青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

水都大垣、伝統の涼味。

2023年11月03日 17時00分00秒 | 養老鉄道

(元祖金蝶製菓總本家@JR大垣駅前)

養老鉄道の楽しみ。それは近鉄の残党のレトロな電車だったり、「養老焼肉街道」こと薩摩カイコウズ街道の焼肉だったりする訳ですけど、それと並んで大垣駅前の和菓子の名店「金蝶園の水まんじゅう」も、来たからには味わっておきたい水都・大垣の逸品。何年か前にも養老鉄道に親子で乗りに来た時に食べた金蝶園の水まんじゅう。あの時は真夏だったけど、10月までやってたっけ?一応水まんじゅうって夏の食い物だし、外はまだまだ暑いのだけど、どうなのかな。

いつもだったら、駅前通りに面した外売りのカウンターで水を流しながら涼味たっぷりに売るのが金蝶園の水まんじゅうですが、この日は水こそ流れていたものの売り場に人の姿はなし。店内の売り場で尋ねたら、今日はもうこしあんの水まんじゅうしか残っていないとのこと・・・と言うことで、定番の金蝶園の水まんじゅう&冷茶セット。クラッシュアイスに浮かべた水まんじゅう、通常時は赤・緑・茶色の三色のあんの組み合わせになっているのですが、かような都合により今日は阪急マルーン一色。それでも、プルプルとあんこ周りを包む葛粉の吸いつくようなモチモチ感は官能的な食感で、変わらぬ美味しさなのであります。

甘いものを入れて駅に戻ると、午前中は養老南線で運用に入っていたラビットカーが午後は北線の運用に投入されていた。今度は揖斐行き。養老線はスイッチバックの大垣駅を境にバタッと運用は分断されているため、揖斐方面から桑名方面に直通する列車はありません。このスイッチバックで系統分離がされているのって、身近な例で言えば東武野田線における柏なんだけど、一応野田線も柏でスイッチバックして通しで走る列車もあったりはするんですよね。

午前中は撮ったので、ひとまずラビットカーに乗って揖斐方面へ。窓の外を眺めると、西濃のウサギの横を、カンガルーの西濃が通り過ぎて行った。最近、地方の鉄道路線はクマやらシカやらイノシシやらとの衝突が大問題になっていますが、どうやらこの辺り、レールの上を走る動物が多すぎるようです(笑)。


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