青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

爽春、青葉を泳ぐ。

2023年05月17日 17時00分00秒 | 上毛電気鉄道

(停車場の味@富士山下駅)

上毛電鉄そぞろ歩き。沿線随一の撮影地である、渡良瀬川の鉄橋にほど近い富士山下の駅。駅の裏にある山が「富士山」と呼ばれていて、そこからこの駅は「ふじやました」となっています。駅の裏路地に「ていしゃば」という名前のレストランがあって、丁度お昼時の時刻、多くのお客さんがランチを食べておりました。トレインビューのレストラン、こういう店で豚のショウガ焼き定食とか食べながらのんびり電車を見ていたい。何となくこういうレストラン、平たい皿にご飯が盛られて出てくるイメージがありますよね(笑)。んで、妙に塩とかかけたくなっちゃう奴だ。

西桐生から午後の中央前橋での展示会に向けて回送されるデハ101を狙ってのロケハン。桜並木で有名な桐生球場前の駅に来てみました。今年の桜をどこで撮ろうか・・・と思い立った際に、ここの桜を狙ってみようかなとも思ったんですけど、天気が悪かったんで大落古利根川の桜にしてしまったんだよねえ。駅前の桜の並木道、とうに花の時期は過ぎ去ってはいましたが、それに代わってきれいな桜の青葉がアーチのように公園の道路を覆っています。日差しの強い日だったんだけど、木陰を渡る春風が爽やかで気持ちがいい。

そろそろ西桐生から回送のデハが中央前橋に向かう時間。スジは書かれていないが、30分間隔の並行ダイヤの間に回送列車を走らせるのであれば、交換駅の組み合わせを見てもたぶんここしかない、という時間帯がある。頭の中のダイヤグラムに回送列車の見えないスジを入れ込んで待っていると、おおよその時間通りにデハが回送されて来た。

花過ぎて 樹々は青葉に 至りおり。


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