フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

The hill we climb

2021-01-21 09:21:18 | Weblog
Bidenの就任式は寂しいものだった。不正投票って影が付きまとうからかどうしてもそう見えてしまう。その中でもAmanda Gormanだったっけ22歳の黒人の女性詩人が読んだ「The hill we climb」という詩が良かったね。オイラ達の年代で「the hill 」なんて聞くとサウンドオブミュージックを想像するんだけどと思いながら読んだ。So let leave behind a country better than one we were left with.なんて22「才の子が書けるもんじゃないよなぁ。If only we're brave enough to see it, If only we're brave to be it.
勇気をもって見れば勇気を持ってすれば」と結んでいる。誰もがいい国を作りたいんだよね。まだアメリカは堂々と言えるところがあるから救いがあるのかもしれないね。彼女が主役を食ってしまった感があった。黄色いスーツに赤いヘアバンド(というのかな)だったからそこだけ明るくて。

あの木はあの山に
いまでも
立っている
あそこまで行くのが
なかなか大変だった
急な坂を上り
沢を越え
岩に囲まれた
狭い道を通り抜け
やっとの思いで
登りついた先に
その木があった
そこを過ぎると
頂上はすぐ見える
左側は
険しい崖
木は枯れたままで立っている
ように見えるのだが
根はしっかりしていた
まだまだ
とでも言ってるのかな
まだまだ老いるわけには
いかないか

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

closure

2021-01-20 08:50:08 | Weblog
パリのSaint Michel広場前にあるGibert Jeuneという有名な本屋の旗艦店がコロナのパンデミックのせいで閉鎖されてるってね。本屋までもかと思う。教科書の古本もあって学生たちにも人気の店だったってあのよくテレビやなんかで見るセーヌ川の傍に立ち並ぶ古本屋がある中心地だろう。いわばここら辺のランドマークのような店だったんだろうな。まぁ、開けたところでロックダウンだから人も来ないんだろうけど何だか本屋がなくなるのは淋しいもんだね。コロナだけでなくアマゾンにもやられたとも書いてあったけど。そんな中でコロナが追い打ちと言ったところかな。詳しい事情は分からないけど。

この道路の向こうに旧道が見える
あそこに
万屋があってね
これまで
ここの地域の唯一の店であり
交流の場であり
情報の場でもあったんだ
新しい道が出来た時
その役目は終わった
そしてひっそりと店は閉じられた
新しい道は街までの時間は
短くしたが
ここの住民の距離は
遠くなった
これでいいのかなと
今になって思う
便利さという効率は必要だろうけど
何か大事なものを
失ったような気がして
旧道にあった
閉じられた店を眺めている
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

poo wormery

2021-01-19 09:11:34 | Weblog
公園に行くとNo Dog Foulingの看板。please clean it upと続く。「犬にウンチさせてはダメよ」の看板。そう言われてもなぁ。イギリスなんかじゃ犬のウンチ用のゴミ箱があるのかな。それでも十分じゃないっていう人がいて詳しくは知らないけど犬のウンチを袋に入れるだけで堆肥化するものが出来たって。wormっていうくらいだから犬のウンチを食う虫なんか入れてるのだろうか?まぁその成分でウンチを分解させるというのだろうかそこら辺読み飛ばしてしまってメンドクセーとなってどんな袋か分からないがこれっていいね。畑なんかやってたら一石二鳥だね。と思いながらあのペットショップで売られてる犬を思い浮かべた。オレなんか犬って売り買いするもんじゃねぇと思ってるからあの売り場は何度言っても違和感がある。それにヒボヒボの犬が20万から40万もするんだって。腰抜かしたなぁ。

駅の絵は何度かいても
いいなぁと
思う
放し飼いの犬なんかが
寝そべっていたり
インディオの青年が
暇そうに
汽車を待っていたり
たった一人の駅長が
遠くを見ながら
時間通りかなと
つぶやいて
目を細めたり
そんなことを思いながら
西部に取り残された
駅を描く
本当に汽車は来るんだろうか
と思いながら
遥か彼方から汽笛が
聞こえてくることを
願いながら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

trésors

2021-01-18 09:28:18 | Weblog
エジプトのサッカラーネクロポリスで発見された3000年前の宝物が発表されたってね。宝物と言っても石棺だったり死者の書があるパピルスだったりで考古学的の宝物だけど。歴史を変えるような発見らしいよ。ナントカ王のピラミッドの近くって言ってたけど忘れた。もうすぐ忘れるの。困ったもんだ。何でもその近くに博物館建ててそのお宝を公開してくれるらしい。3000年前のモノは残って出てくるんだけど今のモノは時空を超えて何か残せるものがあるんだろうかとふと考えてしまう。ちょっと前までは俺たちにも残せるものがあると疑ってなかったんだけど冷静になって見ると心細いよなぁ。

