長野県野沢北高等学校校長日記2017・2018・2019

長野県野沢北高等学校の日常と非日常を、校長の視点からお伝えします。

12月31日(火)本年最後の日記です

2019年12月31日 16時57分45秒 | 日記

本年(令和元年・2019年)も間もなく終わろうとしています。本年はこれが最後の「校長日記」となります。

今年は12月になっても比較的暖かな陽気で、雪も降らず雪かきをせずに済むのかと思っていたところ、先週22日の日曜夜から23日の月曜朝にかけて雪が降りました。水分を多く含んだ雪で、雪かきもかなりの重労働になりました。月曜の朝は、7時過ぎから校内や校門付近の雪かきを多くの生徒が手伝ってくれました。

本校は授業は27日(金)まででしたが、2学期制のため終業式のようなセレモニーはなく、年末年始休業に入りました。3年生にとっては、来月18日(土)・19日(日)が大学入試センター試験ですから、いよいよ追い込みの時期になります。健闘を祈りたいと思います。

さて、私は、28日の午前に学校に寄ってから峠を越えて諏訪に戻りました。写真は、茅野市のエコーラインから見た八ヶ岳です。下の写真は、我家から2kmほど下った尖石縄文考古館付近から見た風景です。先週末の雪で雪化粧です。28日には浅間山も雪化粧でしたので写真に撮ろうと思っていたのですが、浅間山の山体は雲がかかっていましたので、写真は諦めました。

最後に、当日記でご紹介した、学校評議員の須崎慎一先生も出演した「言わねばならないこと~新聞人 桐生悠々の警鐘~」が放映されました。御覧になりましたか?危うく見逃しそうになりましたが、思い出してよかったです。作品は、信濃毎日新聞の主筆を務めていた桐生悠々にスポットをあてたものです。戦前の新聞人(言論人)として、社説「関東防空大演習を嗤う」により退職を迫られましたが、個人雑誌『他山の石』で反軍部・反ファシズムを訴え続けた人物です。

1月5日には岳南会総会が佐久グランドホテルで行われます(代議員会も行われます)。

それでは、令和2年が良い年となりますように、皆様よいお年を。


12月25日(水)世界ジュニアカーリング選手権に出場する2人

2019年12月25日 19時43分58秒 | 日記

21日の「校長日記」で世界ジュニアカーリング選手権への出場を、金メダルで決めた3年生の鈴木みのりさんと山本冴さんについて話題にしましたが、2人が金メダルを持って校長室に報告に来てくれました。

21日の内容と重複しますが、12月11日~18日にフィンランドのロホヤで開催されたWorld Junior-B Curling Championships2019で見事優勝、金メダルを獲得し、2020年2月にロシアのクラスノヤルスクで開催される世界ジュニアカーリング選手権に出場します。

2人に聞くと、やはり準決勝のデンマーク戦が一番苦しかったそうです。世界選手権では、ロシアが最も強そうとのことですが、「優勝を目指したい!」という力強い言葉がありました。ぜひ、日本代表として頑張ってほしいと思います。金メダルに触らせてもらいましたが、なかなかカッコいいデザインのメダルでした。

世界レベルで活躍するというのは、やはり素晴らしいことですし、すごいことだと改めて感じました。

また、今日の職員会でも、お話したのですが、秋以降、陸上班が北信越大会への出場を果たしました。剣道班が県3位で北信越大会に出場します。そして、カーリングが世界選手権に出場・・・北高生本当に大健闘です!

 


12月24日(火)音楽班のクリスマスコンサート

2019年12月24日 17時31分44秒 | 日記

本日13:20から岳南会館大ホールで、音楽班によるクリスマスコンサートが行われました。

約30分間でしたが、次の8曲を美しいハーモニーで歌いあげました。

1 サンタが町にやってくる

2 パート・オブ・ユア・ワールド

3 奏

4 粉雪

5 Hail Holy Queen

6 Ave Regina Coelorum

7 スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス

8 星に願いを

私などは、映画やドラマの主題歌や挿入歌が多かったこともあり、すべて知っている曲でしたので懐かしくもあり、大変楽しく聴かせていただきました。

11月2日には浅間中学校の合唱部の歌を聴く機会がありましたが、この時も5人程度(やはり男子は一人)の合唱でした。人数の多い混声合唱はもちろん迫力があり素晴らしいものであるのですが、少人数であっても透き通った美しい歌声というのは、何とも心を癒すものです。あっという間に30分が過ぎてしまいましたが、大変素晴らしいクリスマスプレゼントをいただいたように思います。

合唱班の皆さん、ありがとうございました。


12月23日(月)OBの書籍紹介など

2019年12月23日 18時15分27秒 | 日記

先週12月20日(金)に信州大学出前講座があったことは、この日記でも述べましたが、その講座中にOGの碓井英子さん(65回生)がお見えになり、ご主人の碓井修二さん(65回生)の著書『実感主義』を届けてくださいました。早速お礼のお電話をいたしますと修二さんがお出になり、「思考する」とは「思考方法を使う」ことだと考えている。ぜひ「考える」とはどういうことかを考えるきっかけにしてもらいたい、というコメントをいただきました。

碓井さんは工業系の技術者だった方で、東京大学大学院を修了後、三菱重工業を経て日本原子力研究所(現在の国立研究法人日本原子力研究開発機構)などで勤務されました。興味のある方は、ぜひお読みいただければと思います。

もう一つ、12月5日の普通科探究発表会にお越しいただいた学校評議員の須崎慎一さんからのメッセージです。

2018年に北陸朝日放送で放映された「言わなければならないこと-新聞人・桐生悠々の警鐘」(黒崎正己氏制作)が、2019年1月「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」で大賞を受賞し、さらに、2019年10月、テレビ朝日系列の番組審議会が設ける「プログレス賞」(最優秀賞)にも選ばれたそうです。この作品では須崎さんも取材を受けているのだそうです。その結果、朝日テレビ系列の各局で放送されることになり、長野朝日放送では、12月30日(月)9:55~11:20に放送予定だそうです。こちらもぜひご覧ください。

本校は、本日も保護者懇談です。明日まで実施されます。

昨日、SBCで長野高校の120周年記念番組「我に金鵄の光あり」が放映されました。「探究的な学び」に関わるフィールドワークの風景や英語でプレゼンテーションをする場面も出てきました。本校生にも上限を設けず、高い目標を目指せる環境を作ることが必要・・・と感じた次第です。


12月21日(土)世界ジュニアカーリング選手権への出場を金メダルで決める!

2019年12月21日 09時07分29秒 | 日記

10月31日と11月12日の「校長日記」でも話題にしたカーリングで、大変うれしいお知らせが入ってきました!

本校3年生の鈴木みのりさんと山本冴さんが日本代表として出場した、World Junior-B Curling Championships 2019(12月11日~18日、フィンランドのロホヤ)で見事優勝、金メダルを獲得しました。この結果、来年2月にロシアのクラスノヤルスクで行われる、世界ジュニアカーリング選手権に出場することになりました。おめでとうございます。なお、2人は、昨年も同大会3位銅メダルで本大会出場(昨年はカナダ)していますので、2年連続になります。

英語のホームページですの若干不安なところもありますが、彼女たちの戦績をたどってみましょう。

まず、予選リーグは参加国を3グループに分けて行われます。日本はGroupCで4勝1敗となり、決勝トーナメントへの出場を決めました。

準々決勝では、GroupAで5勝0敗で1位だったイタリアに7-1で勝利。

準決勝では、GroupBで6勝0敗で1位だったデンマークに大接戦の上、3-2で逆転勝ち。

決勝は、GroupBで5勝1敗で2位だったラトビアに7-1で勝利し、見事優勝を果たしました。3位はデンマークです。世界カーリング連盟のホームページには、金メダルを持つ彼女たちの写真が掲載されています。著作権の問題があるので、ここには載せられませんが、アクセスしてみては?

