太陽光は平行光なはずなのに、天使の梯子は放射状に見えるのはなぜ?
長年不思議に思ってたんだけど、先日長男が「木漏れ日の中で」というタイトルのイラストを描いてきて、光が平行光に描かれてたので、おや、と思ってググってみた。
Wikipediaによると、木漏れ日や天使の梯子は「薄明光線」と言って、本来は平行光なのだとか。
でも、木漏れ日は昼間でも見えるけど、天使の梯子は雲のある薄暗い夕方に見ることが多い。
それは、太陽が真上に近い昼間は太陽光線が強くて平行光しか見えず、天使の梯子は光芒(チンダル現象)の一種なので、光の回折が強くなって放射状に見える、ということらしい。
言われてみると、太陽光は太陽がむっちゃ遠くにあるので平行光(なので木漏れ日は平行光に見えがち)、光源が近いところ(回折の始まる雲から地上)にある夕方は放射状に見える(なので天使の梯子は放射状に見えがち)、ということなんだろうな。
長年の謎はいつまでもほっとくもんじゃないという教訓でした。
※参照:薄明光線