(山影に沈む@川治温泉~川治湯元間)
午前中に撮影した川治湯元駅手前の第一鬼怒川橋梁。川治ダムの展望台から望む大俯瞰の構図。三年前の秋に訪れた際、素晴らしい紅葉の大パノラマを手中に収めたとてもいい思い出があり期待をしていた場所。しかしながら、秋の日は釣瓶落としとも言いますが、午後のそんな遅い時間ではないものの早くも山影に沈みかけていた。日の短い時期の山間部での撮影、晴れていた方が当然紅葉は映えるのでありますが、そうなるとどうしても本当に狙った光線で撮れる時間は短くなる。割と撮影の際は色々な場所で手数を出して行きたいタイプなので、こういうシチュエーションはいっそのこと曇ってしまった方が楽。
いっそのこと、な川治ダム俯瞰。山の端から差す光線は紅葉の山々には届かず、僅かに橋の天板を照らすのみ。陰と陽のコントラストが違い過ぎるという撮影には極めて難儀する構図となりましたが、列車の通過時間は近付いていていまさら撮影場所を変えるわけにもいかない。どうするかなとない頭を一捻りしてこんな構図。どうせ紅葉の山並みが写らないのであれば、いっそそこは山影に沈めてしまおう。めったに使わない400mmの望遠レンズを三脚に取り付け、スポットライトの中を往く6050系を切り取りました。
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