何はともあれ、本校生が様々な分野で活躍・・・特に今回は世界レベルで活躍していることは、大変頼もしく思います。


12月20日(金)理数科の信州大学出前講座が行われました

2019年12月20日 19時24分17秒 | 日記

本日午後、岳南会館大ホールで、理数科1・2年生を対象とした信州大学出前講座が行われました。講師は信州大学学術研究院総合人間科学系教授の鈴木治郎先生です。演題は「数(すう)を読む、グラフを読む」でした。数学の大学の授業というと、これまでの経験では、難しくてよくわからない・・・という印象があったのですが、今日の鈴木先生の講義は、文系の私でも、なるほど・・・と納得しながら聴くことができる興味ある内容でした。

前半は「有効数字」がキーワードになりますが、正確さと精度は違うということを、実際に生徒に測定させた結果を基に説明がありました。生徒が測定したのは、プリントの線の間隔ですが、一本は5ミリ目盛の定規、もう一つは1ミリ目盛の定規で測定します。5ミリ目盛の定規で測ると例えば19ミリであったとします。1ミリ目盛の定規ではグループにより19.1ミリ、19.2ミリといった誤差が出てきます。数字の精度は高くなっても正確さは低くなるということです。(こんな理解でよいのでしょうか?)

他にも、「地球の赤道上に1mの高さに張ったロープの長さは?」という問いに対し、「地球の赤道半径は6378kmである」と考えれば、答えは「変わらない」となる・・・。それは、6378000+1=76378000が誤差部分への扱いのルールだからです。

また、懐かしい計算尺を使っての説明もありました。あのざわつきは、計算尺に触れたことがないからでしょうか?

AKB48の総選挙の結果については、べき分布又は指数分布で表し、縦軸を対数目盛にした方がわかりやすいという説明もありました。

グラフの示し方については、軸の省略による棒グラフの面積による印象操作など、視覚に訴えるグラフの問題点を指摘されていました。

最後に「コンピュータの正確さと限界」ということで、表計算ソフトExcelを使って「8.3-8」を計算させ、桁数表示を多くするとどうなるか、を実際に示してくれました。コンピュータだから、計算は絶対正確と考えてはいけないようです・・・。(3枚目の写真です)

鈴木先生、大変楽しい時間を過ごさせていただきました。本当にありがとうございました。

ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏がファラデーの『ロウソクの科学』が科学への興味を持つきっかけとなった、と記者会見で触れ話題となりましたが、生徒の興味関心を高めるにはよいきっかけになったのではないでしょうか?


12月19日(木)佐久穂中学校で探究出前発表会!

2019年12月19日 17時37分34秒 | 日記

本日午後、佐久穂中学校に本校の生徒が出向き、「探究出前発表会」を行いました。参加した班とテーマは次の通りです。(写真の順番になります)

1 2年1組2班「日本でどのようなことを義務化すればゲーム依存症の予防につながるか」

2 2年2組8班「男系男子のみが天皇になれるという制度は男女差別か」

3 2年3組8班「佐久市は終わらせない」

4 2年4組7班「つかめ!第一志望合格 ~STOPスマホ依存~(野北生編)

5 2年5組5班「自転車発電の応用」

5つの教室で15分ずつ3回発表し、中学生は1回ごとにメンバーが入れ替わります。中学生は2・3年生(佐久穂小・中学校では、8・9年生といい、教室も7年、8年、9年となっていました)です。高校生は、普通科(1~4組)の班は12月5日の普通科探究発表会で発表したものに若干改良を加えたうえ、中学生にわかりやすい言葉や表現に改めて発表に臨みました。

