新米のニュースが毎日のように。
ちょっと良くない話もちらほら。
とにかく、やっぱり暑かったということか。
米は、
「日照りに不作なし」と言われて、
水不足よりも日照不足やヤマセ(冷たい風)や台風の方が
困りものですが、
それでも、やはり、今年暑かった。
勿論、日中暑いのはいいんです。
太陽がしっかり降り注げば、
光合成も順調に進み、でんぷんの形成が行われます。
中学校(もしかして小学校)の復習です。
光合成とは、植物が光エネルギーを使って水と空気中の二酸化炭素から炭水化物(糖類)を合成すること。また、光合成は水を分解する過程で生じた酸素を大気中に供給している。
ここで、夜温が下がれば、稲も休めるのですが、
夜温が高いと、自らがエネルギーを消費してしまうのです。
結果として、
炭水化物(でんぷん)の形成が順調にならず、
白濁した米粒(白未熟粒)になってしまいます。
※ただし、日照不足でもおこります。
白濁の部分も、全体的、腹、背、芯などで、
それぞれ、乳白、腹白、背白、心白などと呼ばれます。
出典:「ルーラル電子図書館」 http://lib.ruralnet.or.jp/genno/yougo/210.html
実際の、見た目は、
出典:農業温暖化ネット
https://www.ondanka-net.jp/index.php?category=measure&view=detail&article_id=71
この白未熟粒があると、必ず美味しくない わけではないのですが、
やはり、白未熟粒がないほうが、
炊飯の時の粒のそろい、よそったときのふんわり感が出ますね。