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a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

鹿島市立七浦小学校

2010-12-02 08:20:08 | 旅公演
11月30日―12月1日

上五島を後にして、
一路佐賀の有明海へ。
途中大村湾のPAで昼食。
ここのちゃんぽんは、評判通りのおいしさ。
最後の長崎を味わう。

学校に着くと、
5,6年生が待っていてくれて、50人くらいで手伝ってくれた。
これがおお助かりで、
荷降ろし最短記録の30分。
おかげで順調な仕込でした。


教頭先生からは、自宅で取れた芋と、
カブの浅漬けの差し入れ。
これは、どちらも美味でした。


近所の保育園の子たちもやってきて、
客席は200名くらい。
最初のシーンからストレートな反応があって、
おもしろい。
これまでとはまた違って、子どもらしい素直な反応。
もう、いちいち引っかかっては、
笑っちゃう感じ。
そうだ、楽しいのだ。
とにかくずっと、芝居を面白がっているんだ。
そんな客席を思わず芝居よりも見てしまうような、
そんな感じでした。
もう、何がそんなにおかしいんだ!
て言うくらいに、笑っていました。


カーテンコールでも、
まったく原稿も用意しないで、
児童代表の子が言ってくれたけど、
「ものすごく面白くて笑って、
最後少し悲しくなった」
客席全体が、そういう感じだなぁ、と思いました。

バラシの方もまた、
5,6年生が手伝ってくれて、
大助かり。
またしても先生方が大いに活躍してくれました。
滑車を降ろすのを面白がってやってくれたり、
テキパキ子どもたちにやることを探してくれたりと、
これまたいつもより早く次の会場へ出発することができました。
こういうお手伝いは、
文化庁ならではなのだけれども、
観てもらった人たちと、じかに話しながらできるのは、やっぱりおもしろい。
有明海を望む小学校の子どもたちは、
何ともピュアで、こちらが元気になる公演となりました。

新上五島市立若松東小学校

2010-11-30 17:56:46 | 旅公演
11月28日―29日

予定していた佐世保からのフェリーに乗れず、
長崎港からの出発。

そのため到着時間が変更になったのだが、
その連絡が届いておらず、
ご迷惑をおかけしてしまいました。ごめんなさい。

とはいえ、体育館の条件が良かったので、
思いのほか早く仕込みができました。

人懐っこい子どもたちは、
あまりにも変化した学校の様子にびっくり。
その反応を見るのもまた、
体育館公演の醍醐味。
周りの小学校からも観に来てくれて、
200人強の客席。
ぐっと舞台に向かう空気があって、
おもしろい感じ。
先生たちが周りで立って見ているのも、
不思議だけど、
良く見ているなぁ、と。
シーンとしている瞬間と、
わ~~っと湧く瞬間と、
客席の反応にメリハリがあって、
そんなに芝居慣れしている子たちじゃないはずなのに、
子どもたちの適応能力の高さと言うか、
純粋な反応に、ヘンな感心をしてしまった。


お手伝いも子どもたちが無邪気に手伝ってくれて、
時間になっていなくなると、妙~~にさみしい気がしました。
この公演をした小学校は、中通島と言われ、
上五島の中心の島。
20年ほど前に橋によって隣の若松島と陸続きになった。
劇団員の一人が、
僕らが泊まった宿の近くで公演のことを地元の方に話すと、
「ああ、向こうの島ね」
と言われたという。
若松東小学校という名前だけど、
まだ、そういう“距離”のようなものがあるようだ。
橋によって便利で近くなったが、
それによって宿泊を伴う観光客が激減。
人口も減っているようだ。
余談ですが、皮肉な話だ。


もちろん、そんな大人事情は子どもたちには関係なく、
まだまだ半数の過程が漁師関連の仕事をしていると聞くと、
エールを送りたくなってくる。
こういう鬱屈としがちな島の暮らしの中で、
子どもたちの笑顔や笑い声は、
励みになるに違いない。
ありきたりな言葉かもしれないが、
子どもはやっぱり宝だ。
そんなことも考えた公演となりました