発表の内容は同じでも、高校生、一般(大人)、中学生と、聞く相手方が違えば発表の方法や表現等を変えていかなければなりません。そのような意味では、大変貴重な機会を与えていただいたように思います。高校生も、いい勉強になったのではないでしょうか。中学生相手というのは、同じ高校生に対するのとは違って、案外緊張するらしいです。教室によっては、かなり盛り上がり、笑いの絶えない発表もありました。

野沢中学校への「学習ボランティア」など、スポーツ以外でも様々な場面で中学生と高校生が交流することは、高校生がピアメンターとして中学生と関わることができる、よい機会であるように思います。

明日は、1・2年の理数科生徒を対象とした信州大学出前講座があります。信州大学学術研究院総合人間科学系教授の鈴木治郎先生を講師にお招きし、「数を読む、グラフを読む」の演題でご講演いただきます。理数科以外の生徒も希望者は聴講できます。学校は、明日も保護者懇談。明後日土曜日は、土曜授業の日です。

 


12月18日(水)今日から保護者懇談です

2019年12月18日 18時21分10秒 | 日記

本日18日(水)から24日(火)まで、保護者懇談です。1年から3年まですべての学年で懇談が行われ、基本的には三者面談で実施しています。1・2年生は来年度の科目選択を含む進路に関わる内容が中心になってくるでしょうし、3年生は言うまでもないでしょう。クラスによって終了時刻はまちまちですが、遅いクラスは7時30分ごろになるようです。進路は生徒の問題であることはもちろんですが、保護者の理解も重要です。学校と保護者が生徒・お子さんの進路保障のために共通理解を持って支えていくことが理想ではないでしょうか。学校は、進路に関わる情報を多く持っていますし、収集する努力をしています。入試制度や大学等の難易度、環境は年々変化しています。最新の情報を共有し、進路選択に役立てていきたいものです。

しかし、今の高校2年生の受験に関しては、どうなっているのやら・・・。1年前にこれだけ制度が大きく変更されるなんて前代未聞です。制度設計に大きな問題があることは事実ですが、なぜこんな直近まで見直しができなかったのか、また、すべてが政治問題(あるいは政治的問題)として解決されているところにも、実は問題があるように思います。

さて、写真は11月13日から渡り廊下に設置されている使い捨てコンタクトレンズの空ケース回収箱です。保健委員会の提案で始まりました。アイシティによる回収リサイクル運動に協力する取組ですが、この事業は環境省の「プラスチック・スマート」キャンペーンの一環とのことです。

空ケースはリサイクル業者により再資源化され、その収益が(公財)日本アイバンク協会に寄付されます。これまで、ごみとして捨てていた空ケースを社会貢献に役立てるというもの・・・。ぜひご協力を。

明日は、佐久穂中学校で「探究出前発表会」があります。佐久穂中学校の2・3年生を対象に、本校の2年生の5つの班(25名)が発表するというもの。お互いに良い刺激になるものと期待しています。私も見学に行く予定です。


12月17日(火)第63回長野県学生科学賞の各賞受賞の皆さん

2019年12月17日 18時52分16秒 | 日記

本日の昼休み、第63回長野県学生科学賞で入賞した、優良賞1班、入選3班の計4班の皆さん(3年5組)の表彰式を校長室で行いました。

優良賞は「夕焼け小焼けが何重にも聞こえるのはなぜか」(代表 眞田おりのさん 計4名)

入選は「匂いをとっておこう!~酢酸イソアミルと布を用いて~」(代表 井出明夢菜さん 計4名)

   「運動する水の凍結」(代表 今井寛大君 計3名)

   「水筒の安全性についての研究」(代表 松島駿吾君 計4名)

入賞したのは、県知事賞、県議会議長賞、長野県教育委員会賞をはじめ、長野県内8校33のグループ・個人になります。様々なテーマでの取組が評価されての受賞です。おめでとうございました。

写真は、担任の安藤先生と一緒に撮った記念写真です。皆さんいい表情してますね!


