青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

極彩色に沈む

2017年04月17日 18時00分00秒 | 中央東線

(桜零れる中を@82レ)

引上線の桜を掘割上から。比較的撮りやすい時間帯に走る午後便貨物の竜王発82レ。83レの折り返しなのでこちらもコキ+タキ貨物になります。この時間になって勝沼の上空は雲が抜け、明るい春の日差しが射しこむようになりました。光が射して零れるような輝きの桜の下を、爽やかなライトブルーのEH200が走り抜けて行きます。


坂下に回り込んで、青苔寺の前から菱沼の築堤を見上げる構図で。ちょーっとまだ山の稜線は陰っているんですが、桃の花が咲き始めた菱沼の築堤を渡るスーパーあずさを。12両編成ではこの築堤は乗り切らないですね。


振り向くと、坂道の下に満開の桜の古木。アスファルトの上をはらはらと転がる花びら。その向こうにピンクに沈む甲府盆地の春の風景が広がっています。実に美しい風景で、ドライブもいいけどツーリングなんかやったら最高やんね。


フルーツ王国山梨。扇状地の斜面には水はけのよさが求められるブドウ、盆地の平坦な部分には桃という土地の使い分けをしている甲府盆地。盆地を埋め尽くす一面の色彩の強さと言ったら!桃の花と鉄道を取り合わせるのは中央本線だと新府の辺りが有名ですけど、まだ1~2週間先のようですね。
コメント
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