『木育』から『共育』へ。
国産材の持続的栽培資源としての活用と環境の両立を!!
昨日から発表している“チャレンジクイズ”今日は第2回目となります。
5.問題 昔は女の子が生まれると庭に桐の木を植える事が多かったそうです。何故でしょう?
① 嫁入り道具の箪笥にするために植えた。 正解 60人 正解率73%
② お嫁に出したくない父親が願掛けで植えた。 1人
③ 娘に悪い虫が付かないように願掛けの為に植えた。 21人
[答え] ①番
[解説]
約20年位で太さが直径40センチ程度に生長して箪笥1棹作れる大きさに生長するから娘さんが産まれたときに
植えても間に合ったのです。けして娘に悪い虫が付かないように願を掛けたわけではありません。
21名の気持ちは私も年頃の娘がいるので良くわかります。
6.問題 昔から貴重品は桐の箱にしまいました。何故でしょう?
① 中身が高そうに見えるから。 0人
② 火に強いから。 正解 78人 正解率 95%
③ 泥棒除けの木だから 4人
[答え] ②番
[解説]
桐は熱伝導率が低く、発火点は、400度以上といわれています。 今でも金庫の中に使用されています。
水も浸み込みづらいので、火事の時の放水でも桐の箪笥の中は水が入らず、衣類などを守ってくれたのです。
熱からも水からも財産を守ってくれたのが桐の箪笥なのです。
職人さんが作った良い箪笥は引き出しを閉めると別の引き出しが開くのは
密閉率を高めて中の着物や財産を火事から守るためです。
7.問題 木は製材の仕方によって、木目が変わります。①と②の写真でどちらが板目でしょうか?
写真① 正解 51人 正解率62%
写真② 31人
[答え] ①番
[解説]
写真の②は柾目です。木の容器で樽と桶がありますが、酒や味噌など液体や塩分の多く含むものには、
その浸透を防ぐ為に板目を使用します。濡れたり乾いたりする桶は、反りの少ない柾目を使用します。
8.問題 幅10センチ・厚み1センチの板があります。横幅が反りやすいのはどちらの目が反りやすいでしょうか?
① 板目 正解 42人 正解率51%
② 柾目 38人
③ どちらも同じ 2人
[答え] ①番
[解説]
木は表側と樹芯部では水分の量が異なる為に、乾燥時に水分の多い表側に引っ張られていきます。
白太を多く含む板はより水分の差が大きく反りやすい板です。字のごとく、「木が反る目」板目です。
木が反るのが嫌な方は、柾目をお勧めしますが、柾目は板目と比べて高価な商品です。
20問中8問以上の正解者は、82人中79人です。