12月16日(月)図書館の風景いろいろ

2019年12月16日 19時17分09秒 | 日記

本校の図書館には、利用目的や寄贈等により様々なコーナーが設けられています。

今日は、2つのコーナーをご案内します。

1つ目の写真は、本校の学校評議員をお願いしている須崎慎一さんのコーナーです(須崎慎一先生寄贈文庫)。須崎先生は神戸大学名誉教授でいらっしゃいますが、高校卒業後北海道大学医学部に進学されますが中退され、早稲田大学、同大学院、一橋大学大学院を経て神戸大学で大学教官をお務めになります。詳細はwikipediaに掲載されていますのでご参照ください。ご専門は日本近現代史です。先生のご経歴も大変異色で興味深いものがあるかもしれませんが、二・二六事件など近現代史に関心のある人は、コーナーの本を手に取ってみてはいかがでしょうか。ちなみに須崎先生の奥様は野沢北のOGでいらっしゃいます。

2つ目の写真は「小論文を書くために読んでおきたい本」のコーナーです。私事ですが、年末が近づくと、本屋さんは私が何も言わなくても『現代用語の基礎知識』と『文藝春秋オピニオン〇〇年の論点』を必ず持ってきてくれます。現在、毎月定期で購読しているのは、『ジュリスト』『法学教室』『法学セミナー』『世界』『月刊高校教育』なのですが、この時期になると、この2冊と卓上日記が届きます。文藝春秋の『論点』は、かつては『日本の論点』でしたが、1992年の初刊からすべて揃っています。1つの論点について、相反する2つの主張を並べているところが、論点が明確になりわかりやすくなっているのかもしれません。かつては、大変ページ数が多く厚かったのですが今は、かなりコンパクトになっています。『現代用語の基礎知識』も本年度から、かなりコンパクトになりました。

3つ目の写真は、昭和63年の賞状ですが、当時本校2年生だった阿久津朋大さんが読書感想文コンクールで毎日新聞社賞を受賞し、それに伴い学校賞を受賞した賞状ということのようです。実は、阿久津さんとは現代社会の資料集の編集で7年間ほど、一緒にお仕事をさせてもらいましたので、お名前を見つけてついつい話題にさせていただきました。読書感想文といえば、長期休業中の宿題の定番でしたが、人を納得させるような感想文は、これまでに書けことはないように思います。本を読んでの感動を、うまく伝えることができるといいのですがね・・・。

先週末は、14日・15日がやまびこドームで「長野県高等学校ソフトテニス選抜大会」、15日は佐久平交流センターで「将棋選手権大会」が行われ、前者は大会長代行、後者は大会長ということで、挨拶やら何やらで両日とも250kmほど移動しました。本日も総合教育センターで教育講演会でしたので、3日間移動だらけでさすがにちょっぴり運転中に眠気に襲われました・・・。気を付けないと・・・。それでも、将棋とソフトテニスと種類は違えども高校生が熱心に取り組んでいる姿は、本当に素晴らしいものです。

なお、将棋選手権大会には、本校生も出場し上級者A級では1・2・3位を独占したそうです。(4校から19名が出場)賞品は日本将棋連盟の棋士の扇子です。豊島名人や広瀬竜王(先日豊島名人に奪われてしまいましたが・・・)、渡辺棋聖、佐藤九段などの扇子です。ちょっぴり興味がわきますよね。

ちなみに、ソフトテニスは、団体戦は男子が上田千曲が優勝、上田染谷丘が2位、女子は上田東が4位でした。上田千曲は、1月の北信越大会で全国大会(全日本高等学校ソフトテニス選抜大会)への出場を目指します。個人戦は、女子の小諸商業ペアが4位、上田染谷丘、野沢南のペアがベスト8ととなり、北信越大会への出場を決めました。東信地区の高校、頑張っています。

 


12月13日(金)読書週間を機会に読書について考える

2019年12月14日 00時22分15秒 | 日記

昨日、今週は読書週間であることを紹介させていただきました。そして、木曜のLHRは一斉読書であった(3年生は都合によりなしでしたが・・・)ことをお伝えしました。今回を含めあと2回ほど読書又は図書館について書かせていただきます。