終わって、島の高台に夕陽を見に行きました。
島に来たことを実感。




夜は夕食前に旅ミーティング。
若い旅班ではあるが、
着実に経験値をあげている。
今日でちょうど旅の折り返し地点に来たのだ。

佐賀市立春日北小学校

2010-11-27 01:38:28 | 旅公演
11月25日―26日

着くなり、やる気な先生方のお出迎え。
なかなかの速さで荷降ろし。
差し入れまで、いただいちゃいました。
体育館の暗幕の遮光性が弱かったのが、
業者さんにお願いして、
ばっちりな暗幕ができていました。

学校からの風景。


先生方の姿勢と言うか、期待は、
必ず伝わるものだと思う。
そんな雰囲気で、客入れ時から盛り上がる客席。
客席も500くらいで最適。
後ろの方の子が、開演と同時にぐぐっと立ち上がる勢いで、
覗きこむ。
その感じが、見にくくて悪いなぁ、と思う反面、
してやったりと思ってしまう。
あまりに観にくそうな子たちを、こっそりと横に動かしながら、
ずいぶん熱心な客席があたたかい。


このシリーズに来て、
頭のウルフとベッラの会話から、
ビビットに客席が反応するのが嬉しい。
“ことば”が届いているように思う。
数年間続けてきた成果だな、と。
ビジュアル的にも飽きさせない仕掛けの多い舞台だけに、
こちらの狙いであるドラマぼ部分がぶれてしまわないよう、
丁寧に作り上げてきた舞台だ。
こういう反応を見ると、
嬉しくなってしまう。

終演後には、花束が6本。
各学年1人づつと言うことらしいが、
こちらもカーテンコールに並ぶのが6人なので、
ばっちり。
バラシも、先生たちがたくさん手伝ってくれて、
今までで最短時間。
担当の先生たちと話していた時、
もしかしたら、保護者の皆さんが、
考えさせられるような芝居だったかもしれませんねぇ、
という言葉が印象的でした。

この日は、研究生のつるちゃんが、
リハーサル司会デビュー。
案外堂々とやっておりました。

そして、照明助手のMちゃんがラストデーで、
東京演劇アンサンブルのオペデビューとなりました。

そんな話も先生方にしたら、
差し入れなんかもいただいちゃったりして…。
こういう出会いのくりかえし、ですよね。

ホテルでの間違い探し。




劇団からは、記念品をば。
照明さんと言えば、
やっぱ、手袋、ですよね。
ついでに劇団員のお誕生日も祝ったりしてね。

福岡市西南学院小学校

2010-11-24 23:52:14 | 旅公演
11月23日―24日


旅が始まって1週間だというのに、
まだ2ステージ終わっただけ…。
これはさすがに珍しいなぁ。
昨日とはうって変わって、
カトリックではなく、プロテスタントな小学校。
だからと言って、何が変わるわけではないのだが…。
久しぶりのテックス体育館だが、2階。
若干それが大変だったけど、
お手伝いの先生がたくさん来てくれて、
予定通りに前日仕込が終わりました。
楽屋には担当の先生から手作りマドレーヌの差し入れ。

こういうのはめったにないので、
ほんとにうれしくなってしまう。

↑西南学院特製!

新設校のため、
1~3年生だけの観賞だが、
保護者の関心が高く、100人以上は来たと思う。
開演前の生徒参加のためのリハーサルで、
歌う前にリラックス体操をしたのだが、
子どもたち以上に、熱心に身体を動かしていたのが保護者の皆さんという光景が、
とても、ほほえましく感じた。


低学年だけとはいえ、
けっこう頭のシーンからビビットな反応があって、
おもしろかった。
セリフを聞いて、
内容にきっちり反応してくるのが、おもしろい。
素直な反応に、つい舞台よりも、
客席を見てしまう時間が長かった。