Let's kickとばかりに
蹴とばしたいナニカが
あって
蹴とばせたら
スーッとするだろうなという
思いがあって
思いっきり足を蹴り上げてみた
スッキリはしたけど腰がイてェ
足を上げるのも2回は無理だ
と思い知る
蹴りだしたいのは何だ?
とつらつら思い浮かべると
思い当たらない
ナンだもう忘れたのかと
苦笑い
そうだ!蹴りだしたいのは
やっぱり
コロナだよな
withコロナなんて
調子のいいこと言うから
うっかり忘れるとこだった

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

small affirmation of life

2021-01-17 10:09:59 | Weblog
small affirmation of lifeって語句が引っ掛かった。「人生の小さな肯定」と字句のママ訳すんだろうか。ニュージーランドの雑誌業界の話なんだけど大手出版社が辞めて業界は落ち込んだんだって。bauerって言ったかな大手出版社。何ときゃしなきゃってことで地元の企業がその権利を分散して買ってナントカ編集者を引き留めてとかがあってコロナの自粛期間だからジャーナリズムは何かと考えて雑誌をまた発行する話だった。その過程で「人生の小さな肯定」という言葉が出てくるんだ。雑誌はね広告収入に依存してるって言われてたけど雑誌は購買者によって支えられてることが分かったって。だから記事がまともになっていく。ジャーナリズムの復活だ。と言ったかどうかは知らないが生き吹き返してるとのことだった。

小さな肯定って
いい言葉だね
小さな頷きでもいいのかな
まるで
心地よい音楽に
満たされているみたい
寛容さ心のゆとりが
生まれ出来ては零れ落ち
何をクヨクヨ
思いやると
笑ってしまう
どこかで誰でも
うなづくしかないでしょう
生きるって
そういうことだもの
そういうことなのか
そういうことだ
と言い聞かせている
これも
笑ってしまうけど
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

infant and pet dog

2021-01-16 10:22:58 | Weblog
フランスのClermont-Ferrand airportの辺りの掘削現場で2000年前の子供とペットの犬の墓が見つかったってね。ローマ時代のモノだろうかね。当時の特権階級の子供のようで供養物が沢山あったって。花瓶とか玩具とか食べ物とか20点余り。普通なら骨と1点か2点の供養物だそうな。それに犬の首輪が豪華で小さな鐘がついてたって。首のないニワトリなんかは犬の餌なのかな焼いた豚の塊ナンカは子供のためのモノか。当時は大人は火葬だったらしいけど子供はそのまま棺にいれて土葬したらしい。ペットの犬は道連れにされたのかな特権階級ならやりそうなことだねとブツブツ。それにしても2000年の時を経て子供も犬も蘇るなんて思いもしなかっただろうね。まさにここ掘れワンワン。

子供が雪のボールで
キャッチボール
雪を固めて
ボールにして
相手に投げる
受け取ったら
雪は半分に壊れて
またボールを作る
出来たらまた投げての
繰り返し
飽きもせず
キャキャッと
繰り返す
ここにはまるで
時間が永遠にあるようだと
残された時間が
そんなにない自分が
見つめている
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Fatu and Najin

2021-01-15 09:16:17 | Weblog
and then there were tow.という記事が目に留まった。Can northern white rhinos be saved from extinction?「北白サイを絶滅から救えるか」というもんだ。北白サイは現在2頭しかいないんだって。ケニアの動物園だったかな。それも母娘。高齢のナジンと娘のファトゥ。その娘は妊娠できない体らしい。いよいよ切羽詰まったんだが科学の力でなんとか救おうとみんなが立ち上がってBioRescueに呼びかけて資金を募っての活動をしてた矢先コロナパンデミックで活動が停滞したがなんとかイタリアの研究所に卵細胞3個を送ることが出来たと。そこにはオスのサイの精子が凍結されてあるということで人工授精を行えるそうだ。幹細胞の技術でどうのこうのとも書いてあったけど何のことか分からない。こんだけサイが減ったのは殆ど密猟と内戦だって。サイは漢方薬の原料になるんだって、ということは「あの国」がお買い上げかいな。ここでもヤツラかと憤慨。動物の滅亡は人類の滅亡に繋がっているんだから見過ごせない事案であるんだ。なんとか北白サイを救えたら人間の未来も少しは明るくなるだろう。

