青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

ははんがはんちょう

2013年05月18日 23時05分56秒 | 小田急電鉄

(ターフを駆けるVSE@鶴巻温泉~伊勢原間)

今の賃貸に暮らして4年余り、長く住んでいればしょうがない事なのかもしれないが、平成25年度のこの地区の自治会とやらの「班長」なるもののお鉢が回って来た。ジチカイ…そんなモノってのは「親かじいちゃんのやる仕事」だろうと思っていたのだが、30も後半になって来てこんなものやらされるたあ新たな人生の一ページを切り拓くかのような無駄な感慨があるよ(笑)。つか、自治会って夏の盆踊りの準備とか後片付けとかやりつつ、本部席のテントの下に入って蚊取り線香に燻されながら「おつかれさんっす!」とか言われて氷水に漬かった缶ビールと仕出しの弁当とか渡されるようなそんなイメージがありますなあ。そんな自治会の「班長」たる職務に就任するのも、記憶では高校の修学旅行の時以来であります。あの時は最終日の京都の自由行動で「淀」と言う選択肢を取って隠密行動、メインのスワンステークスがディクターガールとトシグリーンで決まったんだよ。んで、帰って即座に友達の鈴木君と府中に並びに行ったんだっけかなあ。大崎昭一ファンの友人と二人で握ったレッツゴーターキンの単勝、アツいぜ。

と言う訳で、本日そんな自治会の会合に初参加して来た。
所詮自治会なんて昔っから住んでいるジモのジジババ連中のヒマつぶしくらいにしか思ってなかったのだが、思いに反して参加人数はほぼ定数、開式の10分前には既に自治会館の畳敷きを埋め尽くす各班の班長。何なんだこの自治意識の高さは(笑)。本日の集中審議テーマは「防災」にて、会場にはプロジェクターが用意され、某大手建設会社で耐震関係の仕事に長年従事していたとのたまう役員の初老の男性がパワーポイントで「そもそも地震とは…」みたいな。ヲイヲイ大学の講義かよ!つーか自治会の集まりでプレートテクトニクスとかマントルの対流を考える必要あるんかい!(笑)。ウェゲナーの大陸移動説とか言葉自体聞いたの20年ぶりくらいだぞ…
聞けばこのオッサン、中越の2回、宮城県内陸、そして東日本と震災系の現場に乗り込んで常にフィールドワークを行って来たらしい。最終的に身近な脅威として神奈川県の活断層の話におよび、国府津神縄とか伊勢原、武山や南下浦断層の話なんかをしてたんだが結構面白かったなあ。自治会の活動として必要なのかには議論があるだろうけど(笑)。結局来週地域の防災訓練をやるから班長さんは班員を集めて避難所の小学校まで連れて来て下さいねはぁと、ってなもんでメガホンとヘルメットを渡される。しかし学校じゃあるまいし日曜日の朝9時に避難訓練だってったっていったい何人が集まると言うのだろうと急激に心は尾崎豊化してしまうのであるが。

そんな自治会参加の報酬は、カンパンでした。
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