『木育』から『共育』へ。
国産材の持続的栽培資源としての活用と環境の両立を!!
木の細胞壁をつくっているセミロース・ヘミセルロース・リグニンは多くの生物にとっての
養分にはなりませんが、木材腐朽菌やシロアリなどにとっては格好の栄養源です。
木材腐朽菌とは、さまざまな糸状菌(カビやキノコ)の総称で、酵素により
細胞壁を分解しながら、養分として取り入れます。腐朽(腐る)とは、
このような腐朽菌の活動で木材の組織構造が崩れていく現象です。
腐朽菌には弱いとされる木材ですが、心材は防腐成分や防虫成分が含まれているため、
腐りにくい部分で青森ヒバの精油は「ヒバ油」といわれ、
とくに強い防菌・防虫効果があります。
腐朽菌は木材を乾燥させることで腐朽を防止できます。
(含水率で言えばおおむね28%以下です。) (小川)