サプライズの先生出演は、
衣裳が見事すぎて、
最後の方まで、子どもたちはだれかわからなかったみたい。
セリフを聞いて、「あ!」と思ったようだった。




この日は、カーテンコールでは、
ベッラ役をやった清水優華が花束をもらい、
話もした。
いつもはおじいちゃん役がやるのだが、
彼女は福岡出身で、
この学校の姉妹校出身。
親類がこの学校に来ていたり、
この学校の先生が彼女の恩師の知りあいだったりと、
つながりも深い。
担当のマドレーヌ先生から、
むちゃぶりもありましたが、
小さな観客たちに、
先輩らしい言葉をかけていました。

2階の体育館と言うこともあり、
バラシがきつかった。
それでも、最後まで先生方も手伝ってくれて、
助かりました。
かわいい観客たちは、
サインを求めて劇団員に。
終わった後は学食で遅~い昼食を食べて、
わずか5分という、同じ町内の学校へ移動しました…。

佐世保市立黒島中学校

2010-11-23 07:53:22 | 旅公演
11月21日―22日

移動、休息日を終えて、
佐世保の相浦港から、黒島へ移動。
今日は多くの難関がある。
非常に小さなフェリーで、
潮の都合で桟橋の条件が大きく変わる。
特にうちの4tロングトラックが無事に体育館に辿り着き、
佐世保の相浦港に戻れるか……。

まずフェリーに乗るか?
フェリーは島に降りれるか?
島の狭いポイントを通れるか?
Uターンスペースのない中学校まで上がれるか?
そして帰りのフェリーに乗れるか?
さらに相浦港に降りれるか?

多くのチェックポイントをクリアしないと、
どれも大ごとになってしまうのでが、
まずは無事フェリーに乗船。
マイクロバス組より先行する貨物で出港したトラック班から、
無事島の体育館に上がった報告。

ほっと一息。
とりあえず、問題なく仕込みを進めることができる。
待ち構えているのは中学校のバドミントン部の精鋭たち。
おかげで仕込みも順調に終わりました。

夜は、黒島の味覚で士気を高めました。
20人一度に泊まれる宿がなく、
男と女に分かれて分泊。
こういのも、“小さな島”ならでは、でした。

さて、いよいよ公演。
中学生13人、小学生26人、
先生、保護者、保育園の子たちと、島の皆さんが集まって、
80人くらいの客席。
朝から降っていた雨も、
公演時には上がり、どうやら運はついているようだった。


ほとんど微動だにしない客席。
ピクリとも…。
なんというか、緊張している感じ。
保育園の子たちまで、静かに観ている。
舞台で何が起こっているのか、
見ようとしているようだ。
お芝居に慣れてないと言えば、そうだけど、
こういう真剣さを受け止めるのは、
またおもしろい。
それでも、先生出演の1シーンは、
かなり、ウケテましたけど。

終演後は記念撮影をして、
中学生はバラシのお手伝い。










全校生徒13人というのが、
またちょうど良く、そして、良く動いてくれる。
先生たちも、良く手伝ってくれました。
校長先生も♪


シャイな中学生たちは、
言葉少なくおもしろかったとの感想をちらほら。
学校出るときには、
みんなでお見送り、
けっこう感動的でした。
なかなかこういう場所での、
こういう公演は、
この仕事でしかできないけれど、
やはり貴重な出会いは、大切にしたいといつも思い返すのだった。


壱岐市立鯨伏小学校

2010-11-20 07:46:04 | 旅公演
11月18日―19日

文化庁公演がスタート。
だいたい旅の始まりというものは、
いろいろ起こるものなのだが、
さっそく…。
大阪南港から新門司に着いた後、
動かなくなった2tトラック……。
結局修理のため、遅れることになる。
機材を積んでいるので、
仕込は吊り込み前まで、
ということなのだが、
高~~~い天井に悪戦苦闘。
なかなかヘビーな条件ではある。
結局宿の夕食ぎりぎりまでかかって前日仕込終了。

翌朝は、7時半から仕事の続き。
ここでも、なかなかトラブルが続き、
思うようにいかない。
それでも、たっぷり時間をとっていたおかげで、
なんとか開場前には無事終了となりました。

