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(秩父の街を静々と@影森~御花畑間)
石灰石を満載にしたヲキ車を牽き連ねて、御花畑の駅の手前の坂道を降りて来るデキ102。「だんござか」と呼ばれる坂道の踏切から。秩父夜祭では、この坂道を勇壮に山車が登って行く姿が一番のクライマックスなのだとか。手前の線路は、西武秩父駅の構内と御花畑の駅を結ぶ連絡線。西武線内からの長瀞・三峰口行きの列車は手前の横瀬の駅で4両ずつに分割され、長瀞方面への乗り入れ列車は西武秩父の駅には寄らず直接この連絡線を通って御花畑の駅に直行します。
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桜にはまだまだ遠い秩父路でしたが、私が行った際にはちょうど梅が見頃でした。梅の花を横目に、三ヶ尻の工場を目指す鉱石列車。現在の秩父鉄道では影森からの三輪鉱山の石灰石と、武州原谷で積む叶山鉱山(群馬県)の石灰石と、二つの鉱山から採掘された石灰石を輸送しておりますが、三輪鉱山(武甲山)からの石灰石の方がややクリーム色を帯びているのだとか。
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この「だんござか」の踏切からほど近い場所にあるのが、秩父名物「珍達そば」。秩父名物ってーと「わらじカツ」だとか「豚みそ」だとか「ホルモン」だとかのいわゆるB級グルメが幅を利かせていますが、この「珍達そば」もご興味あればぜひ食べていただきたいご当地ラーメン。豚バラと大量のネギを炒めてしょうゆ味のとろみスープに合わせたのが、細打ちのムニュムニュしたストレート麺にどっさり。香り付けのゴマ油の香りが立っていて、これはメシにも合うラーメンですねえ。ごちそうさまでした。
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