長野県野沢北高等学校校長日記2017・2018・2019

長野県野沢北高等学校の日常と非日常を、校長の視点からお伝えします。

2月2日(日)昨日顧問総会がありました

2020年02月02日 18時23分38秒 | 日記

高体連の多くの専門部が、県の顧問総会等を行い、当該年度の反省と次年度の大会運営等について話し合うとともに、交流を深めます。

私が専門部長を務めるソフトテニス専門部の顧問総会は、2月1日(土)に山ノ内町公民館(文化センター)で、講演会(研修会)も合わせて開催されました。

講演会は、現在長野県ソフトテニス連盟の理事長で、上田染谷丘で15年、上田千曲で16年監督・顧問を務め、その間県高校総体団体戦(男子)では、染谷丘で6回、千曲で12回優勝し、インターハイへの出場を果たした原雅幸先生に講師をお願いしました。染谷丘では昭和63年から平成4年まで県総体団体戦5連覇を達成されていますが、私が教員となり軟式庭球(当時はこの呼び方で、1992年のルール改定でソフトテニスの名称になりました)の顧問となったのは昭和62年ですので、まさに、原先生が率いる上田染谷丘高校の全盛期でした。各地区に原先生のライバルがおり、競い合っていた時代で、20代のわれわれは、原先生をはじめとする、それらの先生方を見て育った世代になります。

講演会では、基本的なクラブ活動(指導)を行う姿勢として、「まず勉強」「健康には十分留意」「礼儀正しく感謝の気持ちを忘れない」「厳しい条件の中で自分自身を鍛える」「心身ともに苦しいとき、自分が一番得意とするプレーを」「当たり前のことを当たり前にやる(でもそれが難しい)」「生徒といかに共有する時間を多くとれるかが大切」「目標は大きく高く」「練習は不可能を可能にする」など熱く語っていただきました。また、顧問には、生徒が教わったことを反復してできるようになるまで教えているか、を問い、試合の翌日を大切にしてきたこと(試合の次の日は休みではなく一番憶えていて、憶えられる日)についてもご自身の考えを述べられました。様々な技術に関わる内容については、プリントが配布され、先生の指導のポイントや心・技・体の指導がきめ細かに行われていたことが、大変よく理解できました。あと、20年早くこのことを教えてもらえれば・・・とも思いますが、指導者は、そのような指導者の背中を見て、自分でしっかり考えていくことが大切なのだと思います。

「勝っても負けても成長できる指導」はできないのか、というのが講演の最初の言葉でしたが、勝利だけにこだわったり結果だけにこだわっているうちは、生徒も顧問も成長できないと考えます。結果が良ければ達成感が得られ、自己肯定感が高まり成長するのは当然ですが、教員あるいは指導者である以上、「負けても(目標とする結果が得られなくても)成長できる」ために、どのようにしていけばいいのかを、考えることが重要であると思います。

クラブ指導というのは、勉強と違ってほとんどの生徒がやりたくてやっている(取り組んでいる)わけですから、生徒を十分に伸ばしてやりたいと思いますが、考える余裕を作ってあげることが大切かもしれません。

講演会の後、顧問総会を2時間しっかり行い、会場を移動して渋温泉で懇親会を行いました。


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