今日は1時間目に図書館に行き、司書の水間さんと「教員のお薦め本」と図書館を利用する様々な生徒の話をしました。コンピュータやインターネットが発達した現代とはいえ、紙媒体である書籍の重要性は変わらないかと思います。電子書籍等も普及してきてはいるものの、情報を得たり感性を培うために「本を読む」という行為は大切なものでしょう。図書館等で借りて読む本もありますが、私は本を買う派なので、書棚を見るといつごろどんな本に興味・関心を持っていたのかが思い出され、独特の感慨に浸ることができます。本は「知識の泉」といいますが、付箋を付けたり、線を引いたり、メモがはさむという行為はコンピュータやスマホ、タブレットではできません。知識や情報を得るためにこのような作業をするのは楽しみでもあるように思います。

「探究的な学び」を深めていくにあたり、コンピュータ等の活用は即時性等の面では重要ですが、紙媒体の活用や図書館の活用は、しっかり考えていかなければならないと思います。

ちなみに、写真は「教員のお薦め本」と生徒会長と副会長のお薦め本です。


12月12日(木)本日のLHRは一斉読書でした

2019年12月12日 19時41分59秒 | 日記

本校は今週「読書週間」ですが、本日のLHRは一斉読書でした。年間計画では1週前を予定していましたが、台風19号による影響で普通科の探究発表会が12月5日(木)に延期となったため、1週間繰り下げての実施となりました。読書週間期間は図書館・図書委員会では図書館宝くじやお薦め本紹介などの取組を行っています。本日は各自が読む本を用意して読書の時間。

私は6年ほど前に買って一度読んだのですが、来年4月からテレビでの続編が決まった「半沢直樹シリーズ」の『ロスジェネの逆襲』(池井戸潤)を引っ張り出して、おとといから読み進め、本日は最後のスカッとする部分を読んで終わりとしました。池井戸氏の作品は、企業小説の範疇に入るのかもしれませんが、現代版水戸黄門のようなもので、勧善懲悪、正義が勝つというストーリーが日本人には好まれるのかもしれません。

池井戸氏の「半沢直樹シリーズ」「下町ロケットシリーズ」「陸王」「ノーサイド・ゲーム」「ルーズヴェルト・ゲーム」そして「花咲舞が黙っていない」といったテレビドラマ化された作品(考えてみればすべて見たかな)は、ストーリー的には似た部分がありますし、池井戸氏は大手銀行出身ということもあって、金融界や経済界を舞台にしているものが多く、専門的な知識や仕組みの描写もあるのですが、それをわかりやすく説明するとともに、仮に金融や経済の内容が理解できなくでも、ストーリーの面白さでカバーしてしまっているところが素晴らしいところだと思います。

半沢直樹の前回ドラマは、衝撃の系列子会社への出向という形で終わりましたが、その続きが『ロスジェネ』になります。興味のある方はぜひ!ただテレビドラマを楽しみにしている方は、その後で・・・。


12月10日(火)昨日の東信校長会&バドミントン県新人大会の結果

2019年12月10日 19時40分18秒 | 日記

昨日(12月9日)、佐久平総合技術高校で東信地区の校長会が行われました。会議は1日行われましたが、昼食は会場となった佐久平総合技術高校が青春食堂とコラボで作成したお弁当をいただきました。そして、食べる前には、生徒2人による、このお弁当を企画、作成していく過程や、メニューの品について工夫した点などについてプレゼンテーションがありました。この場でプレゼンすることは先週末に決まったとのことでしたが、笑いも取りながら見事なプレゼンを披露してくれました。また、お弁当の味の方も大変すばらしかったです。本校の話題ではありませんが、佐久地区の高校生の活躍ということで掲載させていただきました。佐久の高校生頑張ろう!

