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ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集

想定の範囲内:やっぱり「空振り」だったのね・・・・

2006-12-20 | 飲酒運転特集
以前にも紹介した平井堅コンサート「Ken’s Bar」の全車飲酒検問がいよいよ実施されたそうです。

お酒でなく、歌に酔ってください 平井堅さん公演後一斉検問(Yahoo!ニュース-中日新聞)


 【愛知県】名古屋市南区のレインボーホールで19日夜に開かれた人気歌手平井堅さんのコンサートが、観客に酒類を提供するスタイルだったことから、愛知県警は19日、飲酒運転を警戒し、会場の駐車場から帰るすべての車両について飲酒検問を実施した。

 「ケンズ・バー」と銘打ったコンサートは、ビールやウイスキーなど酒類かソフトドリンクが一杯付くスタイル。この日は約7000人が集まり、主催者側は会場に飲酒運転防止を訴えるポスターや看板を多数掲げた。

 平井堅さん自身も冒頭、「お酒ではなく、ぼくの歌に酔ってください」と観客に呼び掛けた。

 会場の外にはパトカー約10台、警察官75人が待機し、ものものしい雰囲気。駐車場から出てくる車を1台ずつ止め、アルコール検知器で酒を飲んでいないか確認した。968台を検問したが、摘発事例はなかった。


警察はこれを「成果」と言うかもしれませんが、はっきりいって「やっぱり無駄足」といった印象しか感じません。お酒を提供といっても、「ワンドリンク」なわけですから、長い時間にわたるコンサートの後であれば、よほどお酒が弱い方で無い限り、コンサートが終わる頃には十分に抜けていることが予想されます。そもそも「検問」なんて手段をとらなくても、駐車場に停めていることは分かっているのですから、駐車場の入り口のところで、運転する人に「自主検査しませんか?」とオファーをすれば十分“犯罪の抑止”に繋がったはずです。(心配であれば、さらに“サンプリング”での検問をすれば牽制効果としても十分です。)

今回の措置は、考えられる「状況」に対して、とった「対策」のバランスに書いているような気がしてなりません。75人分の人件費をかけてまで行うべきものであったのかどうか、また、この「応援」のために手薄になったと考えられる他のエリアでの対応を同考えるべきなのか、決して喜ばしいものではないニュースであると私は考えます。