今日の公演は、
小学生80人、中学生40人で、保護者等入れたら150人くらい。
苦労した甲斐があって、
あたたかい客席に、
あたたかい舞台となった。
小学生たちの反応も、歌や口笛での参加も、
客席と舞台の垣根を感じないものだった。
ラストのシーンで中学生が、
ずっとうつむき加減で見ていた中学生が、
急に背中をしゃんとのばして凝視していた。
そう話してくれたのは、広島からわざわざ見に来てくれたお客さん。

その年齢に応じて、
思うことは様々だろうと思う。
終演後のあいさつで、シンプルに感動を伝えてくれた代表の子も、
熱心にバラシを手伝ってくれた中学生も、
楽屋のおじいさんに握手を求めに走った小学生も、
みんな、それぞれ心動かされる舞台となったようだ。

校長先生から、
ふだん不登校気味の子が、
この日も気乗りしないまま参加したが、
歌うところではみんなと一緒に一生懸命歌っていた、
とのこと。
そういうことも、
演劇なら起こりうる感動だなぁ、と。
公演直前に舞台監督が変わったり、
下見では気付かなかった体育館の条件が出てきたり、
2tが着かなかったりと、
苦労に苦労して仕込んだ体育館。
無事公演初日終了。


九州公演のご案内

2010-10-09 12:19:53 | 旅公演
さて、『おじいちゃんの口笛』の文化庁公演ワークショップから帰ってまいりました。
今年は2作品が九州で公演する予定です。
どちらも学校公演ですが、
なかなかごらんいただける機会も多くはありませんので、
この機会にぜひ、足を運んでいただければと思います。

主催は東京演劇アンサンブルではありませんが、
観劇希望については、
必ず劇団までお問い合わせください。
メールでのお問い合わせは、
akira@tee.co.jp


『セチュアンの善人』

日時 県 会場/主催

10/25(月)9:30/13:30  佐賀県 佐賀清和高校体育館/佐賀清和高校
10/27(水)13:30    鹿児島県 宝山ホール/鶴丸高校
10/28(木)13:30    長崎県 佐世保市民会館/佐世保西高校
10/29(金)13:20    大分県 上野丘高校体育館/上野丘高校
11/8(月)10:00     鹿児島県 志布志高校体育館/志布志高校
11/9(火)14:00     鹿児島県 鹿児島南高校体育館/鹿児島南高校
11/10(水)13:30    鹿児島県 川内高校体育館/川内高校
11/11(木)13:00    熊本県 熊本工業高校体育館/熊本工業高校
11/13(土)9:30     福岡県 遠賀高校体育館/遠賀高校

http://www.tee.co.jp/stage-shoukai-image/setyuan/frame1.htm


『おじいちゃんの口笛』

日時 県 会場 ※主催はすべて文化庁・開催校・地元教育委員会など

11/19(金)13:00    長崎県 壱岐市立鯨伏小学校体育館
11/22(月)10:00    長崎県 佐世保市立黒島中学体育館
11/24(水)13:00    福岡県 私立西南学院小学校体育館
11/25(木)13:30    福岡県 福岡市立愛宕小学校体育館
11/26(金)13:00    佐賀県 佐賀市立春日北小学校体育館
11/29(月)10:00    長崎県 新上五島町立若松東小学体育館
12/1(水)13:00     佐賀県 鹿島市立七浦小学体育館
12/2(木)10:30/13:30  福岡県 久留米市立城島総合文化センター
12/3(金)13:00     熊本県 小国町市立小国小学校体育館
12/6(月)13:00     熊本県 天草市立本渡南小学校体育館
12/7(火)13:30     熊本県 宇城市松橋総合体育文化センター
12/8(水)13:00     熊本県 熊本市立御幸小学校体育館

http://www.tee.co.jp/stage-shoukai-image/ojiichan/frame2.htm

こういう日もあります

2010-10-06 23:21:00 | 旅公演
今日のワークショップも午前、午後。
福岡県内の2か所で、
午前のワークショップは、
いわゆるホールに集まってもらって、
市内のことどもたちが一緒に観る、
という今年からのパターン。

これまでの体育館でのワークショップと違って、
なんだか、舞台に出てきてマイクで話すなんて…。
つい、僕の方が恥ずかしかったり。
ただ、今回は歌のための歌詞を出すために、
急遽プロジェクター操作をしていたので、
若き講師陣の奮闘を、満喫することはできませんでしたが…。