続いて、11月15日の校長日記で話題にした男子バドミントン班が出場した県新人体育大会についてです。大会は12月5・6・8日の3日間、東御中央公園体育館で行われました。結果は上のトーナメント表のとおりです。団体戦は出場できませんでしたが、ダブルスで田嶋・三浦組、シングルスで田嶋君が出場しました。見ていただければわかるように、長野商業(北信)と蘇南(中信)の圧倒的強さが目立つ結果です。団体1・2位、ダブルスはベスト4、シングルスもベスト8はすべて長野商業と蘇南です。本校は、いずれも蘇南のペア及び選手に敗れています。来春の総体に向けての健闘を祈っています。

さて、私も14日・15日はやまびこドームで開催される長野県高等学校選抜ソフトテニス大会、15日は佐久平交流センターで行われる高文連東信支部主催の将棋選手権大会でそれぞれ開会式のあいさつをします。スポーツ系と文化系で活躍する高校生を2日間に渡って応援してきたいと思います。

以前も書いたように私は県高体連ソフトテニス専門部の部長ですが、本大会は長野県ソフトテニス連盟との共催になります。連盟の会長は去る10月26日にご逝去された吉田博美氏(前参議院幹事長)が務めていらっしゃいました。謹んでお悔やみを申し上げます。今回の大会は全国選抜大会につながる北信越選抜大会の予選を兼ねています(団体戦)。選手の皆さんの健闘を祈っています。残念ながら本校は出場できませんが、佐久地区からは、男子は佐久平総合技術、岩村田、女子は佐久平総合技術、野沢南が出場します(団体戦)。

 

 

 


12月5日(木)普通科探究発表会が行われました

2019年12月06日 07時00分45秒 | 日記

12月5日(木)12時50分から16時まで、本校の普通科の探究発表会がありました。年間計画では11月9日に実施予定でしたが、10月の台風19号の影響により、まとめの時間の確保等が難しかったため延期とし、本日の開催となりました。

開催時期が遅くなったことも踏まえ、昨年度は体育館でのポスターセッション形式でしたが、本年度は、12教室(本館2階・3階)を使い、各教室で2~3班が4回ずつパワーポイントを使ってのプレゼンテーション形式で実施しました。発表した班は、普通科2年生(4クラス)の各クラス8班、計32班です。5分間の発表、3分間の質疑応答、2分間の評価シート(4番目の写真の左側のシートです)への記入で1つの班の発表が完結します。これを3班の発表で1サイクルとし、休憩をはさんで4回実施したわけです。

ポスターが発表教室の廊下に掲示されていますので、どのような発表があるかはおおよそ知ることができるようになっています。

発表者以外の1年生や来校された方は、12の発表を見ることができます。学校評議員、岳南会(同窓会)、高校・中学の教職員等多くの方にご来校いただきましたが、プログラムを片手に興味・関心のある発表を5分間の移動時間を使ってご覧いただきました。

私は、開始前の挨拶の後、12の発表を回らせていただきました。

1 日本人の英語力を向上させるためにはどうすればよいか?(4組1班)

2 朝ドラをヒットさせるための主題歌(4組5班)

3 流行語を作り出そう(1組3班)

4 佐久の活性化(1組1班)

5 あなたが市長になったらやるべきこと 医療編(4組2班)

6 君は「現金」と「電子マナー」どちらを使うべきか!?(2組3班)

7 音楽と人間との関係(3組4班)

8 地球温暖化-メリット-(3組5班)

9 Change of Mt.カチカチ(3組3班)

10 私たちの食卓と食物アレルギー(2組7班)

11 男系男子のみが天皇になれるという制度は男女差別か(2組8班)

12 ヒットする日本アニメ映画を作るには(1組6班)

以上が、私が回った12の発表です。タイトルだけで興味・関心をひかれるものもありませんか?さすがに32の発表は回れませんので、各クラス3班ずつバランスよく回ってみました。

