雑感録

宇宙人の真実

ムー系大好きのO嬢(なんか淫媚な伏名やな)。
NASAは60年にわたって宇宙人との接触を隠蔽してきたが、
近々その事実を公表するらしい、という話でわくわくしている。
そして宣うに「私たちは宇宙人に密かに監視されているのよ」。
宇宙人が地球に来ていると信じるO嬢ですらこんな話を真に受けているのではしょうがない。
意を決してカミングアウトして差し上げた。
「あんたね、監視されてるも何も、隣にいるこの僕が宇宙人なんだから。
 そして、言ってしまえばアナタ自身も宇宙人なんだから」
別に、地球は宇宙にあるんだから、地球人も広義では宇宙人だとかいう、
ひねた話をしているのではない。
地球の人類は太古に遠い星から移民してきた宇宙人の子孫なのだ。

考えてみてほしい。
恐竜は、巨大な隕石が地球にぶつかって、その時成層圏まで吹き上げられた土砂で日光が遮られ、地球が寒冷化して絶滅したことになっている。
しかし、赤道直下の熱帯まですべて恐竜が滅んでしまうほど寒冷化してしまうことが実際あるのだろうか?
そんな凄い寒冷化なら、恐竜以外のたいがいの生物も滅んでしまって、地球はコケや微生物ばっかりの星になって、生物の進化をまた一からやらなければなってしまうではないか。
まあ、可能性はあるのかもしれないが、事実は違う。

私たちの祖先は環境の悪化した故郷の星を捨て、巨大宇宙船で地球にやってきた。
降りたところは今でいうメキシコのユカタン半島。
長旅でボロボロになった宇宙船は着陸の際にうまく減速できず、
激突して巨大なクレーターがでてきてしまったらしい。
恐竜は、共生するにはあまりにも脅威だったため、
宇宙船に残された最後のエネルギーを使って駆逐した。
私たちの祖先が故郷の星でエネルギー源として使った鉱物資源が地球には存在しなかったため、以後は原始的生活からやり直さなければならなかっという。
宇宙船を降りた民は地球のあちこちに散らばり、
長い年月を経るうちに、半ば意図的に移民の歴史を忘れ、
地球の固有種として新たな繁栄を築いてきた。
移民の指導者だったグレイ博士の直系の子孫である我が一族を除いては。
そして、今や地球の環境もかなり悪化してきたため、隠密裏に次の移民の準備を始めているのである…。

なんて話を深夜まで酒を飲みながらワヤワヤしてたら、Y女史が
「Gさんて年齢を超越したような雰囲気があると思ってたけど、
 本当は4500歳ぐらいなんですか?」
いや、鋭いところをついているけど、
いくら宇宙人とはいえSF映画じゃないんだから、
個体として4500年も生きられる生命体はいないんだよ。


砂漠の死体泥棒―ロズウェルUFO墜落事件・戦慄の真相ニック レッドファーンマガジンランド
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