24日(日)に佐久市市民創錬センターで行われた佐久市青少年健全育成市民大会に参加しました。
私は本年度、佐久市青少年健全育成審議会の委員に委嘱されており、佐久市からご案内をいただき、また右のようなチラシが同封されておりましたので、大変興味を覚え参加した次第です。
実は、私は平成25年・26年と知事部局である当時の企画部次世代サポート課に在籍しており、青少年健全育成に関わる「信州あいさつ運動」の立ち上げ、通学合宿、セイフネット講座、内閣府青少年国際交流事業(「東南アジア青年の船」など)、「長野県子どもを性被害から守るための条例」制定等に関わってきましたので、このような取組には大変関心があります。次世代サポート課から異動した諏訪清陵高校教頭時代には、附属中学校の生徒と接する機会がありましたが、高校の教員が小中学生と接する機会は、ほとんどないといってよいかと思います。ですから、次世代サポート課時代には、セイフネット講座で小中学校を講師の南澤先生と本当に数多く回りましたし、「信州あいさつ運動」では、何校もの小学校にお邪魔をして朝のあいさつ運動を行いました。また、内閣府の青少年国際交流事業では、18歳以上の若者と接する機会があり、長野IYEO(長野県青年国際交流機構)の皆さんとは、大変楽しく一緒に仕事をさせていただきました。つまり、高校生以外の若い世代と多く接する多くの機会に恵まれたわけです。また、当課には警察官(警部さん)も出向してきており、警察をはじめ地域の青少年健全育成に関わる方々、経協、中小企業団体中央会、商工会議所連合会、商工会連合会などの経済団体など、実に多方面の皆様と知り合うことができました。案外忘れてしまっているのは、教育あるいは地域の子どもたちを育てているのは、学校だけではない、ということです。学校が開かれていないと、この観点を忘れがちです。ですから次世代サポート課時代には、そのことを強く意識するよい機会となりました。
話がかなり脱線してしまいましたが、佐久市青少年健全育成市民大会では、佐久市子どもとメディア作品コンクール2019の表彰式がまず行われました。保育園(幼稚園)から中学生まで標語、作文について入賞した皆さんの表彰です。続いて松本市立菅野中学校の松島校長先生の講演がありました。演題は「子どものスマホ・ゲーム機利用のあり方」です。大変わかりやすく、しかも危機感を感じさせる大変素晴らしい講演でした。希薄な親子・友人関係への警鐘と、親子で共に過ごす「時間の共有」の必要性など考えさせられました。終わりにタイのコマーシャル2本・・・2本とも思わず涙が滲んでしまう感動的なものでした。親子関係に関するCMです。
その後、8名の中学生による意見発表。8名とも堂々とした発表でした。今の子どもたちは人前で発表することに慣れているのでしょうか?我々の世代とは、ちょっと違うなぁと感じるのは私だけでしょうか?
アトラクションは浅間中学校合唱部の歌。人数は少ないかもしれませんが、大変素晴らしかった。男子生徒一人で何人分もの役割を果たしていて、見事な混声合唱になっていましたし、女子生徒の透き通った声には大感動!曲は「いろはにつねこさん」「糸」「パプリカ」の3曲でした。あっという間の3時間半でした。
未来を担う子どもたちを地域で育てる!これを忘れてはいけないと改めて思いました。