食物アレルギーの班では実際にいくつかの料理を作ってみたり、「カチカチ山」の班では、自分たちで新しいストーリーを考えてみたり、と様々な工夫もみられました。半日を探究発表の雰囲気で校舎中を染める・・・教室内で発表を聞いている時間はもちろん、移動のため廊下を歩いている時間も、何となくワクワク感があり、結構面白い構成・形式だったように思います。発表に内容等については、まだまだ、様々なご意見はあるかと思いますが、発表の態度等については、評価していただく意見が多かったように思います。また、毎度のことですが、聞く生徒の態度・姿勢は素晴らしかったと思います。始めは質問の少ない会場もあったのですが、放送で「北高生は積極的に質問してください」と促すと、徐々に質問は増えていったように思います。また、来校された皆様からもご質問をいただく場面も多くみられました。ありがとうござました。

最後に、本日の発表のために準備、指導いただいた生徒そして職員の皆さん、本当にお疲れさまでした。

 

 


12月4日(水)野沢北高校の校歌物語

2019年12月04日 19時16分56秒 | 日記

上の写真の額をご存じでしょうか?本校の同窓会館である岳南会館大ホールの2階へ上る階段の右側に掲げられています。歌詞を見ていただけばわかるように、昭和35年10月に制定された現在の校歌です。昭和35年(1960年)は本校創立60周年に当たり11月には記念式典も行われています。作詞は草野心平、歌詞の送付先は当時の学校長小林俊直先生です。このような額があるんだ・・・と思い思わず写真に撮ったのが11月の中旬でしたが、その後、本校の校歌の歴史を八十年誌に当たる『高原の日は輝けり』を読み、そのまさに「校歌物語」といえる歴史を知りました。私は本年4月に本校に赴任し、生徒の校歌練習に毎日立ち会ったおかげで、校歌を憶えるとともに、素直にいい校歌だ・・・との感想を持ち、様々な機会にその感想を述べてきました。一方、岳南会の支部総会に出席すると、学生歌に想い入れのある卒業生が多く(校歌制定前に在籍してた卒業生は当然かとは思いますが・・・)、学生歌を懐かしみを込めて歌っている姿が大変印象的でした。

さて、実は野沢北高校の前身である旧制野沢中学校は開校以来約40年間、校歌がなかったそうです。「校歌をもたざる中学校」であったこと自体、大いなる驚きであったのですが、その理由というのが、校歌の作詞を依頼するとすれば島崎藤村と考え、依頼したそうですが、生涯校歌を作らなかった藤村は、この依頼を断ったのだそうです。旧制岩村田中学校(現岩村田高校)も同様に依頼しましたが、藤村は固辞されたそうです。そのような経緯もあってか、校歌制定の機運は高まらず校歌のない中学校としての存在が続いたようです。

そこで、校歌がないので、これにかわる歌を生徒自身の手で作ろうということで作ったのが学生歌で、大正15年に生徒から募集して当選したのが「奢の宴玉杯の・・・」で始まる学生歌なのだそうです。作詞は当時5年生(旧制中学は5年制)だった秋山晴夫氏です。歌詞は5番まであり、現在は2番と4番を省略し1番・3番・5番を歌っています。秋山氏は旧制水戸高校から東大へ進学し、戦後中央大学教授(フランス文学)となっています。東大では太宰治と一緒で、終生親交を結んだそうです。

このような「校歌物語」。読みごたえがあり、伝えたいことはたくさんあるのですが、ここまでで学生歌と現在の校歌のおおよその歴史はわかっていただけたでしょうか?他にも現在の応援練習で歌われている応援歌等の歌にも、様々な由来があります。機会があれば、また書かせていただきます。

さて、明日は普通科の探究発表会が12時50分から行われます。本年度は、ポスターセッションではなく、教室でのプレゼンテーションになります。4クラス×8班の計32班の発表・・・どのくらい回れるかわかりませんが楽しみです!