老人二人
二人並んで腰かけて
ただ座ってる
幼馴染かな
だろうな
そんな雰囲気だ
寒いのにわざわざ外でと
思うけど
ここが心地いいのだろう
「俺たちもサイみたいなもんだな」
なんて話してるのかな
「絶滅危惧種クソ爺ーンズだからなぁ」
「みんな逝っちまったからなぁ」
「残り二人かいな」
「ぼちぼちいこか」
「ほなサイなら」



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

UFOfiles

2021-01-14 09:22:01 | Weblog
The Truth is out there.とCIAがUFOファイルを公開するというが見て分かるんでしょうかね。一般の噂の知識しかない我々が。でも興味はありますね。地球外生命体ですか。不可思議な現象はロシアとかアメリカとかヨーロッパや中国でも起こってますからね。日本でもufoを見たという話は多いですからね。まぁこの手の話は結論を出さないというのが暗黙のルールですからファイルも結局は何やら分からずじまいなんでしょうね。CIAにしろペンタゴンにしろ彼らが恐れているのは地球外生命体ではなく他国の軍事技術の進歩なんですからそれが瞬間移動ができる軍用機であったならばと悩んでいるだけだからUFOなんか上の空でしょうね。それでもファイルは気になりますね。ミーハーですから。

コロナ前から人を見かけない村で
マスクしてロングディスタンスなんて
笑っちまうけど
村で一軒しかない店に寄ったら
マスク着用と手の消毒の
貼り紙
なんだこれと声かけると
大声出すなって
こりゃ地声だというと
大きな声で静かにしろという
何だかんだと言い合ってるうちに
マスク外して
おしゃべり三昧
ああ気が済んだと金払って
外に出れば
相変わらず人っ子一人
いやしねぇ
帰り道
誰にも会わず
とぼとぼと坂を上る
ufoでも飛んで来い
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

次世代へ

2021-01-13 09:33:41 | Weblog
大根を煮てた。ゴトゴトと。いい塩梅になってきたのであと2分で火を止めようと思いながら昼間に送られて来た「京都新聞」を手に取った。2分が5分になり5分が10分になり気づいた時には大根は完全に焦げ付いていた。あ~あやっちまったなぁと思ったが新聞が面白かったので気にもならなかった。

その新聞がこれ
「次世代へ、美しい日本を」
という元旦の特集だ
友達がね
「僕も載ってるから見てぇな」
と送ってきたものだ
これがあいつの普通かと思うと
隔世の感あり
どこそこで犬の子が生まれたとか
アヒルのようなトマトが取れたとか
タウン誌のような新聞を
毎日見せられてる者にとってはと
活字を追う
みんなコロナ後の社会の価値観的変化を
言ってるのだが環境問題は避けて通れない
次世代へ残す美しい日本とは
京のはんなりとしたしたたかな感性に
救いがあるような気がした
あいつ
自分のところに付箋貼りやがって
何が美しいんだと笑ってしまった

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

heureux

2021-01-12 08:58:40 | Weblog
昨日は24歳位で亡くなった愛猫の2周忌だった。24歳くらいというのは捨て猫で動物愛護活動をしてるの人の家に飼われていたからだ。この猫がウチに来るまでは犬を飼ってたんだけどその犬が亡くなって1ヶ月してからかな。ある日起きたらこの猫がオレの布団で一緒に寝てた。どこの猫かと思いながら居候させてたら動物愛護の人に出会うとカクカクしかじかだからその猫を飼ってくれという。その日からこの猫はウチの猫になった。メスで年は分からない5~6年位はそこにいたと言ってたっけ。ウチで18年近く一緒にいたものなぁ。それまで猫なんて飼ったことがなかったから最初の頃は引っかかれて大変だった。手の甲なんかスダレみたいになってた。昼間は外に行って夜帰ってくる奴だった。避妊手術と予防接種みたいなものは全部済んでると言ってたからただ飼えばよかったからラクといえばラクだった。戸を開けるのが上手でスズメを獲るのも上手だった。ノミ避けの薬はやらないといけなかったけど他は病気もせずに元気だったよ。気が合うというのかな帰るといつも猫が迎えてくれた。

名前はHeureuxウルー
フランス語で幸せって意味だ
お前は拾われて幸せ
オレはお前と出会って
幸せと思って
この名をつけた
オスと違って
縄張りはそんなに広くなく
家の周りで日向ぼっこしては
夕方帰って来てた
オレの膝に乗って寝るのが
好きだったね
オレはオレでグルーミングを
いつもしてやってた
思い出すなぁ
ウルーと話した日々のこと
いつのまにか猫語が
わかるようになっていたのに
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする