(私の青空@近鉄富田駅)
日光川で8271レを抑えた後は、永和で撮影した5263レを追います。5263レは塩浜に着くまでに富田で25分、四日市で約30分の停車時間を持つので、8271レを撮影した後でも塩浜線内の追っ掛けが可能なのです。ってな能書きは関西本線のDDマニアには常識も常識でしょうか…。ともあれ蟹江ICから東名阪道を四日市方面に向けて爆走するのですが、今回は近鉄富田の駅にクルマを停めて近鉄電車で塩浜に向かう事にしました。朝の名四国道で霞ヶ浦から四日市にかけての渋滞にハマるのがやきもきしますのでね。待っていた松阪行き急行が、団体専用列車「あおぞらⅡ」とすれ違い。
塩浜に着いたのは5263レ到着の20分前。いっつもクルマだとギリギリに飛び込む感じになるので、やっぱ電車速ええ。ですが、既に塩浜のシンボルであるアーチ橋の上や近鉄の跨線橋、そしてそこかしこに同じような目的の同業者の影がワラワラ…(笑)。アーチ橋の上は金網ゴニョゴニョのポイントであまり好きではないので、定番の塩浜到着正面撃ちの構図で。遠く陽炎の向こうから、ゆっくりと5263レが塩浜に到着です。
積み出し基地のある四日市界隈と、遥か信州・南松本へ鉄路で繋がる長いパイプライン。返空タキとはいえ、無事故で任務を全うしたハンドルを握る機関士さんの顔にもほっとしたような笑みが漏れます。いつもの操車さんに労をねぎらうように迎えられるDF200、それを遠く後ろから眺めているのがDD51。新旧の顔が入り混じった構図も、関西本線の貨物運用の過渡期として後で見れば思い出記録になるんじゃないのかな。
到着後、以前はここで操車さんとのタブレット収受が行われていたんですが…塩浜支線もCTC化が完了したようで、列車無線の授受だけに変わってしまいましたね。
威風堂々とした体躯のDF200。DD51が重連で担当するところを単機牽引してしまうのだからそのパワーはさすが平成生まれのハイテク機関車。DD51が重油を燃焼させてエンジンを稼働させる文字通りの液体式ディーゼル機関車であるのと対照的に、DF200は燃料こそ同じ重油を使っていますが、重油で車体に搭載された発電機を回し、電気の力で駆動する電気式ディーゼル機関車なのです。そのため、音に関してはDD51に比べると圧倒的に静かだな、と感じます。
名泗コンサルタントラッピングの近鉄2610系と。JR貨物の塩浜駅は、見た目で何となく近鉄の線路の一部のような雰囲気がある。塩浜は近鉄も検車区を設置しており側線が多いのでそう見えるのかもしれない。とはいえJRは狭軌単線非電化・近鉄は広軌複線電化とそのレギュレーションがあまりにも違うので、隣り合っていたとしても永遠に交わる事はないのでしょうけど。
DF200の入換風景。この時間の塩浜が、この日一番の青空だったな。相も変わらずたくさんのギャラリーがその機関車の一挙手一投足にレンズを向けていますが、DF初の本州運用ということで注目度の高さは相当なもんだ。紛れもなくこの機関車が、新時代の関西本線の顔となるカマなのでしょうしね。
あいつウワサの転校生。塩浜に、DF200がやって来た。
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