（画像：渡り鳥 白い羽休め 小貝川）
正月休みが短かった分をこの三連休で補填するべく今日は動いてみた。
まあスタッドレスも履いていないので関東から抜け出す事は出来ませんけどね。
小貝川の土手に車を止めて辺りをウロウロしていたら、白鳥が優雅にお戯れ中。
白鳥をぼんやり眺めていたら、何となく京都１１Ｒの中継画像（右下）を思い出したりして（笑）。
土手の枯れ草にもうっすらと霜の残る中を、下館行きのレールバスがツィーッと鉄橋を渡って行きました。
と言う訳で、年末に引き続いて撮りものを探しに北関東まで行って来たのだが、今日のターゲットは真岡鉄道のＳＬ。
こんだけ撮っててあまりＳＬと言うものを撮影対象にした事ないから、たまには撮ってみんベーってな感じですね。
真岡で走っているのは、磐西とか秩父とか上越なんかに比べるとうんと小ぶりのチビッ子Ｃ１１。何が違うってのをいちいち説明するのは面倒だが、石炭を積むテンダーが車体と一体になってるのが特徴って事でよろしいでしょうか（笑）。マックスコーヒー（ホット）を飲みながら日向ぼっこしつつまったり待ってたんだけど、今週末は正月最初の運行って事で特別装飾の日章旗付き＆三連休と言う事もあって通過直前にはワラワラと三脚に囲まれてしまう状態。沿線はＳＬと一緒に車が大移動して渋滞が起こるような有様で、ちっともまったりできねえなこりゃ。
つ～か登り勾配だし煙が出るかと思って構図の上を開けて待ってたら絶気の状態で来てしまってちょっとしょんぼり。
煙突の上の湯気みたいなのが余計に悲しいな（笑）。
上がって来た画像を見て、ハクション大魔王のランプみたいに機関車こすってやりたい気分ｗ
機関車はピカピカに磨かれていい感じなんですけどね。
ＳＬの煙がモクモクと出ているのを見るなら、駅の発車シーンが一番迫力があります。追っかけてって市貝駅で捕まえましたが、一番人気と言ってもいい発車シーンではそれこそ小向美奈子の本番マナ板かぶり付きでもこんなに客コネーよ！（まあお下品ｗ）とでも言いたくなるくらい鈴なりの撮り鉄が右往左往して蜂の巣をつついたような騒ぎ。時間がなくて三脚ナシの手持ち300mmで抜いたので傾いているのはご愛嬌。この時の市貝駅の状況は、左側に撮り鉄の塊が見切れてますがここに２０人、自分の後ろに３０人って感じで、たぶん駅から見るとイナバ物置の宣伝みたいになってるんじゃないかと思いますｗ これで集まってる人間がデジカメじゃなくて国旗の小旗を打ち振ってたら出征風景だと思われ…
発車シーンの迫力よりもそんな事ばっかし気になっちゃって、や～ね。
真岡鉄道の沿線にはそれほど風光明媚な場所がある訳でもなく、ほとんどはだだっ広い枯れ野と、色をなくした田んぼと、雑木林が広がるのみ。結構ウロウロ行ったり来たりしたんだけど、めぼしい所も見当たらないので市貝駅から多田羅駅への小さなサミットで三脚を立てた。乾いた冬枯れの雑木林ってのが真岡鉄道らしいっちゃあらしいからなあ。最近雑草の斜面とかやたら登るせいでよく体にオナモミがくっつきますｗ
復路ではすこーし煙を出してくれましたが、空気が乾いているせいかドレーンも煙もすぐ消えて行く感じですね。
最後は下館手前の折本駅で一枚。冬の西日を浴びて、銀輪を踊らせつつ下館へ向けて最後のスパート。ここもギャラリー多数。国道２９４号線に沿っているので、撮り鉄の塊は一般の観光客とおぼしき人たちにも目立つんだろうねえ。人が人を呼ぶ感じで大盛況の中、到着から出発までの一部始終を見守る。私の隣にいたおばちゃんは娘に買ってもらったデジカメを持って駅裏の自宅から撮りに出て来たらしい。ジモっすかｗ
茂木駅に到着後、機回しを終え復路に向けて暫し側線で憩うＣ１１の周りには、常に人の姿があった。
ＳＬに乗って来た人もそうでない人も、やっぱりＳＬと言うのは心躍る存在のようですな。
抱きかかえられてＳＬの元へ歩み寄る親子連れ。石炭の燃える匂いや油の匂い。真っ黒に磨き抜かれた車体。小柄なタンク機なんで迫力と言われればそうでもないですけど、ちょうどランボードの横に台形に付いた出っ張りが「きかんしゃトーマス」を彷彿とさせるようで子供には愛らしいんじゃないのかなと。そう言えば自分も幼稚園の図書室で「きかんしゃトーマス」を毎日のように読んでいたのを思い出したよ。こんなメジャーになる前の話だけど。トーマス、エドワード、ヘンリー、ゴードン、パーシー…結構キャラクターも覚えてるなｗ
自分もこの写真のようになりますかねえ。どうでしょうねえ。
ま、興味すら持ってくれないかもしれないけどさｗ