マイクを使って、舞台の上からということと、
800人という多人数ということもあり、
なかなかきめ細かく、とはいかないところもありましたが、
学校空間から解放された、
という、これまでとは違うテンションを感じることができました。

そして、午後は福岡市内に移動。
今回の旅のシリーズでは、
単独校では一番多い学校。
来る前から、まず、キャパのことが心配でした。


せっかくだからみんなに観てほしいとは思うので、
悪条件を克服すべく、
舞台監督が、様々な方法を模索しました。
電源も足りず、鉄骨もない天井、
イントレはどうしても用意してもらなくちゃいけないけど、
電源は何とかなりそう…。

実はこの事業、
申請するのは前年度。
今回の学校は、申請時の先生が転任してしまい、
急に担当になった先生が、
もう一度にいろんなことが起きて…という感じでした。

それでも、さすがに人数が多いこともあり、
後半のびてきた歌声が、
当日まで、さらに伸びていけば、
びっくりするような公演になるんじゃないかと、
期待もしてしまう。
いろいろと手配を頼んで、
ワークショップ最後の地へ移動。

熊本の山間にある温泉地。
途中、渓流にそって移動しました。


残すところあと1日、あと1校。

有明海を望む

2010-10-05 02:11:39 | 旅公演
五島列島からうってかわって都会の雰囲気。
昨日の夜には、
有明海の珍味を食したが、
なかなかメンバーには合わなかったようでした。
味が濃い目だな、と。

そんなかんじで、
都会の学校。
大都市ではないけれど、
これまでの行程を考えてくると、
街だなぁ、と思った。

子どもたちも礼儀正しいのだが、
なんとなく、人数が多いこともあり、
クールな印象。

公演までには、
ぜひぜひ、元気に歌えるようになってほしい。
まだまだ時間はあるので、
焦らなくても大丈夫です。
担当の先生が、とてもしっかりしているので、
まったく心配していませんが。
こういう学校は、うまくいくはず。

そして、佐賀県を南下。
有明海沿岸を走る。
学校近くの道の駅鹿島から、
干潟を見る。


学校からも、一望できて、
昼過ぎに、良い気分になりました。

子どもたちもこの雰囲気そのままに無邪気さ全開。
屈託なく話しかけてきて、
研究生たちも伸び伸びワークショップをやっていました。


帰り道、下校中の子どもたちがまた元気で、
嬉しい気分で次の地へ移動しました。

五島列島へ。

2010-10-05 00:14:37 | 旅公演
壱岐島から博多に戻り、
翌日は、長崎に移動して、
ジェットフォイルに乗り込み、
いざ、上五島へ。

いくつかの島が連なってできている五島列島。
上五島と、下五島に大きくわかれる。
今回の公演地は、上五島の小学校。
教会と、
港の多い島。
最北端の灯台に行ってみました。


で、こちらが最南端の灯台。


どちらも、絶景。
とくに南の灯台に来た時には、
天気も良く、
下五島まで見渡せました。


島の過疎化は進んでおり、
ここもご多分にもれず。

低学年が高学年の半分、
というのも、偶然ではないだろう。

それでも、
低学年の子たちの元気な歌声が、
まったくそんな暗さを感じさせず、
見ていてほほ笑ましい限り。

公演当日には、
ぜひ、となりの小学校や、
島の皆さんに足を運んでほしいなぁ。

連泊したおかげで、
宿のめどもついたし、
ここも、愛着がわいた島でした。
余談ですが、
空いた時間に髪を切りました。
床屋のおじさんが、
16年前に若松大橋という橋ができて、
離島だった島が、陸続きになったことを、
微妙な気分で受け止めていました。
人を呼び込むための橋が、
人が出ていく橋となってしまったと…。

本州との直結なら話は別だが、
離島同士の直結は、
大きな島に呑みこまれていく。
これまでなら、泊まっていた客が、
日帰りで来てしまうという皮肉。
過疎化の波は、
まだまだ深刻だな、と感じました。