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新米の評判 高温障害 お米も疲れるの

2012-09-27 10:02:02 | お米

新米のニュースが毎日のように。

ちょっと良くない話もちらほら。

 

とにかく、やっぱり暑かったということか。

 

米は、

「日照りに不作なし」と言われて、

水不足よりも日照不足やヤマセ(冷たい風)や台風の方が

困りものですが、

 

それでも、やはり、今年暑かった。

 

勿論、日中暑いのはいいんです。

 太陽がしっかり降り注げば、

光合成も順調に進み、でんぷんの形成が行われます。

中学校(もしかして小学校)の復習です。

光合成とは、植物が光エネルギーを使って水と空気中の二酸化炭素から炭水化物(糖類)を合成すること。また、光合成は水を分解する過程で生じた酸素を大気中に供給している。

 

ここで、夜温が下がれば、稲も休めるのですが、

夜温が高いと、自らがエネルギーを消費してしまうのです。

 

結果として、

炭水化物(でんぷん)の形成が順調にならず、

白濁した米粒(白未熟粒)になってしまいます。

※ただし、日照不足でもおこります。

 

白濁の部分も、全体的、腹、背、芯などで、

それぞれ、乳白、腹白、背白、心白などと呼ばれます。

出典:「ルーラル電子図書館」 http://lib.ruralnet.or.jp/genno/yougo/210.html

 

実際の、見た目は、

出典:農業温暖化ネット

https://www.ondanka-net.jp/index.php?category=measure&view=detail&article_id=71

 

この白未熟粒があると、必ず美味しくない わけではないのですが、

やはり、白未熟粒がないほうが、

炊飯の時の粒のそろい、よそったときのふんわり感が出ますね。

 

 

 

 

 


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