり方って、それぞれ違いますからね。
私が「よし!」と思ったものでも、友人は「う~ん…?」だったなんてこともよくあるし。

五十路になり、やっと、なんとなく、「もしかして、そうなのか?」という
おフランス映画の理解の仕方が分かってきた?ような?気がします?

でも、やはりあまり得意ではないなぁ。