『木育』から『共育』へ。
国産材の持続的栽培資源としての活用と環境の両立を!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/78/0e6cfeaa8da2b16e75f2d103a8da0eec.jpg)
この写真は、千葉県の一宮付近国道127号線に植えられている河津桜です。
8分咲きくらいでしょうか?写真を撮ったのが2月25日ですから3月上旬には満開でしょう。
桜は、皮のついたまま床の間の床柱や落し掛け等に使用します。
主に皮のついた状態で使用するのは「お茶室」が多いです。皮のついた丸太を「黒木」と呼びます。
皮のついた丸太を使用すると虫や皮の剥がれ等が多く最近まで一般の家で使用する事は
減ってしまいましが、近年お茶室も増えてきてこの様な丸太の問い合わせも増えました。
私は、皮つきの丸太「黒木」の問い合わせが有ると必ず虫・皮の剥がれを言うようにしています。
お施主様が理解して使用すればクレームになりませんが、デメリットを知らずこの様な事に成ると後から
説明しても納得されないことが有ります。
木材を選ぶときはその木の特徴を説明してくれる業者から商品を買うことが
失敗のしない材料選びだと思います。私がこの業界に入った26年前ごろに聞いた話です。
乾燥してない梅の木を販売した業者に施主さんから問い合わせがきたそうです。
「床の間の梅の落し掛けの枝から花が咲いたと!」
この業者は、なんと言ったかと言うと「それは縁起がいいですね」と言ったら納得してくれたと
言っているのを聞きました。
現在ではこんな言い訳は通用しないですね。 (鈴木)
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