青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

百日紅の丘

2020年08月08日 17時00分00秒 | 小田急電鉄

(夏色満ちる高台に@愛甲石田~伊勢原間)

梅雨が明けたと思ったら、きっぱりと夏らしい風景が続く8月。百日紅の咲く丘から相州の田園地帯を眺めれば、小田急の最新型車両である5000系が走って来ました。未だに「5000系」と言われるとあの小田急顔のアイボリーの電車を思い出してしまいますが、旧5000系が形式消滅したのが平成24年ですからもうそんなに経っちゃったんだなあと。前面の流線型がチャームポイントで、京王の5000系とか東急の2020系とかそこらへんに共通したデザイン。最近の工業製品はどこの会社も固有の特徴というものがなくなり、何となく似たり寄ったりなのは気になりますが、共通化する事によるコストの圧縮が優先される時代なのでしょう。

ちなみにこの新5000系、今後の小田急通勤車の新スタンダードとなる車種と思われますが、このコロナ禍の中で設備投資計画が変更され、新車の投入スピードも鈍化が避けられない様子。先日各鉄道会社の第一四半期の決算が出ていましたが、JR東日本の▲1500億円を筆頭に惨憺たるもので、小田急も▲110億円の損失を計上したそうです。間近で見ていたものとして、あんだけガラガラのロマンスカー走らせてたらしょうがないか・・・ってのもあるんだけど、今年の夏は、暑いだけの夏になってしまいそうだなあ。

コメント (2)
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